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公開番号2024090999
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207244
出願日2022-12-23
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06V 40/16 20220101AFI20240627BHJP(計算;計数)
要約【課題】生体情報の属性の偏りや差異がある場合にも、一方の生体情報と他方の生体情報とに基づくスコアを安定して補正するための情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】生体認証装置、入力装置、映像出力装置、生体認証装置及びネットワークを介して生体認証装置と通信可能に接続されている生体情報センサと入退管理装置を有する生体認証システムにおいて、生体認証装置は、第1生体情報の特徴量と、第2生体情報の特徴量と、第1生体情報の属性と、に少なくとも基づいて補正係数を取得する算出部206と、第1生体情報の特徴量と第2生体情報の特徴量とに基づいてスコアを求め、求めたスコアを補正係数を用いて補正する補正部207と、補正された補正スコアに基づいて認証を行う認証部208と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1生体情報と、第2生体情報と、を取得する第1取得手段と、
前記第1生体情報の特徴量と、前記第2生体情報の特徴量と、前記第1生体情報の属性と、に少なくとも基づいて補正係数を取得する第2取得手段と、
前記第1生体情報の特徴量と前記第2生体情報の特徴量とに基づいてスコアを求め、該求めたスコアを前記補正係数を用いて補正する補正手段と、
前記補正手段により補正された補正スコアに基づいて認証を行う認証手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1取得手段は、
人物を撮像することで得られる撮像画像を前記第1生体情報として取得し、
前記人物の情報と対応付けて予め登録されている該人物の顔画像を前記第2生体情報として取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記第2取得手段は、
前記第1生体情報の特徴量と、複数の属性のそれぞれについて予め収集した参照特徴量群のうち前記第2生体情報の属性に対応する第1参照特徴量群と、に基づいて第1補正係数を求め、
前記第2生体情報の特徴量と、複数の属性のそれぞれについて予め収集した参照特徴量群のうち前記第1生体情報の属性に対応する第2参照特徴量群と、に基づいて第2補正係数を求める
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1取得手段は、
人物を撮像することで得られる撮像画像を前記第1生体情報として取得し、
予め登録されている複数の顔画像を前記第2生体情報として取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第2取得手段は、
複数の属性のそれぞれについて予め収集した参照特徴量群のうち前記第1生体情報の属性に対応する第1参照特徴量群と前記第2生体情報の特徴量とに基づいて第1補正係数を求め、
前記第1生体情報の特徴量と前記第2生体情報の特徴量とに基づいて第2補正係数を求める
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第2取得手段は、
前記第2生体情報の特徴量に基づいて、前記第1生体情報の属性に対応する第1補正係数を求め、
前記第1生体情報の特徴量と前記第2生体情報の特徴量とに基づいて第2補正係数を求める
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記第2取得手段は、前記第1生体情報の特徴量から該第1生体情報に対応する属性を推定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記補正手段は、前記スコアを前記第1補正係数と前記第2補正係数とを用いて補正することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記補正手段は、前記第1補正係数と前記第2補正係数とのスケール差を埋めるためのパラメータを用いて前記スコアを補正することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記属性は、人種、性別、年齢、顔の向き、表情、照明条件、装着物の有無を含む情報に関する偏りの傾向であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、認証技術に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
1対1の生体認証では、2つの生体情報を比較し、類似度などに基づいて照合スコアを算出し、該2つの生体情報に対応する人物が同一人物か否かを判定する。1対Nの生体認証では、与えられた1つの生体情報を事前に登録されたN人の登録人物の生体情報と比較し、該1つの生体情報に対応する人物が該N人の登録人物のいずれと一致するか、あるいはいずれの登録人物とも一致しないかを判定する。生体認証を高精度に行うためには、本人の特徴量ペアに対して高い照合スコアを出力し、他人の特徴量ペアに対して低い照合スコアを出力すること、さらにそれらのスコアが一定の範囲で収まってバラつきが少ないことが求められる。しかし一般に顔認証などの生体認証においては、生体情報の取得時の状況(照明条件や顔向きなど)による影響で、照合スコアがバラつきやすい。
【0003】
この問題に対し、照合スコアを補正して精度を向上させる手法が開示されている。例えば特許文献1や非特許文献1では、登録人物以外に複数の非登録人物の特徴量を参照用の特徴量として保持する。照合時には、この参照用の特徴量群とも照合を行い、これらの照合スコアの分布や密度を用いて、登録人物との照合スコアを補正する。これにより照合スコアのバラつきを抑制し、本人拒否や他人受入を抑制できるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第06962458号
【非特許文献】
【0005】
Liu, Jiaheng, et al. “Inter-class discrepancy alignment for face recognition.” arXiv preprint arXiv:2103.01559 (2021).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら先行技術では、「照合人物の属性が参照用の人物と大きく異なる。」、「1対N認証において、登録人物が特定の属性に偏っている。」のようなケースでうまく機能しないことがある。本発明では、生体情報の属性の偏りや差異がある場合にも、一方の生体情報と他方の生体情報とに基づくスコアを安定して補正するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一様態は、第1生体情報と、第2生体情報と、を取得する第1取得手段と、前記第1生体情報の特徴量と、前記第2生体情報の特徴量と、前記第1生体情報の属性と、に少なくとも基づいて補正係数を取得する第2取得手段と、前記第1生体情報の特徴量と前記第2生体情報の特徴量とに基づいてスコアを求め、該求めたスコアを前記補正係数を用いて補正する補正手段と、前記補正手段により補正された補正スコアに基づいて認証を行う認証手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の構成によれば、生体情報の属性の偏りや差異がある場合にも、一方の生体情報と他方の生体情報とに基づくスコアを安定して補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
生体認証システムの構成例を示すブロック図。
生体認証装置101の機能構成例を示すブロック図。
生体認証装置101の動作のフローチャート。
(a),(b)はそれぞれ(式2)、(式3)の過程を模式的に表した図。
生体認証装置101の機能構成例を示すブロック図。
登録補正係数C

を生成して保持部501に登録するために生体認証装置101が行う処理のフローチャート。
生体情報センサ105が生体情報を取得した人物がゲートの通過を許可されたN人の人物のいずれかに該当するのか否かを判定するために生体認証装置101が行う処理のフローチャート。
登録補正係数C

を生成して保持部501に登録するために生体認証装置101が行う処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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