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公開番号2024087537
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202419
出願日2022-12-19
発明の名称キャップ及び計量機能付き容器
出願人東洋製罐株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 41/26 20060101AFI20240624BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】容器内に収容された内容物の一定量の計量及び取り出しを容易に実行可能なキャップ及び計量機能付き容器を提供すること。
【解決手段】キャップ20は、一端に取入口21を有すると共に他端に取出口22を有する直管状の計量筒25を備え、計量筒25は、最大容量の内容物が収容された容器10を倒立状態としたときに取入口21の開口端面が容器10内の内容物上面より上方に突出するように設定された長さを有し、取出口22を閉塞した状態で、倒立状態の容器10に対しスライドさせることで内容物を内部に流入させ、内容物をすりきりで充填することにより内容物の一定量を計量可能となるように構成される。計量機能付き容器10は、上記のキャップ20を備えてなる。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
容器内に収容された内容物の一定量を計量して取り出すことが可能に構成されたキャップであって、
一端に取入口を有すると共に他端に取出口を有する直管状の計量筒を備え、
前記計量筒は、正立状態で上方に開口する開口部を有する容器に対しシール性を確保した状態で軸方向に移動可能に挿入されるように構成され、最大容量の内容物が収容された前記容器を倒立状態としたときに前記取入口の開口端面が前記容器内の内容物上面より上方に突出するように設定された長さを有し、
前記計量筒は、前記取出口を閉塞した状態で、倒立状態とした前記容器に対しスライドさせることで前記内容物を内部に流入させ、前記内容物をすりきりで充填することにより前記内容物を計量可能に構成されていることを特徴とするキャップ。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記容器の開口部を開閉可能に閉塞する第1蓋部をさらに備え、
前記第1蓋部は、前記計量筒の取入口が前記容器内の内容物上面より上方に位置される状態で前記計量筒を固定可能となるように、前記容器の開口部に対し着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
【請求項3】
前記第1蓋部は、前記計量筒と一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のキャップ。
【請求項4】
前記第1蓋部は、前記計量筒が軸方向に移動可能に挿嵌されるように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のキャップ。
【請求項5】
前記計量筒の取出口を開閉可能に閉塞する第2蓋部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
【請求項6】
正立状態で上方に開口する開口部を有する容器本体と、前記容器本体の開口部を開閉可能に閉塞するキャップとを備え、
前記キャップが請求項1に記載のキャップよりなることを特徴とする計量機能付き容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器内に収容された内容物の一定量を計量して取り出すためのキャップ及び計量機能付き容器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、例えば米や麦、豆などの穀物類の保存方法として、品質劣化防止や防虫のため、このような穀物類を密閉容器に入れて冷蔵庫内で冷蔵保存する方法が知られており、例えば、少量を小分けに保存できる点や、空気に触れにくくすることができる点などの理由から、使用済みペットボトルが密閉容器として好適に利用される。このような保存方法では、穀物類を必要時に必要量だけを取り出して使用することが可能である。
【0003】
而して、例えば米を保存する場合には、密閉容器内の米を計量カップなどで正確に計量して取り出すことが必要となるが、取り出し時に米をこぼしやすい、といった問題があった。
このような問題に対して、取り出し時に所望の量を計れる計量カップ兼用とした漏斗や、必要量だけを計量して取り出せるようにした器具なども提案されているが(例えば特許文献1参照。)、計量方法が煩雑であると共に保存に際して器具をペットボトルに装着したままの状態にする必要があるといった問題がある。
【0004】
一方、粉体、粒体、液体などの流動性をもつ内容物の一定量を計量して取り出す計量容器として種々の構成のものが提案されている(例えば特許文献2参照。)。
例えば特許文献2には、容器本体に外側計量管を立設し、キャップ本体に内側計量管を垂設して外側計量管に挿入し、下端近傍に設けたスリットから内容物の粉体または粒体をスリットの高さに応じた一定量だけ内側計量管に取込み、内側計量管の頂部の開口から取り込まれた一定量の内容物を振り出せるとした粉体または粒体用の振り出し容器が開示されている。
【0005】
しかしながら、特許文献2に開示された計量容器は、容器本体とキャップの両方に特殊な構造が必要とされるため、それぞれ専用に設計された計量容器となり、手間もコストもかかるという問題がある。
また、内容物を外側計量管のスリットと内側計量管のスリットの重なり部分から内側計量管内に流入させることで計量する構造上の理由から、十分に高い計量精度が得られないという問題点がある。
【0006】
このように、特許文献2に開示された構造を、ペットボトルなどの密閉容器に保存された内容物の計量に適用することは困難であるのが実情である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第3494364号公報
特開2007-84107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上述の問題点を解決するものであり、容器内に収容された内容物の一定量の計量及び取り出しを容易に実行可能なキャップ及び計量機能付き容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のキャップは、容器内に収容された内容物の一定量を計量して取り出すことが可能に構成されたキャップであって、一端に取入口を有すると共に他端に取出口を有する直管状の計量筒を備え、前記計量筒は、正立状態で上方に開口する開口部を有する容器に対しシール性を確保した状態で軸方向に移動可能に挿入されるように構成され、最大容量の内容物が収容された前記容器を倒立状態としたときに前記取入口の開口端面が前記容器内の内容物上面より上方に突出するように設定された長さを有し、前記計量筒を、前記取出口を閉塞した状態で、倒立状態とした前記容器に対しスライドさせることで前記内容物を内部に流入させ、前記内容物をすりきりで充填することにより前記内容物を計量可能となるように構成することにより、上記課題を解決するものである。
【0010】
また、本発明の計量機能付き容器は、正立状態で上方に開口する開口部を有する容器本体と、前記容器本体の開口部を開閉可能に閉塞するキャップとを備え、キャップとして上記のキャップを備えた構成とすることにより、上記課題を解決するものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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