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公開番号2024086337
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201415
出願日2022-12-16
発明の名称容器
出願人エビス株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B65D 43/26 20060101AFI20240620BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】開封に要する力が軽減され且つ意図しない開封が抑制された容器を提供する。
【解決手段】本発明に係る容器は、容器本体と蓋体とを備える。容器本体は、上縁部から外方に延在し且つ下方に傾斜する傾斜部を有する。蓋体の縁部には、上下方向に直交する横方向に沿って延びる回転中心を有するヒンジ部が設けられる。蓋体には、蓋体が容器本体を密閉することを許容する第1位置と、蓋体と容器本体との間に隙間を形成する第2位置との間で回動可能な回動部が、ヒンジ部を介して接続される。回動部は、下向きの突起部と、突起部よりも外方の外方部とを有する。容器は、傾斜部が支持されるときには、外方部に加わる下向きの外力により、回動部が第1位置から第2位置へ回動し、傾斜部が支持されないときには、前記の外力が突起部を介して傾斜部に作用して、傾斜部が下方に撓み、回動部の回動が阻害されるように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上部に設けられた開口と、前記開口を画定する上縁部の少なくとも一部から外方に延在し且つ外方に向かって下方に傾斜する傾斜部とを有する容器本体と、
前記容器本体を密閉するように前記容器本体に取り付け可能である一方で、前記容器本体から取り外し可能である蓋体と、
前記蓋体の縁部に設けられ、上下方向に直交する横方向に沿って延びる回転中心を有するヒンジ部と、
前記ヒンジ部を介して前記蓋体に接続され、前記蓋体が前記容器本体を密閉することを許容する第1位置と、前記蓋体と前記容器本体との間に隙間を形成する第2位置との間を、前記ヒンジ部の前記回転中心を中心にして回動可能な回動部と、
を備え、
前記回動部には、下方に突出し、前記第1位置及び前記第1位置と前記第2位置との間で前記傾斜部に接触する突起部が設けられ、
前記回動部は、前記突起部よりも外方の部分である外方部を有し、
前記容器本体が前記蓋体によって密閉された密閉状態において、前記傾斜部が下方から支持されるときには、前記外方部に加わる下向きの外力により、前記回動部が前記第1位置から前記第2位置へ回動し、前記傾斜部が下方から支持されないときには、前記外方部に加わる下向きの外力が前記突起部を介して前記傾斜部に作用して、前記傾斜部が下方に撓み、前記回動部の前記第1位置から前記第2位置への回動が阻害されるように構成されている、容器。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記傾斜部は、
前記上縁部から外方に延在する第1傾斜部分と、
前記上縁部から外方に延在し、前記上縁部に沿って前記第1傾斜部分の両端部に連続する2つの第2傾斜部分と、
を有し、
前記第1傾斜部分は、前記上下方向及び前記横方向の両方に直交する直交方向に沿って外方に向かうに従って下方に傾斜し、
前記第2傾斜部分は、前記上下方向に直交し且つ前記直交方向に交差する方向に沿って外方に向かうに従って下方に傾斜している、
請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記回動部は、前記第1位置において、前記上下方向及び前記横方向の両方に直交する直交方向に沿って外方に向かうに従って上方に傾斜している、
請求項1又は2に記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の容器としては、例えば、特許文献1に記載の容器が知られている。特許文献1に記載の容器は、開口が設けられた容器本体と、当該容器本体を密閉可能な蓋とを備える。容器本体の上縁部には、上向きに窪んだ凹溝を形成するフランジが設けられている。当該フランジの周縁部には、フィルムヒンジを介して開閉板が接続されている。開閉板は、容器の密閉状態において下方に延在している。
【0003】
蓋の周縁部には、容器の密閉状態において容器本体のフランジが挿入される凹状のフランジが設けられている。当該フランジには、下方に延在する蓋延長部が接続されている。蓋延長部は、密閉状態の容器において、容器本体の開閉板の外壁に接触している。開閉板が上方且つ容器本体から離れる向きに回動すると、前記の接触を介して蓋が持ち上げられ、容器が開封される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-193132号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の容器には、開封に要する力が軽減され且つ意図しない開封が抑制された容器を提供するという観点で未だ改善の余地がある。
【0006】
したがって、本発明の目的は、前記課題を解決することにあって、開封に要する力が軽減され且つ意図しない開封が抑制された容器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る容器は、
上部に設けられた開口と、前記開口を画定する上縁部の少なくとも一部から外方に延在し且つ外方に向かって下方に傾斜する傾斜部とを有する容器本体と、
前記容器本体を密閉するように前記容器本体に取り付け可能である一方で、前記容器本体から取り外し可能である蓋体と、
前記蓋体の縁部に設けられ、上下方向に直交する横方向に沿って延びる回転中心を有するヒンジ部と、
前記ヒンジ部を介して前記蓋体に接続され、前記蓋体が前記容器本体を密閉することを許容する第1位置と、前記蓋体と前記容器本体との間に隙間を形成する第2位置との間を、前記ヒンジ部の前記回転中心を中心にして回動可能な回動部と、
を備え、
前記回動部には、下方に突出し、前記第1位置及び前記第1位置と前記第2位置との間で前記傾斜部に接触する突起部が設けられ、
前記回動部は、前記突起部よりも外方の部分である外方部を有し、
前記容器本体が前記蓋体によって密閉された密閉状態において、前記傾斜部が下方から支持されるときには、前記外方部に加わる下向きの外力により、前記回動部が前記第1位置から前記第2位置へ回動し、前記傾斜部が下方から支持されないときには、前記外方部に加わる下向きの外力が前記突起部を介して前記傾斜部に作用して、前記傾斜部が下方に撓み、前記回動部の前記第1位置から前記第2位置への回動が阻害されるように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、開封に要する力が軽減され且つ意図しない開封が抑制された容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る容器の分解斜視図である。
図1の容器の密閉状態における平面図である。
図2の容器のIII-III線断面図である。
図3におけるZ1領域の拡大断面図である。
図4に対応する拡大断面図であって、容器の開放状態を示す図である。
図4に対応する拡大断面図であって、第1位置から第2位置へ回動中のフラップを示す図である。
図4に対応する拡大断面図であって、傾斜部が撓んだ状態を示す図である。
図1の容器の変形例を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<本発明の基礎となった知見>
本発明者は、開封に要する力が軽減され且つ意図しない開封が抑制された容器を提供するために鋭意検討した結果、以下の知見を得た。
(【0011】以降は省略されています)

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