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公開番号2024085484
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022199998
出願日2022-12-15
発明の名称冷感剤
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類C09K 3/00 20060101AFI20240620BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】冷感作用が長時間にわたって実感されやすい冷感剤に関する。
【解決手段】冷感剤は、皮膚又は粘膜に対して冷感を付与する。上記冷感剤は、室温において相溶して液体を構成する第1化合物及び第2化合物を含む。上記第1化合物及び上記第2化合物は、相互に異なる揮発性を有し、かついずれも単体では室温において固体である。上記第1化合物及び上記第2化合物の少なくとも一方が冷感作用を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
皮膚又は粘膜に対して冷感を付与する冷感剤であって、
室温において相溶して液体を構成する第1化合物及び第2化合物を含み、
前記第1化合物及び前記第2化合物は、相互に異なる揮発性を有し、かついずれも単体では室温において固体であり、
前記第1化合物及び前記第2化合物の少なくとも一方が冷感作用を有する
冷感剤。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記第1化合物及び前記第2化合物のうち冷感作用が強い一方が、他方に比べて揮発性が低い
請求項1に記載の冷感剤。
【請求項3】
前記第1化合物は、シクロヘキシル誘導体又はシクロヘキサノール誘導体であり、
前記第2化合物は、前記第1化合物に対する凝固点降下作用を有し、
前記第2化合物に対する前記第1化合物の重量比が1.5以上3.0以下である
請求項1又は2に記載の冷感剤。
【請求項4】
前記第1化合物がメントールであり、
前記第2化合物がカンファー又はチモールである
請求項3に記載の冷感剤。
【請求項5】
前記液体に溶解した第3化合物をさらに含み、
前記第3化合物は、揮発性及び冷感作用を有し、かつ単体では室温において固体である
請求項3又は4に記載の冷感剤。
【請求項6】
前記第3化合物は、前記第1化合物とは異なるシクロヘキシル誘導体又はシクロヘキサノール誘導体である
請求項5に記載の冷感剤。
【請求項7】
前記第3化合物は、乳酸メンチルである
請求項6に記載の冷感剤。
【請求項8】
皮膚又は粘膜に接触した状態で使用される吸収性物品であって、
皮膚又は粘膜に対して冷感を付与する冷感剤を含み、
前記冷感剤は、室温において相溶して液体を構成する第1化合物及び第2化合物を含み、
前記第1化合物及び前記第2化合物は、相互に異なる揮発性を有し、かついずれも単体では室温において固体であり、
前記第1化合物及び前記第2化合物の少なくとも一方が冷感作用を有する
吸収性物品。
【請求項9】
皮膚又は粘膜に接触した状態で使用される吸収性物品が個別包装された包装体であって、
皮膚又は粘膜に対して冷感を付与する冷感剤を含む吸収性物品と、前記吸収性物品を包装する包装シートと、を具備し、
前記冷感剤は、冷感作用及び揮発性を有する冷感成分を含み、
前記包装シートの開封から前記冷感成分の揮発が実質的に生じなくなるまでの間に、前記冷感成分の揮発速度がその前後の期間よりも低くなる揮発抑制期間が存在する
包装体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品等に利用可能な冷感剤に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
生理用ナプキン、パンティライナー等の吸収性物品の着用時において、不感蒸泄や発汗などにより、着用者がムレなどに起因する不快感を覚えることがある。これに対し、冷感剤を含む吸収性物品が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。これらの吸収性物品では、冷感剤による冷感作用によって着用者の不快感を和らげることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-234031号公報
特開2010-234028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の冷感剤を含む吸収性物品における冷感作用は、通常、開封直後に最も強く、その後は徐々に弱まる一方となる。このため、このような吸収性物品では、冷感作用が長続きしない上に、時間の経過に伴う冷感作用の連続的な弱まりによって馴化が促されることで実際に着用者が冷感作用を実感できる時間はさらに短くなる。
【0005】
本発明は、冷感作用が長時間にわたって実感されやすい冷感剤に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係る冷感剤は、皮膚又は粘膜に対して冷感を付与する。
上記冷感剤は、室温において相溶して液体を構成する第1化合物及び第2化合物を含む。
上記第1化合物及び上記第2化合物は、相互に異なる揮発性を有し、かついずれも単体では室温において固体である。
上記第1化合物及び上記第2化合物の少なくとも一方が冷感作用を有する。
【0007】
本発明の一形態に係る吸収性物品は、皮膚又は粘膜に接触した状態で使用される。
上記吸収性物品は、皮膚又は粘膜に対して冷感を付与する冷感剤を含む。
上記冷感剤は、室温において相溶して液体を構成する第1化合物及び第2化合物を含む。
上記第1化合物及び上記第2化合物は、相互に異なる揮発性を有し、かついずれも単体では室温において固体である。
上記第1化合物及び上記第2化合物の少なくとも一方が冷感作用を有する。
【0008】
本発明の一形態に係る包装体では、皮膚又は粘膜に接触した状態で使用される吸収性物品が個別包装されている。
上記包装体は、皮膚又は粘膜に対して冷感を付与する冷感剤を含む吸収性物品と、上記吸収性物品を包装する包装シートと、を具備する。
上記冷感剤は、冷感作用及び揮発性を有する冷感成分を含む。
上記包装シートの開封から上記冷感成分の揮発が実質的に生じなくなるまでの間に、上記冷感成分の揮発速度がその前後の期間よりも低くなる揮発抑制期間が存在する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の吸収性物品によれば、冷感剤による冷感作用が長時間にわたって実感されやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る吸収性物品の平面図である。
図1をII-II線で切断した断面を示す、上記吸収性物品の断面図である。
上記吸収性物品を包装した包装体の平面図である。
図3をIV-IV線で切断した断面を示す、上記包装体の断面図である。
上記包装体の包装シートの部分断面図である。
上記包装体の折り畳む前の状態を示す平面図である。
上記包装体に含まれる冷感剤における冷感成分の揮発量の時間変化を模式的に示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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