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公開番号2024079643
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2023201498
出願日2023-11-29
発明の名称茶飲料
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A23F 3/16 20060101AFI20240604BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】クロロゲン酸類とルチンを含有する茶飲料でありながら、クロロゲン酸類由来の収斂味が抑制され、かつ、茶飲料本来の鼻抜け香が感じられる茶飲料の提供。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C);
(A)クロロゲン酸類 0.010~0.60質量%
(B)Leu-Pro、及びcyclo(Leu-Pro)から選ばれる1種以上
(C)ルチン
を含有し、成分(A)と成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.020×10-4以上125×10-4以下である茶飲料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)、(B)及び(C);
(A)クロロゲン酸類 0.010~0.60質量%
(B)Leu-Pro、及びcyclo(Leu-Pro)から選ばれる1種以上
(C)ルチン
を含有し、成分(A)と成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.020×10
-4
以上125×10
-4
以下である茶飲料。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
成分(B)の含有量が0.0025×10
-4
~15×10
-4
質量%である請求項1記載の茶飲料。
【請求項3】
20℃におけるpHが5.0~7.5である請求項1又は2記載の茶飲料。
【請求項4】
液体を用いて希釈溶解或いは抽出したときに、請求項1~3のいずれか1項記載の茶飲料となる茶飲料用組成物。
【請求項5】
次の成分(A)、(B)及び(C);
(A)クロロゲン酸類
(B)Leu-Pro、及びcyclo(Leu-Pro)から選ばれる1種以上
(C)ルチン
を含有し、成分(A)と成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.020×10
-4
以上125×10
-4
以下であり、飲用時の成分(A)の濃度が0.010~0.60質量%である茶飲料用組成物。
【請求項6】
0.010~0.60質量%の(A)クロロゲン酸類と、(B)Leu-Pro、及びcyclo(Leu-Pro)から選ばれる1種以上と、(C)ルチンとを、成分(A)と成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.020×10
-4
以上125×10
-4
以下となる割合で共存させる、茶飲料の風味改善方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、茶飲料及び茶飲料用組成物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
クロロゲン酸類は、ポリフェノールの一種であり、抗酸化作用や血圧降下作用、内臓脂肪低減作用等の生理作用を有することが報告されている(例えば、特許文献1及び2)。クロロゲン酸類を多く含む素材としてコーヒー豆が知られており、クロロゲン酸類を含有するコーヒー飲料は広く愛飲されている。
【0003】
一方、ルチンは、クエルセチンの3位の酸素にβ-ルチノースが結合したフラボノール配糖体の一種であり、毛細血管を強化する作用や抗酸化作用等の生理作用を有することが知られている。ルチンは、広く植物中に存在し、緑茶や紅茶、ハーブティー、そば茶等の茶飲料に含まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-87977号公報
特開2008-88187号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者は、クロロゲン酸類とルチンそれぞれの生理機能を同時に享受すべく、クロロゲン酸類とルチンを含む茶飲料の開発を試みたところ、ルチン含有茶飲料にクロロゲン酸類を配合すると、クロロゲン酸類由来の独特の収斂味が生じ、また、茶飲料本来の鼻抜け香が感じにくくなり飲料の嗜好性が低下することが判明した。
ここで、本明細書において「収斂味」とは舌を刺激するような渋味をいい、「鼻抜け香」とは口に含んだときに喉から鼻に抜けて感じる香りをいう。
【0006】
よって、本発明は、クロロゲン酸類とルチンを含有する茶飲料でありながら、クロロゲン酸類由来の収斂味が抑制され、かつ、茶飲料本来の鼻抜け香が感じられる茶飲料を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、クロロゲン酸類とルチンを含む茶飲料を開発すべく鋭意検討したところ、所定のジペプチドを、クロロゲン酸類に対して特定の量比で含有させることで、驚くべきことに、クロロゲン酸類を含有しながらもクロロゲン酸類由来の収斂味を抑制できること、かつ、茶飲料の鼻抜け香が増強されることを見出した。
【0008】
すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C);
(A)クロロゲン酸類 0.010~0.60質量%
(B)Leu-Pro、及びcyclo(Leu-Pro)から選ばれる1種以上
(C)ルチン
を含有し、成分(A)と成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.020×10
-4
以上125×10
-4
以下である茶飲料を提供するものである。
また、本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C);
(A)クロロゲン酸類
(B)Leu-Pro、及びcyclo(Leu-Pro)から選ばれる1種以上
(C)ルチン
を含有し、成分(A)と成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.020×10
-4
以上125×10
-4
以下であり、飲用時の成分(A)の濃度が0.010~0.60質量%である茶飲料用組成物を提供するものである。
また、本発明は、0.010~0.60質量%の(A)クロロゲン酸類と、(B)Leu-Pro、及びcyclo(Leu-Pro)から選ばれる1種以上と、(C)ルチンとを、成分(A)と成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.020×10
-4
以上125×10
-4
以下となる割合で共存させる、茶飲料の風味改善方法を提供するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、クロロゲン酸類とルチンを含有する茶飲料でありながら、クロロゲン酸類由来の収斂味が抑制されて、かつ、茶飲料本来の鼻抜け香が感じられる茶飲料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔茶飲料〕
本明細書において「茶飲料」とは、植物抽出物を茶原料として含み、希釈せずにそのまま飲用可能な飲料をいう。茶飲料は、2以上の異種の茶原料を使用するブレンド茶飲料であってもよい。
本発明の茶飲料の形態としては、そのまま飲用できれば特に限定されず、希釈しないタイプのRTD(Ready to Drink)、インスタント飲料用の粉末等を水等で希釈して調整した飲料やスラリー等の液状、ゼリー等の半固形状の形態でもよい。半固形状である場合、容器に備え付けられた吸い口やストローから飲料を吸引できればよく、その固形分濃度は特に限定されず、適宜選択可能である。なかでも、飲料の形態としては、利便性の観点から、液状が好ましく、RTDがより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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