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公開番号2024078993
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191667
出願日2022-11-30
発明の名称粉末化粧料
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/26 20060101AFI20240604BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】塗布後時間が経過してもマットで、凹凸が目立たず、くすまない、塗布中には、キシキシした摩擦を感じることがなく、塗布直後からサラサラした使用感が得られる粉末化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)金属酸化物及び無水ケイ酸で被覆された球状複合粒子、
(B)無水ケイ酸、
(C)板状の体質顔料
を含有する粉末化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)金属酸化物及び無水ケイ酸で被覆された球状複合粒子、
(B)無水ケイ酸、
(C)板状の体質顔料
を含有する粉末化粧料。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
成分(A)の含有量が1~40質量%であり、成分(B)の含有量が1~30質量%であり、成分(C)の含有量が15~90質量%である、請求項1記載の粉末化粧料。
【請求項3】
成分(A)が、酸化チタン及び無水ケイ酸で被覆されたアルカリ金属アルミニウムケイ酸塩である、請求項1又は2記載の粉末化粧料。
【請求項4】
成分(C)が、雲母、合成マイカ、セリサイト、タルクから選ばれる1種又は2種以上を含む、請求項1~3のいずれか1項記載の粉末化粧料。
【請求項5】
成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、0.2~20である、請求項1~4のいずれか1項記載の粉末化粧料。
【請求項6】
さらに、(D)硫酸バリウム処理酸化チタン被覆雲母 1~20質量%を含有する請求項1~5のいずれか1記載の粉末化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末化粧料に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ルースパウダー等の粉末化粧料は、滑らかでサラサラした使用感で、明るく、透明感のある仕上がりを得るために使用されている。
例えば、特許文献1には、微粒子酸化亜鉛、特定の板状粉体、特定の球状粉体、少量の有色の着色顔料を含有する粉末化粧料が、粉浮きを抑えつつ、明るく、透明感のある肌に仕上げることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-117653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
無水ケイ酸と、板状の体質顔料を含有する粉体化粧料は、毛穴などの凹凸カバー力に劣り、くすみが目立つという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、板状の体質顔料及び無水ケイ酸とともに、金属酸化物及び無水ケイ酸で被覆された球状複合粒子を併用した粉体化粧料が、塗布後時間が経過してもマットで、凹凸が目立たず、くすまない、塗布中には、キシキシした摩擦を感じることがなく、塗布直後からサラサラした使用感が得られることを見出した。
【0006】
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)金属酸化物及び無水ケイ酸で被覆された球状複合粒子、
(B)無水ケイ酸、
(C)板状の体質顔料
を含有する粉末化粧料に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の粉末化粧料は、塗布後時間が経過してもマットな仕上がりで、毛穴・凹凸が目立たず、くすみを感じることもなく、塗布中には、キシキシした摩擦(キシミ感)を感じることがなく、塗布直後からサラサラした使用感が得られるものである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明で用いる成分(A)は、金属酸化物及び無水ケイ酸で被覆された球状複合粒子である。球状とは、真球、略球状、回転楕円体を含み、表面に凹凸がある球状粉体等であっても良い。
球状複合粒子の基材粒子としては、ケイ酸アルミニウム、アルカリ金属ケイ酸塩、アルカリ土類金属ケイ酸塩、アルカリ金属アルミニウムケイ酸塩、アルカリ土類金属アルミニウムケイ酸塩、これらのケイ酸塩の組み合わせ等が挙げられる。
これらのうち、アルカリ土類金属ケイ酸塩としては、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウムが好ましい。また、アルカリ金属アルミニウムケイ酸塩としては、ケイ酸ナトリウムカリウムアルミニウムが好ましい。
球状基材粒子の粒子径は、0.1~100μmであるのが好ましく、0.3~50μmがより好ましく、0.5~15μmがさらに好ましい。
粒子径は、エタノールを分散媒として、レーザー回折散乱式粒度分布測定器(セイシン企業社製、LMS-350)で測定された値である。なお、粒子径は、体積基準の粒子径である。
【0009】
成分(A)の球状複合粒子は、金属酸化物及び無水ケイ酸で被覆されたものであり、無水ケイ酸及び1種又は2種以上の金属酸化物を含み、金属酸化物は、酸化チタンが好ましい。
成分(A)としては、酸化チタン及び無水ケイ酸で被覆されたアルカリ金属アルミニウムケイ酸塩が好ましく、酸化チタン及び無水ケイ酸で被覆されたケイ酸ナトリウムカリウムアルミニウムがより好ましい。
【0010】
成分(A)の球状複合粒子の粒子径は、塗布後時間が経過してもマットな仕上がりが持続し、毛穴・凹凸の目立ちやくすみを抑制する観点から、0.1~100μmであるのがうy好ましく、0.2~60μmがより好ましく、0.5~25μmがさらに好ましい。
粒子径は、前記球状基材粒子の測定と同じである。
成分(A)としては、例えば、RONAFLAIR LDP WHITE(メルク社製)等を用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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