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公開番号2024049201
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022155523
出願日2022-09-28
発明の名称吸収性物品
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類A61F 13/535 20060101AFI20240402BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】高い吸収性能と、着用状態での違和感の低減とを両立できる吸収性物品を提供すること。
【解決手段】本発明の吸収性物品1は、吸収体4とこれ外縁から外方に延出し該吸収性物品の輪郭を形成するフラップ部6とを備えている。吸収体4は、後方領域Rに液拡散抑制領域45と、横方向Yに離間した少なくとも一対の後方圧搾溝71とを有している。平面視において、後方圧搾溝71どうし間の距離は縦方向X後方に向かって漸減している。吸収性物品1は、後方括れ部62を有し、縦方向後端R1に向かって吸収性物品の全幅が漸増する幅拡大部63と、縦方向後端R1に向かって吸収性物品の全幅が漸減する後方先細り部64とを有している。平面視において、液拡散抑制領域45の少なくとも一部が、一対の後方圧搾溝71,71間に挟まれて配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
着用者の前後方向に対応する縦方向及び該縦方向と直交する横方向を有するとともに、着用時に、着用者の排泄部と対向配置される中間領域と、該中間領域よりも該縦方向の前方に配される前方領域と、該中間領域よりも該縦方向の後方に配される後方領域とを有する、吸収性物品であって、
肌対向面に位置する表面シートと、非肌対向面に位置する裏面シートと、これら両シート間に位置する吸収体と、該吸収体の外縁から外方に延出し前記吸収性物品の輪郭を形成するフラップ部とを備えており、
前記吸収体は、前記後方領域に、周囲に位置する部分よりも平面方向における液の拡散を抑制し得る液拡散抑制領域と、前記横方向に、互いに離間した少なくとも一対の後方圧搾溝とを有しており、
平面視において、前記一対の後方圧搾溝は、後方圧搾溝どうし間の距離が前記縦方向後方に向かって漸減しており、
前記吸収性物品は、その前後に位置する部分よりも前記横方向の長さが短くなった後方括れ部を有し、該後方括れ部における前記横方向の長さが最小となる最小幅部が、前記中間領域と前記後方領域との境界となっており、
前記後方領域は、前記縦方向後端に向かって前記吸収性物品の全幅が漸増する幅拡大部と、該幅拡大部よりも縦方向後方に位置し、前記縦方向後端に向かって前記吸収性物品の全幅が漸減する後方先細り部とを有しており、
平面視において、前記液拡散抑制領域の少なくとも一部が、前記一対の後方圧搾溝間に挟まれて配置されている、吸収性物品。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記液拡散抑制領域は、吸収性コアの厚みが周囲よりも大きい大厚み部、吸収性コアを形成するコア形成材料の坪量が周囲よりも高い高坪量部、及び吸収性コアの密度が周囲よりも高い高密度部の何れか一以上である、請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記液拡散抑制領域は、少なくとも前記高坪量部であり、
前記後方圧搾溝の後端は、前記液拡散抑制領域の後端よりも前記吸収性物品の後端側に位置しており、
前記一対の後方圧搾溝の後端どうし間の距離が、前記液拡散抑制領域の最大幅よりも短い、請求項2に記載の吸収性物品。
【請求項4】
前記後方圧搾溝は、前記後方領域のみに配され且つ前記吸収性物品の前記横方向の全長を二等分する中央線に対して線対称に配されており、
前記後方圧搾溝は、所定方向に並んだ複数の小エンボス部によって形成されており、該小エンボス部の直径よりも、該小エンボス部どうし間の距離が長い、請求項1~3の何れか1項に記載の吸収性物品。
【請求項5】
前記吸収性物品は、前記幅拡大部と前記後方先細り部との境界に、前記後方領域において全幅が最大となる最大幅部を有しており、
前記最大幅部は、前記後方領域の前記縦方向全長を二等分する後方横中央線よりも、前記縦方向前方に位置する、請求項1~4の何れか1項に記載の吸収性物品。
【請求項6】
前記吸収体は、前記中間領域から前記後方領域にかけて延びる一対の中央圧搾溝を有し、該中央圧搾溝は、前記後方圧搾溝とは離間しており、
前記中央圧搾溝は、前記縦方向において前記液拡散抑制領域まで達しており、
前記液拡散抑制領域は、前記一対の中央圧搾溝の後端間に位置しており、一対の該後端は、前記一対の後方圧搾溝の前端各々よりも前記横方向内側に位置している、請求項1~5の何れか1項に記載の吸収性物品。
【請求項7】
前記フラップ部の非肌対向面には、前記吸収性物品を着用者の着衣に止着する止着部が配されていない、請求項1~6の何れか1項に記載の吸収性物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、股間部に装着して排泄物を吸収するのに使用される吸収性物品に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
生理用ナプキン等の吸収性物品は、一般的に、表面シートと裏面シートとの間に配された吸収体と、該吸収体から外方に延出したフラップ部とを備えている。斯かる吸収性物品として、特許文献1には、中央領域から物品後方側に延び且つ幅方向中心線に対向して形成される一対の後方エンボスと、該後方エンボスを囲い込む後部エンボスと、該後部エンボスに相似形に形成されたエンボス部と含むエンボスパターンが形成された、吸収性物品が開示されている。
【0003】
本出願人は、先に、吸収体が具備する吸収性コアが、幅方向中央に幅狭で凸状に突出する前方中高部と後方中高部とを有し、これら前方中高部と後方中高部の間に折り曲げ基点を設けた吸収性物品を提案している(特許文献2)。
【0004】
また、物品の後方領域が山形形状となっている吸収性物品が知られている。
特許文献3には、砂時計形状に括れた吸収性本体部と、該吸収性本体部から幅方向の両外側に延出した一対のフラップ部とを有し、該吸収性長手方向の後端に向かって先細る後方領域を有した吸収性物品が開示されている。特許文献4には、幅方向両端部に一対のフラップ部を備え、後方領域における該フラップ部を含めた物品の幅が、長手方向の後端に向かって先細り形状を有している吸収性物品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-181080号公報
特開2006-239162号公報
国際公開第2019-026176号
特開2020-146089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1~4に開示の発明では、それぞれ、液漏れ抑制の観点から高い吸収性能と、着用状態での違和感の低減とを両立させることについて改善の余地があった。例えば、特許文献2に開示の発明のように、臀部に位置する後方中高部では、長時間の使用や就寝時にその周囲部に縒れが発生し易くなっていて、この縒れが違和感の原因になり易い。また、日中の着用状態においては身体の動作が活発となるので、吸収性物品と肌との擦れも、違和感の原因になり得る。
【0007】
本発明の課題は、高い吸収性能と、着用状態での違和感の低減とを両立できる吸収性物品を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、着用者の前後方向に対応する縦方向及び該縦方向と直交する横方向を有するとともに、着用時に、着用者の排泄部と対向配置される中間領域と、該中間領域よりも該縦方向の前方に配される前方領域と、該中間領域よりも該縦方向の後方に配される後方領域とを有する、吸収性物品であって、肌対向面に位置する表面シートと、非肌対向面に位置する裏面シートと、これら両シート間に位置する吸収体と、該吸収体の外縁から外方に延出し前記吸収性物品の輪郭を形成するフラップ部とを備えており、前記吸収体は、前記後方領域に、周囲に位置する部分よりも平面方向における液の拡散を抑制し得る液拡散抑制領域と、前記横方向に、互いに離間した少なくとも一対の後方圧搾溝とを有しており、平面視において、前記一対の後方圧搾溝は、後方圧搾溝どうし間の距離が前記縦方向後方に向かって漸減しており、前記吸収性物品は、その前後に位置する部分よりも前記横方向の長さが短くなった後方括れ部を有し、該後方括れ部における前記横方向の長さが最小となる最小幅部が、前記中間領域と前記後方領域との境界となっており、前記後方領域は、前記縦方向後端に向かって前記吸収性物品の全幅が漸増する幅拡大部と、該幅拡大部よりも縦方向後方に位置し、前記縦方向後端に向かって前記吸収性物品の全幅が漸減する後方先細り部とを有しており、平面視において、前記液拡散抑制領域の少なくとも一部が、前記一対の後方圧搾溝間に挟まれて配置されている、吸収性物品を提供するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、高い吸収性能と、着用状態での違和感の低減とを両立できる吸収性物品が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態である生理用ナプキンの肌対向面側を示す平面図である。
図2は、図1のII-II線断面図である。
図3は、図1のIII-III線断面図である。
図4は、図1に示す生理用ナプキンの後方領域を示す拡大平面図である。
図5は、図4に示す生理用ナプキンの効果を説明するための斜視図である。
図6は、図1に示す後方圧搾溝の拡大平面図である。
図7は、図1に示す生理用ナプキンの非肌対向面側を示す平面図である。
図8は、本発明の吸収性物品の別の実施形態を示す図4相当図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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