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公開番号2024043625
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022148713
出願日2022-09-20
発明の名称流体密封容器
出願人花王株式会社
代理人個人
主分類A61F 7/08 20060101AFI20240326BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】使用者の首に掛けて用いられる、外部から衝撃が加わっても破袋がし難い可撓性の流体密封容器を提供する。
【解決手段】可撓性のフィルムにより形成された筒本体部と、筒本体部に接続された、開閉可能に構成されて筒本体部を密閉可能な注入口部と、を備える、使用者の首に掛けて用いられる流体密封容器であって、このフィルムは、熱可塑性樹脂により構成され且つ非透水性であり、筒本体部は、筒本体部の周縁においてフィルムの端部どうしを接合している周縁シール部と、筒本体部の内部においてフィルムの内面どうしの一部を接合している内シール部と、を有し、内シール部のシール強度が周縁シール部のシール強度よりも小さく、且つ、内シール部を挟んだ筒本体部の内部の領域が互いに連通している流体密封容器。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
可撓性のフィルムにより形成された筒本体部と、前記筒本体部に接続された、開閉可能に構成されて前記筒本体部を密閉可能な注入口部と、を備える、使用者の首に掛けて用いられる流体密封容器であって、
前記フィルムは、熱可塑性樹脂により構成され且つ非透水性であり、
前記筒本体部は、前記筒本体部の周縁において前記フィルムの端部どうしを接合している周縁シール部と、前記筒本体部の内部において前記フィルムの内面どうしの一部を接合している内シール部と、を有し、
前記内シール部のシール強度が前記周縁シール部のシール強度よりも小さく、且つ、前記内シール部を挟んだ前記筒本体部の内部の領域が互いに連通している、
流体密封容器。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記内シール部が、前記筒本体部の長手方向に沿うように形成されている、請求項1に記載の流体密封容器。
【請求項3】
前記内シール部のシール強度が前記周縁シール部のシール強度の3分の1以下である、請求項1または2に記載の流体密封容器。
【請求項4】
前記内シール部のシール強度が3N/5mm以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の流体密封容器。
【請求項5】
前記筒本体部を平面状としたときに、前記内シール部の長手方向における前記筒本体部の端部側の末端と、前記筒本体部の周縁と、の距離が、前記筒本体部を平面状としたときの最大の幅である本体最大幅の10%以上となるように前記内シール部が形成されている、請求項1~4のいずれか1項に記載の流体密封容器。
【請求項6】
前記フィルムがポリオレフィン系樹脂により構成されている、請求項1~5のいずれか1項に記載の流体密封容器。
【請求項7】
前記ポリオレフィン系樹脂が4-メチル-1-ペンテンαオレフィンコポリマーを含む、請求項6に記載の流体密封容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、使用者の首に掛けて用いられる流体密封容器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
首付近などの保温、血行促進や冷却等を目的として、温水、炭酸ガス、炭酸ガス含有温水、冷水などのような流体を容器に密封して使用者の首に掛けて使用する場合がある。例えば、温水等を密封した可撓性の容器を使用者が首に掛けて用いることによって温感作用を得ることができ、血行促進などを図ることができる。
【0003】
また、特許文献1には、人の首の後部及び両側部を覆うようにして人の首に掛けることができる弾性変形可能な本体部と、布を固定するための固定部と、を備え、布が固定部で固定された状態で、本体部が布を介して人の首に掛けられることで、布が、本体部と、人の首の後部及び両側部と、の間に保持される布保持具が開示され、この本体部の収容部に液体(水等)を収容することにより、液体でタオルを冷却でき、タオルを介して首回りを冷却することが可能となることも開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-048480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このような流体を密封して使用される可撓性の容器は、通常、首付近への適用のし易さ(柔軟性など)が重視されているため、外部からの衝撃に対して耐性が十分ではなく、落下、踏みつけなどの外部からの衝撃が加わったときに破袋し易い傾向がある。液体を含む流体を密封した容器の場合、このような破袋によって使用者の身体が汚れてしまう可能性もあるため、特に好ましくない。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、使用者の首に掛けて用いられる、外部から衝撃が加わっても破袋がし難い可撓性の流体密封容器に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、可撓性のフィルムにより形成された筒本体部と、筒本体部に接続された、開閉可能に構成されて筒本体部を密閉可能な注入口部と、を備える、使用者の首に掛けて用いられる流体密封容器であって、フィルムは、熱可塑性樹脂により構成され且つ非透水性であり、筒本体部は、筒本体部の周縁においてフィルムの端部どうしを接合している周縁シール部と、筒本体部の内部においてフィルムの内面どうしの一部を接合している内シール部と、を有し、内シール部のシール強度が周縁シール部のシール強度よりも小さく、且つ、内シール部を挟んだ筒本体部の内部の領域が互いに連通している流体密封容器に関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、使用者の首に掛けて用いられる、外部から衝撃が加わっても破袋がし難い可撓性の流体密封容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係る流体密封容器の斜視図である。
図1のII-II線に沿った断面図である。
本実施形態に係る流体密封容器の流体を封入する前の正面図である。
本実施形態に係る流体密封容器を首に掛けて使用した例の模式図である。
本実施形態に係る流体密封容器の変形例の斜視図である。
本実施形態に係る流体密封容器の別の変形例の斜視図である。
本実施形態に係る流体密封容器のさらに別の変形例の斜視図である。
図1のVIII-VIII線に沿った断面図(a)、ならびにこの断面図の端部に外部から衝撃が加わった後の状態を示す断面図(b)である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。また、一部の図面については、便宜上、符号を付していない(省略している)箇所がある。さらに、図面に示された各部材等の寸法比率は、発明の理解を容易にするために、実際の寸法比率とは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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