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公開番号2024057922
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164915
出願日2022-10-13
発明の名称皮膚洗浄剤組成物
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/44 20060101AFI20240418BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】泡量及び泡弾力に優れ、すすぎ後につっぱり感がなく、洗浄後の肌感触が良好であり、チューブ容器に充填して使用する際の吐出性に優れた皮膚洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)一般式(1)R1-COOX(1)
(式中、R1は炭素数9~23のアルキル基又はアルケニル基を示し、Xは水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン由来のアンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)で表される脂肪酸及びその塩、
(B)一般式(2):
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024057922000005.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">21</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
(式中、R2は直鎖又は分岐鎖の炭素数7~23のアルキル基又はアルケニル基を示し、M1はアルカリ金属又はアルカノールアミンを示す)で表されるN-アシルグリシン塩3~15質量%、
(C)3価以上の多価アルコール10~40質量%、
(D)水、を含有する皮膚洗浄剤組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)一般式(1)

1
-COOX (1)
(式中、R
1
は炭素数9~23のアルキル基又はアルケニル基を示し、Xは水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン由来のアンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
で表される脂肪酸及びその塩、
(B)一般式(2):
TIFF
2024057922000004.tif
22
170
(式中、R
2
は直鎖又は分岐鎖の炭素数7~23のアルキル基又はアルケニル基を示し、M
1
はアルカリ金属又はアルカノールアミンを示す)
で表されるN-アシルグリシン塩 3~15質量%、
(C)3価以上の多価アルコール 10~40質量%、
(D)水
を含有する皮膚洗浄剤組成物。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
成分(C)に対する成分(B)の質量割合(B)/(C)が、0.1~1である請求項1記載の皮膚洗浄剤組成物。
【請求項3】
成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、0.5~10である請求項1又は2記載の皮膚洗浄剤組成物。
【請求項4】
成分(C)が、少なくともグリセリンを含む請求項1~3のいずれか1項記載の皮膚洗浄剤組成物。
【請求項5】
さらに、(E)数平均分子量200~6000のポリエチレングリコールを含有する請求項1~4のいずれか1項記載の皮膚洗浄剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚洗浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、泡立ちが良く、洗浄後の肌感触が良好な皮膚洗浄剤組成物が検討されている。
例えば、特許文献1には、高級脂肪酸及びその塩と、アミノ酸系アニオン界面活性剤、特定のノニオン界面活性剤を含有するペースト状洗浄剤組成物が、高級脂肪酸の良好な泡性能を維持しつつ、高温時の安定性、低温時の使用性、肌に対するマイルド性に優れることが記載されている。
特許文献2には、脂肪酸塩と、N-アシルグリシン型又はN-アシルメチルアラニン型アミノ酸系界面活性剤を含有する洗浄剤組成物が、泡の立ち始めから泡が細かく、泡持続性が高いことが記載されている。
特許文献3には、N-アシルグリシン又はその塩、高級脂肪酸塩又は脂肪酸アルカノールアミド、油性成分を含有する洗浄剤組成物が、泡立ち及び洗浄力を低下させることなく、きしみ感、すすぎ時のぬるつき感及びつっぱり感を改善し、保湿効果に優れることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-183030号公報
特開2017-128625号公報
特開平8-12993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の洗浄剤組成物は、泡立ちや泡量には優れるものの、泡の弾力に劣るという課題があった。また、洗浄後に肌感触においても、十分満足できるものではなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、特定の脂肪酸及びその塩と、N-アシルグリシン塩、3価以上の多価アルコールを特定の割合で組合わせて用いることにより、泡量及び泡の弾力に優れ、すすぎ後につっぱり感がなく、洗浄後の肌感触が良好な皮膚洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
【0006】
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)一般式(1)

1
-COOX (1)
(式中、R
1
は炭素数9~23のアルキル基又はアルケニル基を示し、Xは水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン由来のアンモニウム又は塩基性アミノ酸を示す)
で表される脂肪酸及びその塩、
(B)一般式(2):
【0007】
TIFF
2024057922000001.tif
21
170
【0008】
(式中、R
2
は直鎖又は分岐鎖の炭素数7~23のアルキル基又はアルケニル基を示し、M
1
はアルカリ金属又はアルカノールアミンを示す)
で表されるN-アシルグリシン塩 3~15質量%、
(C)3価以上の多価アルコール 10~40質量%、
(D)水
を含有する皮膚洗浄剤組成物に関する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、泡量及び泡弾力に優れ、すすぎ後につっぱり感がなく、洗浄後の肌感触が良好である。また、チューブ容器に充填して使用する際、吐出性に優れている。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明で用いる成分(A)の脂肪酸及びその塩は、前記一般式(1)で表されるものである。
一般式(1)中、R
1
は炭素数9~23の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示す。
一般式(1)中、R
1
の炭素数は、泡量を向上させる観点から、11~17が好ましく、11~15がより好ましい。また、泡量及び泡弾力を向上させる観点から、直鎖が好ましい。
具体的には、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、アラキン酸、ベヘニン酸等の塩が挙げられる。これらのうち、チューブ容器に充填して使用する際の吐出性を向上させる観点から、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸から選ばれる少なくとも1種又は2種以上を含むのが好ましく、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸から選ばれる少なくとも1種又は2種以上を含むのがより好ましい。
また、Xとしては、水素原子;ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン由来のアンモニウム;アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸などが挙げられ、泡量を向上させる観点から、アルカリ金属が好ましく、カリウムがより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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