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公開番号
2024044282
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-04-02
出願番号
2022149712
出願日
2022-09-21
発明の名称
容器
出願人
花王株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A45D
40/00 20060101AFI20240326BHJP(手持品または旅行用品)
要約
【課題】容器の操作性を向上する。
【解決手段】外容器20、前記外容器20に着脱可能に収納される内容器30、および前記外容器20と前記内容器30の間に位置する容器用部材40を有する容器であって、前記外容器20は、前記内容器30を収納する第1空間23に繋がる開口を有する環状部を備え、前記容器用部材40は、筒形状を有する外筒部46を有し、前記外筒部46の内周面と前記環状部の外周面が嵌合し、前記内容器30は、化粧料を収容する第2空間33を形成し、前記第1空間23に収納される化粧料収容部32と、前記化粧料収容部32の外側方向に張り出している内容器フランジ34と、前記内容器フランジ34から前記第2空間の深さ方向側である第1方向側に延出し、前記外筒部46の外周面側に重なる周壁部36と、を備える、容器。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
外容器、前記外容器に着脱可能に収納される内容器、および前記外容器と前記内容器の間に位置する容器用部材を有する容器であって、
前記外容器は、前記内容器を収納する第1空間に繋がる開口を有する環状部を備え、
前記容器用部材は、筒形状を有する外筒部を有し、前記外筒部の内周面と前記環状部の外周面が嵌合し、
前記内容器は、
化粧料を収容する第2空間を形成し、前記第1空間に収納される化粧料収容部と、
前記化粧料収容部の外側方向に張り出している内容器フランジと、
前記内容器フランジから前記第2空間の深さ方向側である第1方向側に延出し、前記外筒部の外周面側に重なる周壁部と、
を備える、容器。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記周壁部の前記第1方向側の端部は、前記外筒部よりも前記第1方向側に位置する、請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記容器用部材は、前記環状部の内周側に位置する内筒部を有し、
前記内筒部と前記環状部との間には隙間が存在する、請求項1または2に記載の容器。
【請求項4】
前記隙間の径方向における長さは0.7mm以上である、請求項3に記載の容器。
【請求項5】
前記容器用部材は、前記外筒部の前記第1方向側と反対側である第2方向側の端部から内周側に延出しており、前記環状部の前記第2方向側の端面に対向する部材フランジを有する、請求項1~4のいずれか一項に記載の容器。
【請求項6】
前記部材フランジの前記第1方向側の面には、環状のリブが形成されている、請求項5に記載の容器。
【請求項7】
前記部材フランジの前記第2方向側の面には、環状のリブが形成されている、請求項5または6に記載の容器。
【請求項8】
前記内容器の前記化粧料収容部の外周面には突起が形成されており、
前記内筒部の内周面は、
前記容器用部材に対して前記内容器が回転することにより前記突起が乗り超えるリブ、および、
前記リブの一側において、前記突起の前記第2方向側への移動を制限する第1の段差部、
を有する、請求項3または請求項4に記載の容器。
【請求項9】
前記リブの一側は、前記容器用部材を前記第2方向側から見た場合における反時計回り方向側である、請求項8に記載の容器。
【請求項10】
前記内筒部の内周面は、前記第2方向側を向き、周方向に対して傾斜している第2の段差部を有する、請求項8または9に記載の容器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
化粧品の容器として、内容器と外容器から構成される二重容器が知られている。二重容器にガラス製の外容器を用いることで、透明感、重量感および高級感などが演出される。
【0003】
このような二重容器は、例えば特許文献1に開示されている。具体的には、特許文献1に開示されている二重容器は、内容器と外容器の間に回動部材を有する。使用者が回動部材を回動させると、回動部材に設けられた傾斜面を内容器の外周に設けられた突起が摺動することで、内容器が上方へ移動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-123355号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された二重容器では、使用者が回動部材を回動させられるように、回動部材が露出している必要がある。このため、内容器に、回動部材の外周面に重なるような壁部を設けることが困難である。しかし、使用者はそのような内容器を把持し難い。従って、使用者は、外容器に内容器を収納する操作、および内容器を外容器から取り外す操作を行い難い。
【0006】
本発明は、操作性が向上された容器に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある観点は、外容器、前記外容器に着脱可能に収納される内容器、および前記外容器と前記内容器の間に位置する容器用部材を有する容器であって、前記外容器は、前記内容器を収納する第1空間に繋がる開口を有する環状部を備え、前記容器用部材は、筒形状を有する外筒部を有し、前記外筒部の内周面と前記環状部の外周面が嵌合し、前記内容器は、化粧料を収容する第2空間を形成し、前記第1空間に収納される化粧料収容部と、前記化粧料収容部の外側方向に張り出している内容器フランジと、前記内容器フランジから前記第2空間の深さ方向側である第1方向側に延出し、前記外筒部の外周面側に重なる周壁部と、を備える、容器に関する。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように本発明によれば、容器の操作性を向上することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態による容器10の外観構成を示す説明図である。
キャップ40が取り外された状態の容器10を示す説明図である。
本発明の一実施形態による外容器20の図2に示したI-I線での断面図である。
本発明の一実施形態による内容器30の斜視図である。
図4に示したII-II線での内容器30の断面図である。
本発明の一実施形態による介在部材30の断面図である。
本発明の一実施形態による介在部材30の断面斜視図である。
内容器30が装着される流れを示す説明図である。
外容器20に介在部材40および内容器30が装着された状態を示す断面図である。
外容器20の斜視図である。
介在部材40の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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