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公開番号2024126620
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035127
出願日2023-03-08
発明の名称液吐出ノズル
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人きさらぎ国際特許事務所
主分類B05B 1/26 20060101AFI20240912BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】液体の粘性に関係なく広範囲に液体を吐出することが可能な液吐出ノズルに関する。
【解決手段】液体を吐出可能な液吐出口と、液吐出口の液吐出方向に対向かつ離間して設けられた液衝突壁とを備え、液衝突壁は、液吐出口の液吐出方向に沿う中心軸上に位置し、かつ、液吐出口と対向する方向から見た場合における液吐出口の開口投影面積の5%以上99%以下を覆う被覆領域を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出可能な液吐出口と、
前記液吐出口の液吐出方向に対向かつ離間して設けられた液衝突壁と
を備え、
前記液衝突壁は、前記液吐出口の前記液吐出方向に沿う中心軸上に位置し、かつ、前記液吐出口と対向する方向から見た場合における前記液吐出口の開口投影面積の5%以上99%以下を覆う被覆領域を有する
液吐出ノズル。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記被覆領域は、前記液吐出方向に対して傾斜している
請求項1に記載の液吐出ノズル。
【請求項3】
前記被覆領域は、前記中心軸に対して5°以上90°以下の傾斜角度を有する
請求項1又は2に記載の液吐出ノズル。
【請求項4】
前記液衝突壁は、前記被覆領域における前記液吐出口に対して最も離れた部位と前記液吐出口との間の距離が0.5mm以上5.0mm以下となる位置に設けられている
請求項4~6のいずれか1項に記載の液吐出ノズル。
【請求項5】
内面に前記液衝突壁が立設された筒状部を更に備え、
前記液衝突壁は、
前記筒状部の内面から延出する延出部と、
前記延出部の先端から、前記液吐出方向かつ前記延出部の延出方向と反対方向に向けて湾曲する湾曲部とを有する
請求項1~3のいずれか1項に記載の液吐出ノズル。
【請求項6】
前記延出部は、
前記被覆領域を有する対向面部と、
前記対向面部の前記液吐出方向及び前記延出方向の双方に直交する幅方向の両端部から前記液吐出方向に向けて延出する側面部を有し、
前記側面部は、前記液吐出方向に対して傾斜している
請求項4に記載の液吐出ノズル。
【請求項7】
前記延出部は、前記幅方向において、前記幅方向に沿う前記液吐出口の径の10%以上1000%以下の長さを有している
請求項4又は5に記載の液吐出ノズル。
【請求項8】
前記液吐出口を有するノズル本体部を更に備え、
前記筒状部は、前記ノズル本体部に対して着脱可能に構成されている
請求項4~7のいずれか1項に記載の液吐出ノズル。
【請求項9】
前記液吐出口を有するノズル本体部を更に備え、
前記筒状部は、前記ノズル本体部と一体に構成されている
請求項4~7のいずれか1項に記載の液吐出ノズル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液吐出ノズルに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、液体を吐出可能な液吐出ノズルが知られている。例えば、特許文献1には、液体を旋回させる旋回流路と、旋回流路を流れて旋回した液体を噴出可能な噴出孔とを備える液吐出ノズルが記載されている。また、特許文献2には、液体を噴射可能な噴射口と、噴射口の上方において液体の噴射方向に対して傾斜するように配置され、噴射口の開口面積よりも大きな面積を有する衝突面とを備える液吐出ノズルが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-136803号公報
国際公開2012/001774号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の液吐出ノズルでは、旋回した液体が噴出されるため、液体が低粘度である場合には旋回により流速が増加し、広範囲に液体を噴出することができる反面、液体が高粘度である場合には旋回により流速が増加しないため、広範囲に液体を噴出することができないという問題がある。また、特許文献2に記載の液吐出ノズルでは、噴射口から噴射された液体が衝突面に衝突して一応は霧状になるものの、衝突面が噴射口の開口面積の全部を覆っており、噴射口から噴射された液体の全てが衝突面に衝突するため、液体の拡散性が低く、広範囲に液体を噴射することができないという問題がある。
【0005】
本発明は、液体の粘性に関係なく広範囲に液体を吐出することが可能な液吐出ノズルに関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る液吐出ノズルは、液体を吐出可能な液吐出口と、前記液吐出口の液吐出方向に対向かつ離間して設けられた液衝突壁とを備え、前記液衝突壁は、前記液吐出口の前記液吐出方向に沿う中心軸上に位置し、かつ、前記液吐出口と対向する方向から見た場合における前記液吐出口の開口投影面積の5%以上99%以下を覆う被覆領域を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の液吐出ノズルによれば、液体の粘性に関係なく広範囲に液体を吐出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係るトリガー式スプレー容器の構成を示す概略図である。
本実施形態に係る液吐出ノズルを示す斜視図である。
本実施形態に係る液吐出ノズルを示す断面斜視図である。
本実施形態に係る液吐出ノズルの液吐出方向に沿う断面を示す断面図である。
図4の一部を拡大して示す部分拡大断面図である。
本実施形態に係る液吐出ノズルを液吐出口と対向する方向から見た図であり、液衝突壁の一部を透過して示している。
図6の一部を拡大して示す部分拡大図である。
図6のA-A線に沿った拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、図面は、本発明を示すために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。
【0010】
[トリガー式スプレー容器の全体構成]
図1に示すように、本実施形態に係るトリガー式スプレー容器1は、液体を収容可能な容器本体100と、容器本体100に対して取り付け可能であり、使用者の手動操作によって容器本体100内の液体を吐出させることが可能なトリガー式液体吐出器200とを備えている。また、本実施形態に係るトリガー式スプレー容器1は、例えば、住居用洗剤、カビ取り剤、整髪剤、芳香剤及び消臭剤等の液体を霧状又は泡状にして吐出させる用途で用いることが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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