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公開番号2024057869
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164841
出願日2022-10-13
発明の名称物品搬送装置
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類B65G 54/02 20060101AFI20240418BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】隣接する各一対の可動子の間に必要以上の間隔を保持することなく、リニア搬送路に沿って効率良く搬送できる物品搬送装置を提供する。
【解決手段】一対の可動子21a,21bの各々には、搬送平面Pに垂直な支持部回転軸11aを中心として回転可能に取り付けられた、グリッパ部16を支持する回転支持部材11が設けられている。一対の回転支持部材11は、これらの間に取り付けられた接続部材12を介して互いに連結されている。接続部材12の一対の接続脚部13a.13bは、一端部13c同士が、搬送方向Xと垂直な脚部回転連結軸14を中心として、回転可能に連結されており、各々の他端部13dが、回転支持部材11に、脚部回転連結軸14と平行な中心軸15を中心に回転可能に接続されていることで、接続部材12を介して互いに連結されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
直線部及び曲線部を有すると共に電磁石を備える、搬送平面に沿って配設されたリニア搬送路と、磁性体を備えることにより前記リニア搬送路を移動可能な可動子とを含んで構成され、一対の可動子に各々支持させて設けられた一対のグリッパ部の間に物品を挟み込んだ状態で、当該物品を搬送可能な物品搬送装置であって、
前記一対の可動子には、前記搬送平面に垂直な支持部回転軸を中心として回転可能に取り付けられた、前記一対のグリッパ部を支持する一対の回転支持部材が設けられていると共に、該一対の回転支持部材は、当該一対の回転支持部材の間に取り付けられた接続部材を介して互いに連結されており、
該接続部材は一対の接続脚部からなり、該一対の接続脚部は、各々の一端部同士が、前記搬送平面を上面視して前記リニア搬送路による搬送方向と垂直な脚部回転連結軸を中心として、回転可能に連結されており、各々の他端部が、各々の前記回転支持部材に対して、前記脚部回転連結軸と平行な中心軸を中心に回転可能に接続されていることで、前記一対の回転支持部材が、前記接続部材を介して互いに連結されている物品搬送装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記接続部材は、前記一対の接続脚部を連結する前記脚部回転連結軸を、前記回転支持部材の上方に配置した状態で設けられており、前記一対のグリッパ部は、一対の前記回転支持部材から立設する各々の支持脚部から、前記リニア搬送路による搬送方向と交差する方向に張り出して設けられている請求項1記載の物品搬送装置。
【請求項3】
前記接続部材は、前記一対の接続脚部を連結する前記脚部回転連結軸を、前記回転支持部材の下方に配置した状態で設けられており、前記一対のグリッパ部は、前記一対の接続脚部の各々の前記他端部から上方に延設して設けられた一対の支持ロッド部から、前記リニア搬送路による搬送方向と交差する方向に張り出して設けられている請求項1記載の物品搬送装置。
【請求項4】
前記一対の可動子の間隔が狭まるように付勢する、付勢手段が設けられている請求項1~3のいずれか1項記載の物品搬送装置。
【請求項5】
前記一対のグリッパ部の各々の内側面に、アタッチが取り付けられている請求項1~3のいずれか1項記載の物品搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品搬送装置に関し、特に、リニア搬送路と可動子とを含んで構成され、一対の可動子に支持させたグリッパ部の間に挟み込んだ状態で、物品を搬送可能な物品搬送装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
例えば日用品等の物品の製品化工場では、所定の製品化ラインにおいて、物品を搬送移動させながら各種の作業工程を実施できるようにする物品搬送装置として、リニアモータを利用したリニア搬送装置が採用される場合がある(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。リニア搬送装置は、好ましくは水平な搬送平面に沿って配設された、電磁石を備えるリニア搬送路と、該リニア搬送路を移動可能な、磁性体を備える複数の可動子とを含んで構成される、公知の搬送装置であって、例えば電磁石を形成する多数のコイルに電流を流すことで、可動子の推進力を生みだすと共に、電流値で磁極を制御することによって、各々の可動子を、リニア搬送路に案内させながら、所定の搬送速度で好ましくはループ状(無端状)に移動させることができる。
【0003】
また、リニアモータを利用したリニア搬送装置では、各々の可動子を好ましくはループ状(無端状)に移動させるために、リニア搬送路は、例えば長円形状等の、直線部及び曲線部を有する形状を備えるように配設されており、搬送される物品は、各一対の可動子に各々支持させて取り付けた各一対の保持部材の間に、挟み込むようにして把持された状態で、リニア搬送路に沿って移動することになる。このため、リニア搬送路の直線部では、好ましくは平行に配置されていた各一対の保持部材は、可動子が曲線部を通過する際に、例えば末広がりの状態に変化することになって(図9(a)、(b)参照)、物品を安定した状態で把持し続けることができなくなる。
【0004】
特許文献1や特許文献2では、一対の可動子がリニア搬送路において直線部から曲線部に移行したり、曲線部から直線部に移行した際に、一対の保持部材が、例えば末広がりの状態に変化しないようにして、物品を安定した状態で把持(保持)し続けながら搬送できるようにする工夫がなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2016/0176659号明細書
特開2021-160909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
引用文献1に記載のリニア搬送装置では、一対の可動子に各々回転可能に支持された一対の保持部材を、一本の接続ロッドにより角度を規制することで、可動子が例えば直線部から曲線部に移行した際に、一対の保持部材が平行を維持するようにしている。このように物品把持を可能にしているが、引用文献1に記載のリニア搬送装置では、接続ロッドの長さを変更することができない。そのため、一対の保持部材によって把持される物品が小さなものであっても、物品を把持した複数の一対の可動子を、リニア搬送路に沿って連続して移動させる際には、隣接する各一対の可動子の間に、接続ロッドの長さの分、必要以上の間隔が保持されることになる。そうすると、限られた数の複数の一対の可動子しかリニア搬送路に沿って移動させることができなくなって、効率良く物品を搬送することが難しくなる。
【0007】
また、引用文献2に記載のリニア搬送装置では、搬送される物品は、一対の可動子に各々支持された一対の保持部材によって、直接挟み込まれて把持されるのではなく、これらの間に挟み込まれた搬送ケースに配置された状態で、搬送されるようになっている。そのため物品の形状の大小に応じて、異なるサイズの搬送ケースをその都度入れ替えて用いる必要を生じることから、やはりリニア搬送路に沿って効率良く物品を搬送することが難しくなる。
【0008】
本発明は、小さな物品を把持する場合でも、隣接する各一対の可動子の間に必要以上の間隔を保持することなく、また物品の形状の大小に応じて入替が必要な搬送ケースを用いることなく、リニア搬送路に沿って安定した状態で効率良く物品を搬送することのできる物品搬送装置に関する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、直線部及び曲線部を有すると共に電磁石を備える、搬送平面に沿って配設されたリニア搬送路と、磁性体を備えることにより前記リニア搬送路を移動可能な可動子とを含んで構成され、一対の可動子に各々支持させて設けられた一対のグリッパ部の間に物品を挟み込んだ状態で、当該物品を搬送可能な物品搬送装置であって、前記一対の可動子には、前記搬送平面に垂直な支持部回転軸を中心として回転可能に取り付けられた、前記一対のグリッパ部を支持する一対の回転支持部材が設けられていると共に、該一対の回転支持部材は、当該一対の回転支持部材の間に取り付けられた接続部材を介して互いに連結されており、該接続部材は一対の接続脚部からなり、該一対の接続脚部は、各々の一端部同士が、前記搬送平面を上面視して前記リニア搬送路による搬送方向と垂直な脚部回転連結軸を中心として、回転可能に連結されており、各々の他端部が、各々の前記回転支持部材に対して、前記脚部回転連結軸と平行な中心軸を中心に回転可能に接続されていることで、前記一対の回転支持部材が、前記接続部材を介して互いに連結されている物品搬送装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の物品搬送装置によれば、小さな物品を把持する場合でも、隣接する各一対の可動子の間に必要以上の間隔を保持することなく、また物品の形状の大小に応じて入替が必要な搬送ケースを用いることなく、リニア搬送路に沿って安定した状態で効率良く物品を搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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