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公開番号2024059606
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-01
出願番号2023179696
出願日2023-10-18
発明の名称アスファルト混合物
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人大谷特許事務所
主分類C08L 95/00 20060101AFI20240423BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】アスファルト再生骨材を使用し、かつ、耐久性、たわみ性等の物性が優れるアスファルト舗装が提供できるアスファルト混合物の提供。
【解決手段】新規アスファルト、無機酸由来アニオンと金属カチオンとの塩水和物、及びアスファルト再生骨材を含有するアスファルト混合物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
新規アスファルト、無機酸由来アニオンと金属カチオンとの塩水和物、及びアスファルト再生骨材を含有するアスファルト混合物。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
前記金属カチオンが、2価以上の金属カチオンである、請求項1に記載のアスファルト混合物。
【請求項3】
前記金属カチオンが、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、バリウムイオン、又はアルミニウムイオンである、請求項2に記載のアスファルト混合物。
【請求項4】
前記無機酸由来アニオンが、2価以上の無機酸由来アニオンである、請求項1~3のいずれか1項に記載のアスファルト混合物。
【請求項5】
前記無機酸由来アニオンが、リン酸イオン又は硫酸イオンである、請求項4に記載のアスファルト混合物。
【請求項6】
前記アスファルト混合物が更にポリエステル樹脂を含有する、請求項1~5のいずれか1項に記載のアスファルト混合物。
【請求項7】
無機酸由来アニオンと金属カチオンの塩水和物の含有量が、再生骨材由来のアスファルト100質量部に対して、2質量部以上60質量部以下である、請求項1~6のいずれか1項に記載のアスファルト混合物。
【請求項8】
新規アスファルト、無機酸由来アニオンと金属カチオンとの塩水和物、及びアスファルト再生骨材を加熱条件下で混合する工程を含む、アスファルト混合物の製造方法。
【請求項9】
加熱温度が160℃以上である、請求項8に記載のアスファルト混合物の製造方法。
【請求項10】
請求項1~7のいずれか1項に記載のアスファルト混合物を道路に施工し、アスファルト舗装材層を形成する工程を有する、道路舗装方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アスファルト混合物及びその製造方法、並びに道路舗装方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
自動車道や駐車場、貨物ヤード、歩道等の舗装には、敷設が比較的容易であり、舗装作業開始から交通開始までの時間が短くてすむことから、アスファルト混合物を用いるアスファルト舗装が行われている。このアスファルト舗装は、骨材をアスファルトで結合したアスファルト混合物によって路面が形成されているので、舗装道路は良好な硬度や耐久性を有している。
一方、作業性等の向上を目的に、アスファルト組成物に二水石膏等を用いる技術がある。
【0003】
特許文献1には、廃FRP(繊維強化プラスチック)の有効利用方法として、骨材と、フィラーと、アスファルト系バインダと、からなる加熱アスファルト混合物において、骨材の一部として廃FRPを破砕して得られる廃FRP破砕物を用いると共に、アスファルト混合物が加熱アスファルト混合物であり且つ該混合物中に混合温度低下剤を含有するアスファルト混合物が開示されている。そして実施例には、ミキサー内へ投入した砕石、砂、石粉および廃FRP破砕物に混合温度低下剤として中温化剤(二水石膏粉末)を添加して混合し、その後アスファルトを噴霧してさらに混合したアスファルト混合物が開示されている。
【0004】
また、昨今の原油価格高騰、カーボンニュートラルの潮流を受けて、アスファルト舗装の廃材を解砕し、新規骨材の一部に使用して舗装工事を行うことが望まれている。
例えば、特許文献2には、再生用添加剤及び/または施工性改善剤が添加されて養生されたアスファルト再生骨材と新規の骨材及び新規のアスファルトとが混合されてなる再生アスファルト混合物が開示されている。そして、再生用添加剤として石油潤滑油系のもの、施工性改善剤として脂肪酸系化合物やグリコールエーテル系化合物等が挙げられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-154574号公報
特開2020-37798号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
アスファルト再生骨材に由来するアスファルトは、長期の熱履歴及び紫外線暴露により劣化が著しく進行しているため、アスファルト再生骨材を用いたアスファルト組成物は、劣化したアスファルトの影響により舗装した際の物性が劣る課題がある。
特許文献1に記載の技術は、アスファルト再生骨材を使用したアスファルトによる舗装した際の物性が劣る点については何ら述べられていない。
特許文献2に記載の技術は、予め、アスファルト再生骨材に再生用添加剤及び/又は施工性改善剤を添加した後に養生しておく必要がある。
【0007】
本発明は、アスファルト再生骨材を使用するアスファルト混合物において、耐久性、たわみ性等の両立困難な舗装物性が優れるアスファルト舗装が提供できるアスファルト混合物及びその製造方法、並びに道路舗装方法に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の〔1〕~〔3〕に関する。
〔1〕 新規アスファルト、無機酸由来アニオンと金属カチオンとの塩水和物、及びアスファルト再生骨材を含有するアスファルト混合物。
〔2〕 新規アスファルト、無機酸由来アニオンと金属カチオンとの塩水和物、及びアスファルト再生骨材を加熱条件下で混合する工程を含む、アスファルト混合物の製造方法。
〔3〕 上記〔1〕に記載のアスファルト混合物を道路に施工し、アスファルト舗装材層を形成する工程を有する、道路舗装方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、アスファルト再生骨材を使用し、かつ、耐久性、たわみ性等の舗装物性が優れるアスファルト舗装が提供できるアスファルト混合物及びその製造方法、並びに道路舗装方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[アスファルト混合物]
本発明のアスファルト混合物は、新規アスファルト、無機酸由来アニオンと金属カチオンとの塩水和物、及びアスファルト再生骨材を含有する。本発明のアスファルト混合物は、新規アスファルト、無機酸由来アニオンと金属カチオンとの塩水和物、及びアスファルト再生骨材を配合してなるものであってよい。
(【0011】以降は省略されています)

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