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公開番号2024046435
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-03
出願番号2022151828
出願日2022-09-22
発明の名称固形食品
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A23L 33/105 20160101AFI20240327BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】植物由来粉末を用いつつも、良好な食感をもたらし、口腔内において口腔内菌叢の改善を有効に図ることのできる固形食品に関する。
【解決手段】次の成分(A)~(C):
(A)硝酸塩を含有する植物由来粉末
(B)炭素数4以上6以下の単糖糖アルコール
(C)セルロース又はその誘導体、澱粉又は澱粉分解物、二酸化ケイ素、脂肪酸エステル、脂肪酸塩、単糖、並びに二糖から選ばれる1種又は2種以上の添加物
を含有する固形食品。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)~(C):
(A)硝酸塩を含有する植物由来粉末
(B)炭素数4以上6以下の単糖糖アルコール
(C)セルロース又はその誘導体、澱粉又は澱粉分解物、二酸化ケイ素、脂肪酸エステル、脂肪酸塩、単糖、並びに二糖から選ばれる1種又は2種以上の添加物
を含有する固形食品。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
成分(A)の硝酸換算量と成分(B)の含有量との質量比((A)
硝酸
/(B))が、0.005以上10以下である請求項1に記載の固形食品。
【請求項3】
成分(A)の硝酸換算量と成分(C)の含有量との質量比((A)
硝酸
/(C))が、0.005以上20以下である請求項1に記載の固形食品。
【請求項4】
成分(A)中における硝酸塩の含有量が、0.01質量%以上40質量%以下である請求項1~3のいずれか1項に記載の固形食品。
【請求項5】
成分(B)が、エリスリトール、キシリトール、マンニトール、及びソルビトールから選ばれる1種又は2種以上である請求項1~4のいずれか1項に記載の固形食品。
【請求項6】
さらに、有機酸(D1)及び炭酸塩(D2)を含有する請求項1~5のいずれか1項に記載の固形食品。
【請求項7】
成分(A)が、甘藷若葉、ケール、大麦、セロリ、小松菜、パセリ、ホウレンソウ、大根、ビーツ、ブロッコリー、ごぼう、及びアロエから選ばれる1種又は2種以上の植物由来の粉末である請求項1~6のいずれか1項に記載の固形食品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固形食品に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、口腔内常在菌について、種々の研究がなされている。
例えば、特許文献1には、硝酸塩等の窒素源を配合することにより、ナイセリア属菌等の非病原性細菌が効率よく一酸化窒素を産生し、口腔内菌叢の細菌構成を良好なものへと制御し得ることが報告されている。
【0003】
一方、大麦やケール等の野菜から得られる粉末は、健康素材としての有用性が高いことから、これを含有する健康食品が開発されている。例えば、特許文献2には、大麦等の青汁素材と他の素材とを含有する経口組成物が開示されており、もたらされる筋芽細胞の増殖作用等により筋肉組織の維持等を試みている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2016/151428号明細書
特開2020―54252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
こうした野菜から得られる粉末は、食感等が芳しくない傾向にあることから、上記特許文献2にも記載されるように、口腔内での滞留又は残留を回避できるよう、素早く飲み込める飲料等の剤型で提供されるのが主流である。
このように、野菜から得られる粉末の口腔内での食感を高めつつ、口腔内での有効性を十分に発揮させる技術については、依然として検討の余地がある。
【0006】
したがって、本発明は、植物由来粉末を用いつつも、良好な食感をもたらし、口腔内において口腔内菌叢の改善を有効に図ることのできる固形食品に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、硝酸塩を含有する植物由来粉末とともに、特定の単糖糖アルコールと特定の添加物とを併用することにより、食感を良好なものとしつつ、口腔内において容易に拡散・滞留させて、口腔内菌叢の改善を有効に図ることのできる固形食品を見出した。
【0008】
すなわち、本発明は、次の成分(A)~(C):
(A)硝酸塩を含有する植物由来粉末
(B)炭素数4以上6以下の単糖糖アルコール
(C)セルロース又はその誘導体、澱粉又は澱粉分解物、二酸化ケイ素、脂肪酸エステル、脂肪酸塩、単糖、並びに二糖から選ばれる1種又は2種以上の添加物
を含有する固形食品を提供するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の固形食品によれば、口腔内に投入した際において、口腔内において充分に溶解・拡散させつつ滞留させることが可能となるため、硝酸塩の残留量を効果的に高めることができ、口腔内菌叢の改善を有効に図ることができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明について詳細に説明する。
なお、本発明において、「良好な食感」とは、口腔内に投入した際、ボソボソとするような異物感や不快感をもたらすことなく、滑らかで舌触りのよさを実感できる感触を意味する。
また、「硝酸塩の残留」とは、口腔内に投入された後、固形食品が口腔内において徐々に溶解・拡散するにしたがって、口腔内において充分に留まることを意味する。
さらに、「口腔内菌叢」とは、口腔内に生息する多種多様の細菌であって、非病原性細菌と病原性細菌とに大別される細菌により形成されてなる群集を意味する。かかる「口腔内菌叢」は、「口腔内(口内又は口腔)フローラ」又は「口腔内(口内又は口腔)マイクロバイオータ」とも称される。
(【0011】以降は省略されています)

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