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公開番号2024049106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022155371
出願日2022-09-28
発明の名称自動投入容器用液体洗浄剤組成物
出願人花王株式会社
代理人個人,個人
主分類C11D 17/08 20060101AFI20240402BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】水分の量が少ない状態でも、良好な流動性を有する自動投入容器用液体洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】下記の(a)成分、(b)成分、(c)成分、及び(d)成分を、所定条件で含有する自動投入容器用液体洗浄剤組成物。
(a)成分:水
(b)成分:特定のノニオン界面活性剤を含むノニオン活性剤
(c)成分:特定のアニオン界面活性剤を含むアニオン活性剤
(d)成分:少なくとも(d1)ジエチレングリコールモノブチルエーテルを含む水酸基を有する有機溶剤
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
下記の（ａ）成分、（ｂ）成分、（ｃ）成分、及び（ｄ）成分を含有し、
（ａ）成分の含有量が０質量％超え２０質量％以下であり、
（ｂ）成分と（ｃ）成分の合計含有量が５０質量％以上であり、
（ｂ）成分と（ｃ）成分の合計含有量に対する（ｂ）成分の含有量の割合が３０質量％以上１００質量％未満である、
自動投入容器用液体洗浄剤組成物。
（ａ）成分：水
（ｂ）成分：下記の一般式（ｂ１）で表されるノニオン界面活性剤を含むノニオン活性剤
Ｒ
１
－Ｏ－［（ＥＯ）
ｐ
／（ＰＯ）
ｑ
］－Ｈ（ｂ１）
〔式中、Ｒ
１
は炭素数１０以上２４以下のアルキル基であり、ＥＯはエチレンオキシ基であり、ＰＯはプロピレンオキシ基であり、／はＥＯとＰＯの結合順序を問わないことを示す記号であり、ｐ及びｑは平均付加モル数であり、ｐは１以上４０以下であり、ｑは０以上６以下である。〕
（ｃ）成分：下記の一般式（ｃ１）で表されるアニオン界面活性剤を含むアニオン活性剤
Ｒ
２
－Ｏ－［（ＥＯ）
ｍ
／（ＰＯ）
ｎ
］－ＳＯ
３
Ｍ（ｃ１）
〔式中、Ｒ
２
は炭素数８以上２２以下のアルキル基であり、ＰＯはプロピレンオキシ基であり、ＥＯはエチレンオキシ基であり、／はＰＯとＥＯの結合順序を問わないことを示す記号であり、ｍ及びｎは平均付加モル数であり、ｍは１以上１０以下であり、ｎは０以上５以下であり、Ｍは水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属（１／２原子）、アンモニウム、又は有機アンモニウムである。〕
（ｄ）成分：有機溶剤であって、少なくとも（ｄ１）を含み、（ｄ）中、（ｄ１）の割合が２０質量％以上である、水酸基を有する有機溶剤
（ｄ１）成分：ジエチレングリコールモノブチルエーテル
続きを表示（約 250 文字）【請求項２】
前記（ｂ）成分と（ｃ）成分の合計含有量に対する（ｂ）成分の含有量の割合が５０質量％以上７５質量％以下である、請求項1に記載の自動投入容器用液体洗浄剤組成物。
【請求項３】
（ｄ）成分の合計含有量に対する（ｄ１）成分の含有量の割合が３０質量％以上１００質量％以下である、請求項１又は２に記載の自動投入容器用液体洗浄剤組成物。
【請求項４】
さらに、フェノール系抗菌剤を含有する、請求項１～３の何れか１項に記載の自動投入容器用液体洗浄剤組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、自動投入容器用液体洗浄剤組成物に関する。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
液体洗浄剤は、一般に水に溶解、分散しやすいことから、近年、衣料用などとして汎用されている。また、液体洗浄剤を自動投入タンクに補填し、洗濯量等の要望に応じて自動で液体洗浄剤を計量して投入する機能を搭載した洗濯機の市場も拡大している。
【０００３】
液体洗浄剤は、例えば、家庭用の衣料用液体洗浄剤では、一回あたりの使用量を計量して用いられる。また、上記のように洗濯機が具備する自動投入手段に充填して用いられる。
【０００４】
特許文献１には、少なくとも２５重量％の総界面活性剤濃度の液体洗剤組成物をヒドロキシ含有結晶性物質やポリアクリレート等の「外部構造剤」を用いることにより、液体洗剤組成物のレオロジー特性を変化させ、自動洗浄機における自動投入量を安定化させることが開示されている。
【０００５】
また特許文献２には、疎水基の炭素数が１０～１６で酸化エチレンの平均付加モル数が２～６である非イオン界面活性剤（Ａ）と、疎水基の炭素数が１０～１６で酸化エチレンの平均付加モル数が１０～２５である非イオン界面活性剤（Ｂ）とを、（Ａ）と（Ｂ）の合計量が液体洗浄剤組成物の質量に基づいて３０～６０質量％の割合で、かつ（Ａ）／（Ｂ）＝７／３～３／７の比率で含有し、さらに、質量平均分子量４００～５０００のポリエチレングリコール（Ｃ）を含有する液体洗浄剤組成物が開示されている。
【０００６】
また特許文献３には、ａ）アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される、洗浄性界面活性剤と、ｂ）双性イオンと、ｃ）２重量％未満の有機非アミノ官能性溶媒と、を含む、液体洗剤組成物が開示されている。
【０００７】
特許文献４には、ａ）アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、及びこれらの混合物からなる群から所定条件で選択される、洗浄性界面活性剤と、ｂ）双性イオン性ポリアミンと、ｃ）所定の有機非アミノ官能性溶媒と、を所定条件で含む液体洗剤組成物が開示されている。
【０００８】
特許文献５には、水、特定のアニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、及び特定の抗菌剤を含有する液体洗浄剤が開示されており、更に溶剤を含有できることが記載されている。
【０００９】
また、特許文献６には、特定の抗菌剤、特定の酵素群、及び水混和性有機溶剤を所定条件で含有するバイオフィルム形成抑制剤組成物が開示されており、更にノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤などの界面活性剤を含有できること、液体洗浄剤組成物に使用できることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【００１０】
特表２０２０－５２７３８３号公報
特開２００１－３１００号公報
特表２０１８－５１８５８０号公報
特開２０２０－４１１４８号公報
特表２０１８－２０３９２３号公報
特開２０２０－３３４７３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
（【００１１】以降は省略されています）

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