TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024062198
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-09
出願番号2022170048
出願日2022-10-24
発明の名称固形粉末化粧料
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/25 20060101AFI20240430BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】使用感がサラサラで、ギラギラ感や白っぽさを抑制しつつ、立体感のあるツヤのある仕上がりの固形粉末化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)合成マイカ、
(B)球状無機粉体、
(C)25℃で液状の油剤
を含有し、成分(A)が、少なくとも、(A1)粒子径が5~29μmの合成マイカと、(A2)粒子径が30~60μmの合成マイカを含み、成分(A2)に対する成分(A1)の質量割合(A1)/(A2)が、2~20である、固形粉末化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)合成マイカ、
(B)球状無機粉体、
(C)25℃で液状の油剤
を含有し、成分(A)が、少なくとも、(A1)粒子径が5~29μmの合成マイカと、(A2)粒子径が30~60μmの合成マイカを含み、成分(A2)に対する成分(A1)の質量割合(A1)/(A2)が、2~20である、固形粉末化粧料。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
成分(A)の含有量が6~60質量%、成分(B)の含有量が4~20質量%、成分(C)の含有量が2~20質量%である請求項1記載の固形粉末化粧料。
【請求項3】
成分(A1)の含有量が5~40質量%、成分(A2)の含有量が1~20質量%である請求項1又は2記載の固形粉末化粧料。
【請求項4】
成分(B)が、少なくともシリカを含む請求項1~3のいずれか1項記載の固形粉末化粧料。
【請求項5】
成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、1~12である請求項1~4のいずれか1項記載の固形粉末化粧料。
【請求項6】
次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)合成マイカ、
(B)球状無機粉体、
(C)25℃で液状の油剤
を含有し、成分(A)が、少なくとも、(A1)粒子径が5~29μmの合成マイカと、(A2)粒子径が30~60μmの合成マイカを含み、成分(A2)に対する成分(A1)の質量割合(A1)/(A2)が、2~20となるように添加して得られる、固形粉末化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固形粉末化粧料に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
固形粉末化粧料は、粉体に油性成分等を混合し、粉砕・圧縮成型して製造され、塗布時の使用感や、光沢のある仕上がりなどを得るための検討がなされている。
例えば、特許文献1には、特定のアスペクト比の板状粉体を含有する粉体化粧料を、超音波を照射しながら加圧成形して得られる固形粉末化粧料が、化粧料表面や塗布膜の光沢感、使用性及び安定性に優れることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-161451号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、板状粉体として、合成マイカを含有する固形粉末化粧料では、仕上がりに白浮きやギラギラ感があるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、特定粒子径の合成マイカを2種以上併用し、合成マイカの粒子径分布を制御するとともに、球状無機粉体を組合わせて用いることにより、使用感がサラサラで、ギラギラ感や白っぽさを抑制しつつ、立体感のあるツヤのある仕上がりの固形粉末化粧料が得られることを見出した。
【0006】
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)合成マイカ、
(B)球状無機粉体、
(C)25℃で液状の油剤
を含有し、成分(A)が、少なくとも、(A1)粒子径が5~29μmの合成マイカと、(A2)粒子径が30~60μmの合成マイカを含み、成分(A2)に対する成分(A1)の質量割合(A1)/(A2)が、2~20である、固形粉末化粧料に関する。
【0007】
また、本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)合成マイカ、
(B)球状無機粉体、
(C)25℃で液状の油剤
を含有し、成分(A)が、少なくとも、(A1)粒子径が5~29μmの合成マイカと、(A2)粒子径が30~60μmの合成マイカを含み、成分(A2)に対する成分(A1)の質量割合(A1)/(A2)が、2~20となるように添加して得られる、固形粉末化粧料に関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の固形粉末化粧料は、サラサラ感のある使用感で、ギラギラ感や白っぽさがなく、立体感のあるツヤのある仕上がりが得られるものである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
成分(A)の合成マイカは、通常の化粧料に用いられるもので、合成金雲母、合成金雲母鉄等を用いることができる。
成分(A)の合成マイカは、そのまま用いられるほか、通常の方法により、疎水化処理したものを用いることもできる。
疎水化処理としては、通常の化粧料用粉体に施されている処理であれば制限されず、例えば、シリコーン処理、脂肪酸処理、ラウロイルリジン処理、レシチン処理、N-アシルアミノ酸処理等のアミノ酸処理、金属石鹸処理等が挙げられる。これらのうち、シリコーン処理が好ましい。
【0010】
成分(A)は、少なくとも、(A1)粒子径が5~29μmの合成マイカと、(A2)粒子径が30~60μmの合成マイカを含むものである。
成分(A1)の粒子径が5~29μmの合成マイカは、ギラギラ感を抑制し、立体感のあるツヤのある仕上がりに優れる。さらに、立体感のあるツヤのある仕上がりに優れる観点から、(A11)粒子径が5~14μmの合成マイカと、(A12)粒子径が15~29μmの合成マイカを含むのが好ましく、成分(A12)に対する成分(A11)の質量割合(A11)/(A12)は、0.6~3であるのが好ましく、0.9~2がより好ましく、1~1.5がさらに好ましい。
成分(A1)のアスペクト比は、ギラギラ感を抑制し、立体感のあるツヤのある仕上がりを得る観点から、20~90であるのが好ましく、40~80がより好ましい。
ここで、粒子径は、エタノールを分散媒として、レーザー回折散乱式粒度分布測定器(セイシン企業社製、LMS-350)で測定された値である。なお、体積平均粒子径は、体積基準の平均粒子径であり、50%メジアン径とする。粒子の平均厚さは、電子顕微鏡を用いて測定し、その合計値を測定個数で割った値である。アスペクト比は、粒子径を粒子の平均厚さで割った値である。
成分(A1)の含有量は、立体感のあるツヤのある仕上がりを得る観点から、全組成中に5~40質量%であるのが好ましく、10~37質量%がより好ましく、15~34質量%がさらに好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

花王株式会社
容器
2か月前
花王株式会社
容器
1か月前
花王株式会社
容器
5日前
花王株式会社
歯磨剤
10日前
花王株式会社
歯磨剤
23日前
花王株式会社
トナー
11日前
花王株式会社
袋容器
2か月前
花王株式会社
温熱具
6日前
花王株式会社
温熱具
12日前
花王株式会社
洗濯方法
9日前
花王株式会社
固形食品
2か月前
花王株式会社
洗浄方法
1か月前
花王株式会社
固体触媒
13日前
花王株式会社
洗濯方法
9日前
花王株式会社
包装容器
2か月前
花王株式会社
パウチ容器
13日前
花王株式会社
液体収容具
26日前
花王株式会社
油脂組成物
1か月前
花王株式会社
乳化組成物
16日前
花王株式会社
乳化化粧料
1か月前
花王株式会社
乳化化粧料
1か月前
花王株式会社
美容キット
1か月前
花王株式会社
吸収性物品
1か月前
花王株式会社
油性組成物
20日前
花王株式会社
ボトル容器
26日前
花王株式会社
繊維処理剤
5日前
花王株式会社
洗浄用物品
2か月前
花王株式会社
半導体素子
2か月前
花王株式会社
経口用組成物
1か月前
花王株式会社
エッチング液
1か月前
花王株式会社
吊り下げ容器
1か月前
花王株式会社
物品搬送装置
1か月前
花王株式会社
水硬性組成物
2か月前
花王株式会社
美容システム
20日前
花王株式会社
基板処理方法
2か月前
花王株式会社
口腔用組成物
2か月前
続きを見る