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公開番号2024079399
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022192319
出願日2022-11-30
発明の名称茶飲料組成物
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A23F 3/16 20060101AFI20240604BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】非重合体カテキン類を高濃度に含有しつつも、渋味が抑制された茶飲料組成物の提供。
【解決手段】次の成分(A)及び(B);
(A)非重合体カテキン類 0.05質量%以上
(B)シメン(b1)、テルピノレン(b2)及びカジネン(b3)
を含有し、(b2)が0.2質量ppb以上、(b3)が0.5質量ppb以上、(b1)+(b2)+(b3)が4質量ppb以上である茶飲料組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)及び(B);
(A)非重合体カテキン類 0.05質量%以上
(B)シメン(b1)、テルピノレン(b2)及びカジネン(b3)
を含有し、(b2)が0.2質量ppb以上、(b3)が0.5質量ppb以上、(b1)+(b2)+(b3)が4質量ppb以上である茶飲料組成物。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
成分(A)と成分(B)の質量比[(B)/(A)]が20×10

~1200×10

である請求項1記載の茶飲料組成物。
【請求項3】
成分(A)の含有量が0.05~0.5質量%である請求項1又は2記載の茶飲料組成物。
【請求項4】
成分(B)の含有量が4~1000質量ppbである請求項1~3のいずれか1項記載の茶飲料組成物。
【請求項5】
シメン(b1)及びテルピノレン(b2)の合計含有量に対するカジネン(b3)の含有量の割合(b3)/{(b1)+(b2)}が0.15~3である請求項1~4のいずれか1項記載の茶飲料組成物。
【請求項6】
緑茶飲料組成物である請求項1~5のいずれか1項記載の茶飲料組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、茶飲料組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
非重合体カテキン類は、Camellia属の茶葉に含まれるポリフェノールの一種であり、内臓脂肪低減効果等の生理作用を有することが報告されている。非重合体カテキン類を含有する茶飲料は広く愛飲されているが、茶本来の香りが豊かで、甘味が引き立ち、苦味や渋味が抑えられた茶飲料が好まれる傾向がある。
【0003】
一方、テルペン類は、イソプレンを構成単位とする天然有機化合物の総称であり、天然香料の主体となる植物精油の主成分である。従来、ビールテイスト飲料に、δカジネンを添加することにより、麦汁調製過程で生成するトランス-2-ノネナールに起因する酸化劣化臭を低減させたビールテイスト飲料が得られること(特許文献1)、ビール様麦芽飲料製造過程の麦汁にテルペンを添加することにより、麦芽由来のオフフレーバーが低減されたビール様麦芽飲料が得られること(特許文献2)等が報告されている。また、緑茶飲料中には香気成分としてp-シメンやδ-カジネン等のテルペン類が含まれることが知られている(非特許文献1及び2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-217347号公報
特開2012-105591号公報
【非特許文献】
【0005】
J.Agric.Food Chem., 2022, 70, 279-288
LWT-Food Science and Technology, 2019, 108, 221-232
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
非重合体カテキン類の生理効果を期待して非重合体カテキン類を高濃度に茶飲料に含有させると、非重合体カテキン類は渋味を有することから、飲用時に強い渋味を伴うことがある。
よって、本発明の課題は、非重合体カテキン類を高濃度に含有しつつも、渋味が抑制された茶飲料組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記課題に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、非重合体カテキン類を高濃度に含有する飲料に、シメン、テルピノレン及びカジネンのテルペン類3種を所定濃度以上含有させることで、渋味を抑制できることを見出した。
【0008】
すなわち、本発明は、次の成分(A)及び(B);
(A)非重合体カテキン類 0.05質量%以上
(B)シメン(b1)、テルピノレン(b2)及びカジネン(b3)を含有し、(b2)が0.2質量ppb以上、(b3)が0.5質量ppb以上、(b1)+(b2)+(b3)が4質量ppb以上である茶飲料組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、非重合体カテキン類を高濃度に含有しつつも、渋味が抑制された茶飲料組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の茶飲料組成物は、成分(A)として非重合体カテキン類を含有する。ここで、本明細書において「(A)非重合体カテキン類」とは、カテキン、ガロカテキン、エピカテキン及びエピガロカテキン等の非ガレート体と、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート及びエピガロカテキンガレート等のガレート体を併せての総称である。本発明においては、上記8種の非重合体カテキン類のうち少なくとも1種を含有すればよい。
成分(A)は、飲食品の分野において通常使用されているものであれば由来は特に限定されず、例えば、化学合成品でも、非重合体カテキン類を含有する植物から抽出したものでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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