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公開番号2024085483
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022199997
出願日2022-12-15
発明の名称生理用物品
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類A61F 13/472 20060101AFI20240620BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、着用者の陰唇間に挟んで使用される生理用物品であって、吸収性、動作時における防漏性、及び装着感を高めることが可能な生理用物品に関する。
【解決手段】本発明に係る生理用物品は、表面シートと、裏面シートと、表面シート及び裏面シートの間に配置された吸収体と、を備える。吸収体は、主成分として繊維状のパルプを含む吸収性コアを有する。吸収性コアは、陰唇間と対向する領域を含む中央吸収領域と、中央吸収領域の横方向両側に位置し、中央吸収領域よりも高いパルプ坪量を有する側部吸収領域と、を有する。中央吸収領域は、縦方向及び横方向に延びる中央溝部を有する。側部吸収領域は、縦方向又は横方向の少なくとも一方に延びる側部溝部を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
液透過性の表面シートと、裏面シートと、前記表面シート及び前記裏面シートの間に配置された吸収体と、を備え、着用者の前後方向に対応する縦方向及び前記縦方向に直交する横方向を有し、着用者の陰唇間に挟んで使用される生理用物品であって、
前記吸収体は、主成分として繊維状のパルプを含む吸収性コアを有し、
前記吸収性コアは、
前記陰唇間と対向する領域を含む中央吸収領域と、
前記中央吸収領域の前記横方向両側に位置し、前記中央吸収領域よりも高いパルプ坪量を有する側部吸収領域と、を有し、
前記中央吸収領域は、前記縦方向及び前記横方向に延びる中央溝部を有し、
前記側部吸収領域は、前記縦方向又は前記横方向の少なくとも一方に延びる側部溝部を有する
生理用物品。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記吸収性コアは、
前記側部吸収領域の前記縦方向前方に位置する前方吸収領域と、
前記側部吸収領域の前記縦方向後方に位置する後方吸収領域と、を有し、
前記前方吸収領域及び前記後方吸収領域は、前記側部吸収領域よりも低いパルプ坪量を有する
請求項1に記載の生理用物品。
【請求項3】
前記中央溝部は、
周囲よりも低い坪量を有し、前記吸収性コアの前記横方向中央において前記縦方向に延びる中央縦溝部を含む
請求項1又は2に記載の生理用物品。
【請求項4】
前記中央吸収領域は、
前記吸収性コアの縦方向中央部に位置し、前記横方向における寸法が最小となる最小幅部を含み、
前記中央吸収領域の前記横方向における寸法は、前記最小幅部から前記縦方向後方に向かうに従い、徐々に大きくなる
請求項1から3のいずれか一項に記載の生理用物品。
【請求項5】
前記裏面シートの非肌対向面に配置され、前記裏面シートとの間に着用者の指を挿入可能な指ポケットを形成する指ポケット形成用シートを備え、
前記中央吸収領域は前記指ポケットと平面視において重なるように配置されている
請求項1から4のいずれかの一項に記載の生理用物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、着用者の陰唇間に挟んで使用される生理用物品に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
着用者の陰唇間に挟んで使用される生理用物品が知られている。このような生理用物品は、一般的な生理用ナプキンよりも身体との密着性が高く、タンポンよりも心理的抵抗感を軽減できるという特徴を有する。例えば特許文献1には、独立した吸収体をそれぞれ有する複数の帯状の帯状吸収領域を有し、帯状吸収領域が中央部と両側部にそれぞれ配置された構成を有する陰唇間パッドが開示されている。例えば特許文献2には、略中心線に沿って分割された1対の吸収シート体を有し、吸収シート体と裏面シートとの間に体液が流入し得る空隙部が形成された構成を有する陰唇間パッドが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2002-094158号
国際公開第2002-094159号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1及び2に記載されているような従来の陰唇間パッドは、単体で十分な吸収量を確保することが難しく、特に運動時などの動作時に経血の漏れが発生しやすかった。一方で、吸収性や防漏性を高めるために吸収体を厚く構成した場合、陰唇間に装着しにくくなり、装着違和感が発生しやすかった。
【0005】
本発明は、着用者の陰唇間に挟んで使用される生理用物品であって、吸収性、動作時における防漏性、及び装着感を高めることが可能な生理用物品に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係る生理用物品は、液透過性の表面シートと、裏面シートと、前記表面シート及び前記裏面シートの間に配置された吸収体と、を備え、着用者の前後方向に対応する縦方向及び前記縦方向に直交する横方向を有し、着用者の陰唇間に挟んで使用される。
前記吸収体は、主成分として繊維状のパルプを含む吸収性コアを有する。
前記吸収性コアは、
前記陰唇間と対向する領域を含む中央吸収領域と、
前記中央吸収領域の前記横方向両側に位置し、前記中央吸収領域よりも高いパルプ坪量を有する側部吸収領域と、を有する。
前記中央吸収領域は、前記縦方向及び前記横方向に延びる中央溝部を有する。
前記側部吸収領域は、前記縦方向又は前記横方向の少なくとも一方に延びる側部溝部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の着用者の陰唇間に挟んで使用される生理用物品によれば、吸収性、動作時における防漏性、及び装着感を高めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る生理用物品を示す平面図であり、生理用物品から指ポケット形成用シートを除去した生理用物品の本体を平坦に広げた平坦形状の構成を示す図である。
図1のII-II線で切断した上記平坦形状の本体の断面図である。
上記本体と指ポケット形成用シートを備えた生理用物品の、図2と同様の位置における断面を示す図であり、上記本体が横方向中央で屈曲された屈曲形状の構成を示す図である。
上記生理用物品の平坦形状の吸収性コアを示す平面図である。
上記生理用物品の変形例に係る吸収性コアを示す平面図である。
上記生理用物品の他の変形例に係る吸収性コアを示す平面図である。
本発明の比較例に係る生理用物品の装着状態を示す模式的な断面図であり、(A)は着用者の下半身を示す図、(B)は(A)の要部拡大図である。
上記実施形態に係る生理用物品の装着状態を示す模式的な断面図であり、(A)は着用者の下半身を示す図、(B)は(A)の要部拡大図である。
上記実施形態に係る生理用物品の裏面図であり、平坦形状の本体に指ポケット形成用シートの一部を配置した構成を示す図である。
他の変形例に係る生理用物品の、図2と同様の位置における断面を示す断面図である。
本発明の比較例に係る生理用物品の吸収性コアを示す平面図である。
本発明の他の比較例に係る生理用物品を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
【0010】
[生理用物品の全体構成]
図1に示す生理用物品1は、着用者の左右の陰唇間に挟んで使用され、着用者の経血を吸収することが可能に構成される。本明細書において「陰唇」とは、小陰唇を意味する。生理用物品1は、一般的な生理用ナプキンなどの他の生理用物品と併用されずに、単体で使用されることが好ましい。
生理用物品1は、着用者の前後方向に対応する縦方向Xと、着用者の左右方向に対応し縦方向Xに直交する横方向Yとを有する。さらに、生理用物品1は、縦方向X及び横方向Yの双方に直交する厚み方向Zを有する。
本明細書において、「横方向Y中央」とは、生理用物品1を横方向Yに2等分する縦中心線CL上の部分を意味する。「横方向Y外側」とは、縦中心線CLから遠ざかる側を意味する。
本明細書において、「縦方向X前方」又は「前方」とは、縦方向Xにおける前方、つまり着用者の腹側に向かう方向を意味する。「縦方向X後方」又は「後方」とは、縦方向Xにおける後方、つまり着用者の背側に向かう方向を意味する。
本明細書において、厚み方向Zにおける肌側とは、生理用物品1の着用時に着用者側に配置される側を意味する。厚み方向Zにおける非肌側とは、生理用物品1の着用時に着衣側に配置される側を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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