TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024085485
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022199999
出願日2022-12-15
発明の名称吸収性物品
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類A61F 13/15 20060101AFI20240620BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、広い範囲に効果的かつ持続的な冷涼感を提供することができる吸収性物品に関する。
【解決手段】本発明に係る吸収性物品は、液透過性の表面シートと、裏面シートと、前記表面シートに隣接して配置されたセカンドシートと、吸収性シートで構成され前記セカンドシート及び前記裏面シートの間に配置された吸収体と、を備え、着用者の前後方向に対応する縦方向と、該縦方向に直交し着用者の左右方向に対応する横方向と、を有する。前記セカンドシートは、前記吸収性物品の平面視における全面に配置され、前記吸収性シートよりも液拡散性が高い。前記セカンドシートは、冷感剤を含有する親水性の冷感剤含有液を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液透過性の表面シートと、裏面シートと、前記表面シートに隣接して配置されたセカンドシートと、吸収性シートで構成され前記セカンドシート及び前記裏面シートの間に配置された吸収体と、を備え、着用者の前後方向に対応する縦方向と、該縦方向に直交し着用者の左右方向に対応する横方向と、を有する吸収性物品であって、
前記セカンドシートは、前記吸収性物品の平面視における全面に配置され、前記吸収性シートよりも液拡散性が高く、
前記セカンドシートは、冷感剤を含有する親水性の冷感剤含有液を含む
吸収性物品。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記冷感剤含有液は、前記吸収性物品の平面視における全面に配置されている
請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記セカンドシートは、前記吸収性シートよりも密度が高い
請求項1又は2に記載の吸収性物品。
【請求項4】
前記セカンドシートは、前記吸収体よりも液吸収後の液拡散面積に対する液保持量が少ない
請求項1から3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項5】
前記セカンドシートは、前記吸収性シートよりも坪量が低い
請求項1から4のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項6】
前記表面シートは、前記セカンドシートと同等又は低い親水性を有する
請求項1から5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
【請求項7】
前記吸収体は、前記吸収性物品の平面視において、前記セカンドシートよりも面積が小さい
請求項1から6のいずれか一項に記載の吸収性物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パンティライナー等の吸収性物品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
パンティライナー等の吸収性物品の着用時において、不感蒸泄や発汗などにより、着用者がムレなどを不快に感じることがある。これに対し、冷感剤を備え、冷涼感を与えることが可能な吸収性物品が知られている。
例えば特許文献1には、表面シートと吸収体との間に冷感剤を備え、表面シートにおいて着用者の排泄部が当接する当接領域における単位面積当りに配置される前記冷感材料の量が、当接領域の外側の領域における単位面積当りの冷感材料の量よりも多いことを特徴とする吸収性物品が開示されている。
例えば特許文献2には、表面シートと吸収体との間に冷感剤を備え、表面シートにおいて当接領域よりも表面シートの平面方向外側に、当接領域における単位面積当りの冷感材料の量よりも単位面積当りの冷感材料の量が多い領域が存在していることを特徴とする吸収性物品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-234031号公報
特開2010-234028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
さらに、従来の技術よりも、広い範囲に効果的かつ持続的な冷涼感を提供できる技術が求められている。
【0005】
本発明は、広い範囲に効果的かつ持続的な冷涼感を提供することができる吸収性物品に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係る吸収性物品は、液透過性の表面シートと、裏面シートと、前記表面シートに隣接して配置されたセカンドシートと、吸収性シートで構成され前記セカンドシート及び前記裏面シートの間に配置された吸収体と、を備え、着用者の前後方向に対応する縦方向と、該縦方向に直交し着用者の左右方向に対応する横方向と、を有する。
前記セカンドシートは、前記吸収性物品の平面視における全面に配置され、前記吸収性シートよりも液拡散性が高い。
前記セカンドシートは、冷感剤を含有する親水性の冷感剤含有液を含む。
【発明の効果】
【0007】
本発明の吸収性物品によれば、広い範囲に効果的かつ持続的な冷涼感を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る吸収性物品の平面図である。
図1をII-II線で切断した断面を示す、上記吸収性物品の断面図である。
上記吸収性物品に含まれるセカンドシートの部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。ここでは、吸収性物品の一実施形態としてパンティライナーを例に挙げ、説明する。パンティライナーは、主に非生理期間において、おりもの等の排泄液を吸収するために用いられる吸収性物品である。
【0010】
[パンティライナーの全体構成]
図1に示すように、本発明の吸収性物品としてのパンティライナー1は、着用者の前後方向に対応する縦方向Xと、着用者の左右方向に対応し縦方向Xに直交する横方向Yとを有する。さらに、パンティライナー1は、縦方向X及び横方向Yの双方に直交する厚み方向Zを有する。本実施形態において、パンティライナー1は縦方向Xに長いパッド型であり、例えば下着のクロッチ部に装着される。
本明細書において、「縦方向X前方」又は「前方」とは、縦方向Xにおける前方、つまり着用者の腹側に向かう方向を意味する。「縦方向X後方」又は「後方」とは、縦方向Xにおける後方、つまり着用者の背側に向かう方向を意味する。
本明細書において、厚み方向Zにおける肌側とは、パンティライナー1の着用時に着用者側に配置される側を意味する。厚み方向Zにおける非肌側とは、パンティライナー1の着用時に着衣側に配置される側を意味する。
本明細書において、「平面視」とは、パンティライナー1をX-Y平面上に引き伸ばして、厚み方向Zから見た平面視を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

花王株式会社
繊維
23日前
花王株式会社
容器
23日前
花王株式会社
繊維
12日前
花王株式会社
容器
1か月前
花王株式会社
歯磨剤
1か月前
花王株式会社
注射針
17日前
花王株式会社
注射針
17日前
花王株式会社
温熱具
1か月前
花王株式会社
不織布
23日前
花王株式会社
冷感剤
3日前
花王株式会社
茶飲料
19日前
花王株式会社
歯磨剤
1か月前
花王株式会社
トナー
1か月前
花王株式会社
温熱具
1か月前
花王株式会社
不織布
23日前
花王株式会社
洗濯方法
1か月前
花王株式会社
洗濯方法
1か月前
花王株式会社
洗浄方法
4日前
花王株式会社
印刷方法
23日前
花王株式会社
固体触媒
1か月前
花王株式会社
パウチ容器
1か月前
花王株式会社
ボトル容器
1か月前
花王株式会社
粉末化粧料
19日前
花王株式会社
液体収容具
1か月前
花王株式会社
粉末化粧料
19日前
花王株式会社
油性組成物
1か月前
花王株式会社
繊維処理剤
1か月前
花王株式会社
吸収性物品
3日前
花王株式会社
生理用物品
3日前
花王株式会社
皮膚外用剤
27日前
花王株式会社
吸収性物品
27日前
花王株式会社
乳化組成物
1か月前
花王株式会社
吸収性パッド
24日前
花王株式会社
茶飲料組成物
19日前
花王株式会社
殺飛翔害虫剤
1か月前
花王株式会社
湿式吹付工法
1か月前
続きを見る