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公開番号
2024085177
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-26
出願番号
2022199562
出願日
2022-12-14
発明の名称
高圧タンク
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
F17C
13/04 20060101AFI20240619BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】バルブでガス漏れが発生した場合、迅速にガス漏れを止めることができる高圧タンクを提供する。
【解決手段】高圧タンク1は、タンク本体3、バルブ4、及び取手部5を備える。バルブ4は、タンク本体3の内部と連通する第1連通孔414と第1連通孔414と連通する第1収納孔415とが設けられた第1ボディ41と、第1収納孔415と連通する第2連通孔425と第2連通孔425と連通する第2収納孔426とが設けられた第2ボディ42と、第2収納孔426と連通する貫通孔434が設けられたコネクタ部43と、貫通孔434と第2収納孔426との連通を遮断し、押しピン105の押し付け力によって貫通孔434と第2収納孔426との連通を許容する第2弁体47と、ガス供給対象物10側のハンドル受け溝104に嵌め込み可能なハンドル部423とを備える。第1弁体424は、取手部5のひねり回し操作に伴って開閉する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ガスを貯留するタンク本体と、前記タンク本体に装着されたバルブと、前記タンク本体における前記バルブとは反対側に取り付けられた取手部と、を備える高圧タンクであって、
前記バルブは、
前記タンク本体の口金部に装着され、内部に前記タンク本体の内部と連通する第1連通孔と前記第1連通孔と連通するとともに前記第1連通孔よりも大径の第1収納孔とが設けられた第1ボディと、
内部に前記第1収納孔と連通する第2連通孔と前記第2連通孔と連通するとともに前記第2連通孔よりも大径の第2収納孔とが設けられ、且つ、前記第1収納孔に収納されて前記第1収納孔と前記第1連通孔との連通を遮断又は許容する第1弁体を有する第2ボディと、
前記第2ボディと連結されるとともに内部に前記第2収納孔と連通する貫通孔が設けられ、前記ガスが供給されるガス供給対象物と嵌合するコネクタ部と、
前記第2収納孔に収納され、バネの付勢力によって前記貫通孔と前記第2収納孔との連通を遮断し、前記ガス供給対象物に設けられた押しピンの押し付け力によって前記貫通孔と前記第2収納孔との連通を許容する第2弁体と、
前記第2ボディから前記タンク本体の径方向に突設され、前記高圧タンクが前記コネクタ部を介して前記ガス供給対象物と嵌合される際に前記ガス供給対象物に設けられたハンドル受け溝に嵌め込み可能なハンドル部と、
を備え、
前記ハンドル部が前記ガス供給対象物の前記ハンドル受け溝に嵌め込まれる状態において、前記第1弁体は、前記取手部のひねり回し操作に伴って前記第1収納孔と前記第1連通孔との連通を遮断又は許容することを特徴とする高圧タンク。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、高圧タンクに関し、特に口金部に装着されたバルブを備える高圧タンクに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、このような技術分野として、例えば特許文献1に記載のように、タンク本体の口金部に本体ハウジング、サブハウジング、メインバルブ及びサブバルブからなるバルブユニットが装着されるものが知られている。メインバルブは弁機構を有し、サブバルブは付勢手段により閉弁状態に付勢されている。そして、メインバルブに設けられた凸部は付勢手段の付勢力に抗してサブバルブを開弁状態に移動させ、サブバルブが閉弁状態から移動した状態ではシール部材によりメインバルブとタンク本体の外部との連通が遮断されている。
【0003】
このような構造を有する高圧タンクでは、メインバルブの弁機構が故障して交換が必要な場合、サブバルブ開弁手段によるサブバルブの開弁状態への切り替えが解除され、サブバルブは付勢手段の作用により閉弁状態へ復帰する。そして、サブバルブによりタンク本体内のガスを外部へ導く貫通孔が閉鎖された状態で、メインバルブが装着部から取り外されて、正常なメインバルブが装着部に装着される。これによって、口金部に装着されたメインバルブを交換する際に、タンク本体内への外気の進入及びタンク本体内に貯留されているガスのタンク本体外への流出を阻止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-177538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述した高圧タンクでは、異物の噛み込み、開固着などの原因によってメインバルブやサブバルブでガス漏れが発生した場合、迅速にガス漏れを止めることが困難であった。
【0006】
本発明は、このような技術課題を解決するためになされたものであって、バルブでガス漏れが発生した場合、迅速にガス漏れを止めることができる高圧タンクを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る高圧タンクは、ガスを貯留するタンク本体と、前記タンク本体に装着されたバルブと、前記タンク本体における前記バルブとは反対側に取り付けられた取手部と、を備える高圧タンクであって、前記バルブは、前記タンク本体の口金部に装着され、内部に前記タンク本体の内部と連通する第1連通孔と前記第1連通孔と連通するとともに前記第1連通孔よりも大径の第1収納孔とが設けられた第1ボディと、内部に前記第1収納孔と連通する第2連通孔と前記第2連通孔と連通するとともに前記第2連通孔よりも大径の第2収納孔とが設けられ、且つ、前記第1収納孔に収納されて前記第1収納孔と前記第1連通孔との連通を遮断又は許容する第1弁体を有する第2ボディと、前記第2ボディと連結されるとともに内部に前記第2収納孔と連通する貫通孔が設けられ、前記ガスが供給されるガス供給対象物と嵌合するコネクタ部と、前記第2収納孔に収納され、バネの付勢力によって前記貫通孔と前記第2収納孔との連通を遮断し、前記ガス供給対象物に設けられた押しピンの押し付け力によって前記貫通孔と前記第2収納孔との連通を許容する第2弁体と、前記第2ボディから前記タンク本体の径方向に突設され、前記高圧タンクが前記コネクタ部を介して前記ガス供給対象物と嵌合される際に前記ガス供給対象物に設けられたハンドル受け溝に嵌め込み可能なハンドル部と、を備え、前記ハンドル部が前記ガス供給対象物の前記ハンドル受け溝に嵌め込まれる状態において、前記第1弁体は、前記取手部のひねり回し操作に伴って前記第1収納孔と前記第1連通孔との連通を遮断又は許容することを特徴としている。
【0008】
本発明に係る高圧タンクでは、ハンドル部がガス供給対象物のハンドル受け溝に嵌め込まれる状態において、第1弁体は、取手部のひねり回し操作に伴って第1収納孔と第1連通孔との連通を遮断又は許容するので、取手部のひねり回し操作だけで、第1弁体の開閉を実現することができる。このため、仮にバルブでガス漏れが発生した場合、取手部のひねり回し操作で第1収納孔と第1連通孔との連通を容易に遮断し、ガス漏れを止めることができる。その結果、バルブでガス漏れが発生した場合、迅速にガス漏れを止めることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、バルブでガス漏れが発生した場合、迅速にガス漏れを止めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る高圧タンクを示す概略断面図である。
バルブを示す拡大断面図である。
高圧タンクがガス供給対象物と嵌合される状態を示す断面図である。
図3のA-A線に沿う断面図である。
ガス供給対象物と嵌合された状態で取手部のひねり回しに伴うバルブの開閉を示す断面図である。
第2弁体が押しピンの押し付け力によって開弁する様子を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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