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公開番号2024084596
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2022198947
出願日2022-12-13
発明の名称流体圧アクチュエータ
出願人株式会社ブリヂストン
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類F15B 15/10 20060101AFI20240618BHJP(流体圧アクチュエータ;水力学または空気力学一般)
要約【課題】本開示は、変形後の形状について設計の自由度を向上させた流体圧アクチュエータの技術の開示を目的とする。
【解決手段】流体圧アクチュエータ20は、流体の圧力に応じて膨張及び収縮するチューブ24と、チューブ24の外周面を覆い、チューブ24の膨張によりチューブ24を軸方向への伸長を制限しながら径方向に拡げるスリーブ26と、チューブ24の外周面の一部と接合され、接合面全体でチューブ24の変形を拘束する拘束部材28と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
流体の圧力に応じて膨張及び収縮するチューブと、
前記チューブの外周面を覆い、前記チューブの膨張により前記チューブを軸方向への伸長を制限しながら径方向に拡げるスリーブと、
前記チューブの外周面の一部と接合され、接合面全体で前記チューブの変形を拘束する拘束部材と、
を備えた流体圧アクチュエータ。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
前記拘束部材は、前記チューブにおける前記軸方向の範囲内で、前記軸方向の端を有し、前記チューブの径方向への変形を拘束する、
請求項1に記載の、流体圧アクチュエータ。
【請求項3】
前記拘束部材における材料の引張弾性係数は、前記チューブにおける材料の引張弾性係数の1.5倍以上とされている、
請求項1に記載の、流体圧アクチュエータ。
【請求項4】
前記チューブ及び前記拘束部材は、エラストマーで形成されている、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の、流体圧アクチュエータ。
【請求項5】
前記チューブ及び前記拘束部材は、ゴムで形成されるとともに、加硫により一体化されている、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の、流体圧アクチュエータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、流体圧アクチュエータに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ゴム又はゴム状弾性材料よりなる管状体と、管状体を囲繞する編組み補強構造体と、それら管状体及び編組み補強構造体の両端開口部を封止し、管状体の内部空間に連通する接続孔が少なくとも一方に形成された封止部材とを具え、管状体内への加圧流体の適用により軸線方向に伸張するアクチュエータにおいて、アクチュエータの軸線方向への伸張を部分的に拘束する拘束部分を閉止部材間の少なくとも一部に形成したことを特徴とする湾曲可能なアクチュエータが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平3-113104号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のアクチュエータでは、管状体の両端で封止部材と拘束部分とを一体化する必要があるため、湾曲後の形状の設計に制約がある。
【0005】
本開示は、変形後の形状について設計の自由度を向上させた流体圧アクチュエータの技術の開示を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第一態様の流体圧アクチュエータは、流体の圧力に応じて膨張及び収縮するチューブと、前記チューブの外周面を覆い、前記チューブの膨張により前記チューブを軸方向への伸長を制限しながら径方向に拡げるスリーブと、前記チューブの外周面の一部と接合され、接合面全体で前記チューブの変形を拘束する拘束部材と、を備える。
【0007】
この流体圧アクチュエータによれば、拘束部材がチューブの外周面の一部に接合されると共に、接合面全体でチューブの変形を拘束する。これにより、この流体圧アクチュエータにおける変形後の形状について設計の自由度を向上させることができる。
【0008】
第二態様の流体圧アクチュエータは、第一態様に記載の流体圧アクチュエータにおいて、前記拘束部材は、前記チューブにおける前記軸方向の範囲内で、前記軸方向の端を有し、前記チューブの径方向への変形を拘束する。
【0009】
この流体圧アクチュエータによれば、拘束部材は、チューブの軸方向の長さの範囲で軸方向の端を有する。これにより、この流体圧アクチュエータは、チューブにおける軸方向の長さの範囲内で、チューブの変形に対する抵抗が異なる箇所を設けることで、流体圧アクチュエータにおける変形後の形状について設計の自由度を向上させることができる。
【0010】
第三態様の流体圧アクチュエータは、第一態様又は第二態様に記載の流体圧アクチュエータにおいて、前記拘束部材における材料の引張弾性係数は、前記チューブにおける材料の引張弾性係数の1.5倍以上とされている。
(【0011】以降は省略されています)

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