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公開番号2024083849
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197908
出願日2022-12-12
発明の名称眠気検出装置及び眠気検出用のプログラム
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類A61B 5/18 20060101AFI20240617BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】眠気の検出精度向上を図った眠気検出装置及び眠気検出用のプログラムを提供する。
【解決手段】PERCLOS算出部33が、カメラ2が撮影した画像に基づいて、一定時間Taに運転者が目を閉じている時間割合であるPERCLOSを算出する。眠気検出部34が、PERCLOSが閾値以上のときに運転者の眠気を検出する。閾値設定部35が、運転開始から最初に算出された初期の深い瞬きの割合がa%未満である場合、初期の深い瞬きの割合がa%以上である場合よりも、閾値を低く設定する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
検出対象者の顔を撮影する撮影部と、
前記撮影部が撮影した画像に基づいて、第1所定時間に前記検出対象者が目を閉じている時間又は前記時間に応じた値である眠気指標値を算出する第1算出部と、
前記眠気指標値が閾値以上のときに前記検出対象者の眠気を検出する眠気検出部と、を備えた
眠気検出装置において、
前記撮影部が撮影した画像に基づいて、第2所定時間において前記目の開閉度が第1所定値以下となる全瞬き回数を算出する第2算出部と、
前記撮影部が撮影した画像に基づいて、前記第2所定時間において前記目の開閉度が前記第1所定値よりも低い第2所定値以下となる深い瞬き回数を算出する第3算出部と、
前記全瞬き回数に対する前記深い瞬き回数の割合である深い瞬きの割合を算出する第4算出部と、
所定トリガ後に最初に算出された初期の前記深い瞬きの割合に基づいて、前記閾値を設定する閾値設定部と、をさらに備えた、
眠気検出装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の眠気検出装置において、
前記閾値設定部は、前記初期の前記深い瞬きの割合が第3所定値未満である場合、前記初期の前記深い瞬きの割合が前記第3所定値以上である場合よりも、前記閾値を低く設定する、
眠気検出装置。
【請求項3】
請求項1に記載の眠気検出装置において、
前記閾値設定部は、前記初期の前記深い瞬きの割合及び前記所定トリガ後に最初に算出された初期の前記深い瞬き回数に基づいて、前記閾値を設定する、
眠気検出装置。
【請求項4】
請求項3に記載の眠気検出装置において、
前記閾値設定部は、
前記初期の前記深い瞬きの割合が第3所定値未満である場合、前記初期の前記深い瞬きの割合が前記第3所定値以上である場合よりも、前記閾値を低く設定し、
前記初期の前記深い瞬きの割合が前記第3所定値未満であり、かつ、前記初期の前記深い瞬き回数が所定回数未満の場合、前記初期の前記深い瞬きの割合が前記第3所定値未満であり、かつ、前記初期の前記深い瞬き回数が前記所定回数以上の場合よりも、前記閾値を低く設定する、
眠気検出装置。
【請求項5】
請求項1~4の何れか1項に記載の眠気検出装置において、
運転開始の検出を、前記所定トリガとする、
眠気検出装置。
【請求項6】
コンピュータに、
撮影部が撮影した検出対象者の顔の画像に基づいて、第1所定時間に前記検出対象者が目を閉じている時間又は前記時間に応じた値である眠気指標値を算出する第1算出部と、
前記眠気指標値が閾値以上のときに前記検出対象者の眠気を検出する眠気検出部と、
前記撮影部が撮影した画像に基づいて、第2所定時間において前記目の開閉度が第1所定値以下となる全瞬き回数を算出する第2算出部と、
前記撮影部が撮影した画像に基づいて、前記第2所定時間において前記目の開閉度が前記第1所定値よりも低い第2所定値以下となる深い瞬き回数を算出する第3算出部と、
前記全瞬き回数に対する前記深い瞬き回数の割合である深い瞬きの割合を算出する第4算出部と、
所定トリガ後に最初に算出された初期の前記深い瞬きの割合に基づいて、前記閾値を設定する閾値設定部と、して機能させる、
眠気検出用のプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、眠気検出装置及び眠気検出用のプログラム、に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の車両の運転者の疲労度を測定する指標の1つとして、PERCLOS(PERcent of eye lid CLOSure)がある(特許文献1)。PERCLOSは、1分間に運転者が目を閉じている時間割合である。このPERCLOSが、閾値以上であるときに眠気を検出することができる。しかしながら、運転者が眠気を感じたときのPERCLOSは、個人差があり、閾値を一律に設定すると、精度よく眠気を検出することができない、という課題があった。
【0003】
そこで、特許文献2に記載された技術を適用して、閾値を運転手が任意に変更できるようにすることが考えられる。しかしながら、運転者自ら閾値を変更する場合、過去のPERCLOSの履歴と閾値を確認して行う必要があり、煩わしさから変更されなかったり、適切な閾値に設定されなかったりする場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-42248号公報
特開平10-40481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、眠気の検出精度向上を図った眠気検出装置及び眠気検出用のプログラムすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る眠気検出装置は、下記を特徴としている。
検出対象者の顔を撮影する撮影部と、
前記撮影部が撮影した画像に基づいて、第1所定時間に前記検出対象者が目を閉じている時間又は前記時間に応じた値である眠気指標値を算出する第1算出部と、
前記眠気指標値が閾値以上のときに前記検出対象者の眠気を検出する眠気検出部と、を備えた
眠気検出装置において、
前記撮影部が撮影した画像に基づいて、第2所定時間において前記目の開閉度が第1所定値以下となる全瞬き回数を算出する第2算出部と、
前記撮影部が撮影した画像に基づいて、前記第2所定時間において前記目の開閉度が前記第1所定値よりも低い第2所定値以下となる深い瞬き回数を算出する第3算出部と、
前記全瞬き回数に対する前記深い瞬き回数の割合である深い瞬きの割合を算出する第4算出部と、
所定トリガ後に最初に算出された初期の前記深い瞬きの割合に基づいて、前記閾値を設定する閾値設定部と、をさらに備えた、
眠気検出装置であること。
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係る眠気検出用のプログラムは、下記を特徴としている。
コンピュータに、
撮影部が撮影した検出対象者の顔の画像に基づいて、第1所定時間に前記検出対象者が目を閉じている時間又は前記時間に応じた値である眠気指標値を算出する第1算出部と、
前記眠気指標値が閾値以上のときに前記検出対象者の眠気を検出する眠気検出部と、
前記撮影部が撮影した画像に基づいて、第2所定時間において前記目の開閉度が第1所定値以下となる全瞬き回数を算出する第2算出部と、
前記撮影部が撮影した画像に基づいて、前記第2所定時間において前記目の開閉度が前記第1所定値よりも低い第2所定値以下となる深い瞬き回数を算出する第3算出部と、
前記全瞬き回数に対する前記深い瞬き回数の割合である深い瞬きの割合を算出する第4算出部と、
所定トリガ後に最初に算出された初期の前記深い瞬きの割合に基づいて、前記閾値を設定する閾値設定部と、して機能させる、
眠気検出用のプログラムであること。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、眠気の検出精度向上を図った眠気検出装置及び眠気検出用のプログラムを提供することができる。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態における本発明の眠気検出装置を示すブロック図である。
図2は、図1に示す閉眼検出部の機能を説明するためのタイムチャートである。
図3は、図1に示すPERCLOS算出部の機能を説明するためのタイムチャートである。
図4は、深い瞬きをする人の目の開閉を示すタイムチャートである。
図5は、浅い瞬きをする人の目の開閉を示すタイムチャートである。
図6は、図1に示す眠気検出装置の動作を示すフローチャートである。
図7は、一般的な瞬きの人と瞬きが少ない人のPERCLOSを示すタイムチャートである。
図8は、第2実施形態における本発明の眠気検出装置を示すブロック図である。
図9は、図8に示す眠気検出装置の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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