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公開番号2024083757
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197753
出願日2022-12-12
発明の名称注出口具及び注出口具の製造方法
出願人押尾産業株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 33/38 20060101AFI20240617BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】酸素バリア性に優れた注出口具を提供する。
【解決手段】内部に流体を収容する容器の開口部分に取り付けられる合成樹脂製の注出口具1は、流体の流路Cを形成する円筒状の注出部2と、注出部2との螺合により該注出部2に脱着可能に装着された蓋部4とを備えている。蓋部4は、注出部2の内側に挿入される有底円筒状の蓋本体部41を有する。注出部2の下面32aの内周と蓋本体部41の底面45aの外周は、それらが互いに溶着されてなる溶着部6によって一体となっている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内部に流体を収容する容器の開口部分に取り付けられる合成樹脂製の注出口具であって、
前記流体の流路を形成する円筒状の注出部と、前記注出部との螺合により該注出部に脱着可能に装着された蓋部とを備え、
前記蓋部は、前記注出部の内側に挿入される有底円筒状の蓋本体部を有し、
前記注出部の下面内周と前記蓋本体部の底面外周は、それらが互いに溶着されてなる溶着部によって一体となっていることを特徴とする注出口具。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記注出部の下面及び前記蓋本体部の底面は、ガスバリア層によって被覆されていることを特徴とする請求項1に記載の注出口具。
【請求項3】
内部に流体を収容する容器の開口部分に取り付けられる合成樹脂製の注出口具の製造方法であって、
前記流体の流路を形成する円筒状の注出部の内側に、有底円筒状の蓋本体部を挿入する装着工程と
前記注出部の下面と前記蓋本体部の底面を加熱する加熱工程と、
を備え、
前記加熱工程では、前記注出部の下面内周と前記蓋本体部の底面外周とが溶着されて一体化することを特徴とする注出口具の製造方法。
【請求項4】
前記加熱工程の後に、前記注出部の下面及び前記蓋本体部の底面に対してガスバリア層を形成するガスバリア層形成工程を含むことを特徴とする請求項3に記載の注出口具の製造方法。
【請求項5】
前記装着工程では、前記蓋本体部の底面が前記注出部の下面より上方に位置するように前記注出部に前記蓋本体部が装着されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の注出口具の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内部に流体を収容する容器の開口部分に取り付けられる合成樹脂製の注出口具及び注出口具の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
包装袋等の容器の開口部分に取り付けられる注出口具が知られている。注出口具は、内部に形成される流路を通じた容器内への外気の流入を抑制するように構成されている。
たとえば、特許文献1には、内部に流体の流路を形成するスパウトと、スパウトの内筒状本体部に螺合することにより脱着自在に装着されるキャップとを備えた注出口具が開示されている。そして、スパウトと、キャップは、次のような構造を備えている。スパウトは、円筒状の内筒状本体部と、その下部に一体に連なった容器接合用筒を有している。容器接合用筒は、内筒状本体部に一体に連なった筒状基部と、筒状基部の外面から径方向に張り出している張出片を備えている。キャップは、スパウトの内筒状本体部及び筒状基部の内部に挿入されてスパウト内部の流路を閉塞する有底筒状の栓体を有している。
【0003】
特許文献1に記載される注出口具では、キャップの栓体の外面が、スパウトの筒状基部の内面に密着し、スパウト内部の流路を閉塞する。これにより、内筒状本体部の外面から透過した酸素が、内筒状本体部の内部を軸方向に流れて容器内に流入することを抑制できるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-90271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、内筒状本体部及び筒状基部の内部での酸素の流れを遮断することはできない。このため、たとえ、筒状基部の内部を流れる酸素の量を制限することができたとしても、その制限には限界がある。酸素バリア性の観点からは、なお改善の余地があるものであった。
【0006】
本発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、酸素バリア性に優れた注出口具及び注出口具の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、注出口具としては、内部に流体を収容する容器の開口部分に取り付けられる合成樹脂製の注出口具であって、前記流体の流路を形成する円筒状の注出部と、前記注出部との螺合により該注出部に脱着可能に装着された蓋部とを備え、前記蓋部は、前記注出部の内側に挿入される有底円筒状の蓋本体部を有し、前記注出部の下面内周と前記蓋本体部の底面外周は、それらが互いに溶着されてなる溶着部によって一体となっている。
【0008】
上記の課題を解決するため、合成樹脂製の注出口具の製造方法としては、内部に流体を収容する容器の開口部分に取り付けられる合成樹脂製の注出口具の製造方法であって、前記流体の流路を形成する円筒状の注出部の内側に、有底円筒状の蓋本体部を挿入する装着工程と前記注出部の下面と前記蓋本体部の底面を加熱する加熱工程と、を備え、前記加熱工程では、前記注出部の下面内周と前記蓋本体部の底面外周とが溶着されて一体化する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、酸素バリア性に優れた注出口具が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の注出口具の斜視図。
注出口具の縦断面図。
本実施形態の注出口具の製造工程を順に示す説明図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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