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公開番号2024083710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197672
出願日2022-12-12
発明の名称エレベーター制御装置及びエレベーター制御方法
出願人株式会社日立ビルシステム
代理人弁理士法人信友国際特許事務所
主分類B66B 1/14 20060101AFI20240617BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】移動体を円滑に行先階まで移動させることができるエレベーター制御装置及びエレベーター制御方法を提供する。
【解決手段】エレベーター制御装置102の呼び登録部117は、移動体に関する呼びの要求、又は乗客に関する呼びの要求に応じてエレベーターの乗りかごを移動体又は乗客の待機階に移動させる。行先階登録部119は、移動体に関する行先階の要求、又は乗客に関する行先階の要求に応じて乗りかごを移動させる。運転制御部は、乗りかごに設けられた行先階登録釦の点灯を制御する。そして、乗りかごが移動体の待機階に到着後、運転制御部は、行先階登録釦が操作されても、操作された行先階登録釦を点灯させない。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
移動体に関する呼びの要求、又は乗客に関する呼びの要求に応じてエレベーターの乗りかごを前記移動体又は前記乗客の待機階に移動させる呼び登録部と、
前記移動体に関する行先階の要求、又は前記乗客に関する行先階の要求に応じて前記乗りかごを移動させる行先階登録部と、
前記乗りかごに設けられた行先階登録釦の点灯を制御する運転制御部と、を備えるエレベーター制御装置であって、
前記乗りかごが前記移動体の待機階に到着後、前記運転制御部は、前記行先階登録釦が操作されても、操作された前記行先階登録釦を点灯させない
エレベーター制御装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記乗りかごは、アナウンスを実行するかごアナウンス部を有し、
前記かごアナウンス部を制御するアナウンス制御部を備え、
前記乗りかごが前記移動体の待機階に到着後、前記行先階登録釦が操作されると、前記アナウンス制御部は、前記乗りかごからの降車を促すアナウンスを前記かごアナウンス部に実行させる
請求項1に記載のエレベーター制御装置。
【請求項3】
前記乗りかごが前記移動体の待機階に到着後、前記行先階登録釦が操作されると、前記運転制御部は、前記乗客が当該乗りかごから降車するまで、当該乗りかごのドアが開いた状態を維持する
請求項2に記載のエレベーター制御装置。
【請求項4】
前記アナウンス制御部は、前記乗客が前記乗りかごから降車するまで、予め定めた規定時間が経過する度に、前記乗りかごからの降車を促すアナウンスを前記かごアナウンス部に実行させる
請求項3に記載のエレベーター制御装置。
【請求項5】
前記乗りかごが前記移動体の待機階に到着後、前記行先階登録釦が操作されると、前記運転制御部は、予め定めた規定時間が経過するまで、当該乗りかごのドアが開いた状態を維持し、
前記規定時間を超えると、前記行先階登録部は、前記移動体に関する行先階の要求に応じて前記乗りかごを移動させる
請求項2に記載のエレベーター制御装置。
【請求項6】
前記規定時間を超える前に、前記行先階登録釦の操作が予め定めた規定回数以上行われると、前記行先階登録部は、前記移動体に関する行先階の要求に応じて前記乗りかごを移動させる
請求項5に記載のエレベーター制御装置。
【請求項7】
前記規定時間を超えた場合、又は規定時間を超える前に前記行先階登録釦の操作が前記規定回数以上行われた場合に、前記アナウンス制御部は、前記移動体に関する行先階の要求を優先して前記乗りかごを移動させることを報知するアナウンスを前記かごアナウンス部に実行させる
請求項6に記載のエレベーター制御装置。
【請求項8】
前記移動体に関する行先階の要求に応じて前記乗りかごを移動させている途中で、前記行先階登録釦が操作されると、前記行先階登録部は、前記移動体に関する行先階の要求に応じた前記乗りかごの移動を中断し、前記行先階登録釦の操作により設定された前記乗客に関する行先階の要求に応じて前記乗りかごを移動させる
請求項6に記載のエレベーター制御装置。
【請求項9】
前記運転制御部は、前記移動体に関する行先階の要求を受けた場合に、前記行先階に対応する前記行先階登録釦を点灯させない
請求項1に記載のエレベーター制御装置。
【請求項10】
前記エレベーターの乗り場には、呼びの要求を行う場合に前記乗客が操作する乗り場呼び釦が設けられており、
前記移動体に関する呼びの要求に応じて前記乗りかごを移動させている場合に、前記運転制御部は、前記移動体の待機階に設けられた前記乗り場呼び釦を点灯させない
請求項1に記載のエレベーター制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベーター制御装置及びエレベーター制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、移動体であるロボットと乗客が同乗することを防ぐエレベーターの制御方法が開示されている。特許文献1に開示されたエレベーター管理装置は、ロボットがエレベーターに乗車する前に乗客が行先階を登録すると、先に乗客を行先階に運ぶようにエレベーターを制御したり、乗客の利用区間になる前までロボットを運ぶようにエレベーターを制御したりする。したがって、乗客の利便性の向上が期待される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-84794号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載されたエレベーター管理装置は、ロボットがエレベーターに乗車中もしくは乗車後からドアが閉まるまでの間に、乗客がロボットと同乗してしまうことを想定していない。そのため、ロボットと乗客が同乗してしまうことがあり、ロボットを行先階まで移動させることが煩雑になる場合があった。
【0005】
本発明の目的は、上記の問題点を考慮し、移動体を円滑に行先階まで移動させることができるエレベーター制御装置及びエレベーター制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の一態様であるエレベーター制御装置は、呼び登録部と、行先階登録部と、運転制御部とを備える。呼び登録部は、移動体に関する呼びの要求、又は乗客に関する呼びの要求に応じてエレベーターの乗りかごを移動体又は乗客の待機階に移動させる。行先階登録部は、移動体に関する行先階の要求、又は乗客に関する行先階の要求に応じて乗りかごを移動させる。運転制御部は、乗りかごに設けられた行先階登録釦の点灯を制御する。そして、乗りかごが移動体の待機階に到着後、運転制御部は、行先階登録釦が操作されても、操作された行先階登録釦を点灯させない。
【0007】
本発明の一態様であるエレベーター制御方法は、呼び登録部と、行先階登録部と、運転制御部とを備えるエレベーター制御装置によって行われる。呼び登録部は、移動体に関する呼びの要求、又は乗客に関する呼びの要求に応じてエレベーターの乗りかごを移動体又は乗客の待機階に移動させる。行先階登録部は、移動体に関する行先階の要求、又は乗客に関する行先階の要求に応じて乗りかごを移動させる。運転制御部は、乗りかごに設けられた行先階登録釦の点灯を制御する。このエレベーター制御方法では、呼び登録部が、移動体に関する呼びの要求に応じて乗りかごを移動体の待機階に移動させる。乗りかごが移動体の待機階に到着後、運転制御部は、行先階登録釦が操作されても、操作された行先階登録釦を点灯させない。
【発明の効果】
【0008】
上記構成のエレベーター制御装置及びエレベーター制御方法によれば、移動体を円滑に行先階まで移動させることができる。
なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係るエレベーターの概要図である。
本発明の第1実施形態に係るエレベーターシステムの機能構成を示したブロック図である。
本発明の第1実施形態に係るエレベーター制御装置の移動体連動処理を示すフローチャートである。
本発明の第1実施形態に係るエレベーター制御装置の移動体同乗処理を示すフローチャートである。
本発明の第2実施形態に係るエレベーター制御装置の移動体連動処理を示すフローチャートである。
本発明の第2実施形態に係るエレベーター制御装置の移動体同乗処理を示すフローチャートである。
本発明の第3実施形態に係るエレベーター制御装置の移動体連動処理を示すフローチャートである。
本発明の第3実施形態に係るエレベーター制御装置の移動体同乗処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.第1実施形態
以下、第1実施形態に係るエレベーター制御装置及びエレベーター制御方法について説明する。なお、各図において共通の部分には、同一の符号を付している。
(【0011】以降は省略されています)

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