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公開番号2024082731
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196785
出願日2022-12-09
発明の名称カテーテルデバイス及び医療システム
出願人テルモ株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類A61M 1/00 20060101AFI20240613BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】生体(膀胱等)内の体液(尿等)を逐次排出させて体液の生体情報(酸素分圧等)を高精度に測定すること。
【解決手段】膀胱300内に留置する留置部20を有するカテーテルデバイス1は、長尺なカテーテル本体10と、膀胱300内の尿310を生体外に導く導出ルーメン11と、導出ルーメン11と連通する導出口12と、生体情報を取得するセンサ部60と、を有し、留置部20は、導出口12付近から先端側に延在する拡張及び収縮可能な複数本のアーム部21と、周方向で隣り合うアーム部21の間に形成される複数のスリット22と、を有し、センサ部60は、軸方向から見てスリット22の基端22bと径方向で重なるように導出口12付近に配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
生体内に留置する留置部を有するカテーテルデバイスであって、
前記カテーテルデバイスは、
長尺なカテーテル本体と、前記生体内の体液を生体外に導く導出ルーメンと、前記導出ルーメンと連通する導出口と、生体情報を取得するセンサ部と、を有し、
前記留置部は、前記導出口付近から先端側に延在する拡張及び収縮可能な複数本のアーム部と、周方向で隣り合う前記アーム部の間に形成される複数のスリットと、を有し、
前記センサ部は、軸方向から見て前記スリットの基端と径方向で重なるように前記導出口付近に配置される、カテーテルデバイス。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記カテーテル本体は、前記導出ルーメンと平行に配置され、前記センサ部を収納するセンサ用ルーメンを有する、請求項1に記載のカテーテルデバイス。
【請求項3】
前記カテーテルデバイスは、前記アーム部の軸方向への移動により前記アーム部を変形させて拡張及び収縮する拡張収縮部を有する、請求項1に記載のカテーテルデバイス。
【請求項4】
前記拡張収縮部は、前記カテーテル本体の内部の先端まで挿通可能で、先端が前記アーム部を軸方向に移動可能に接続された心棒である、請求項3に記載のカテーテルデバイス。
【請求項5】
前記拡張収縮部は、前記導出口と、前記導出口と連通して前記導出ルーメンとして機能する内腔と、を有し、前記カテーテル本体の内部の先端まで挿通可能で、先端が前記アーム部を軸方向に移動可能に接続された中空パイプである、請求項3に記載のカテーテルデバイス。
【請求項6】
前記アーム部は、中心軸を基準として径方向で前記センサ部と対峙する側に偏心して配置される、請求項1に記載のカテーテルデバイス。
【請求項7】
前記スリットは、前記アーム部の収縮時では軸方向にねじれて形成される、請求項1に記載のカテーテルデバイス。
【請求項8】
前記留置部は、周方向で隣り合う前記アーム部同士を連結するように前記スリットの基端側に形成された膜部を有し、
前記膜部は、複数の前記スリットのうち、基端が軸方向から見て前記センサ部と径方向で重ならない前記スリットの少なくとも1つに形成される、請求項1に記載のカテーテルデバイス。
【請求項9】
前記センサ部は、前記生体情報として前記体液中の酸素分圧を検出可能な酸素センサ本体を有する酸素センサ、又は、前記生体情報として前記体液の温度を測定可能な温度センサ本体を有する温度センサの少なくとも何れかを含む、請求項1に記載のカテーテルデバイス。
【請求項10】
前記酸素センサ本体は、前記導出ルーメン内に流入した前記体液と接するように先端側が前記導出ルーメン内に露出した状態で配置される、請求項9に記載のカテーテルデバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体内に留置されるカテーテルデバイス及び該デバイスを用いた医療システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、患者の膀胱内に留置される先端部及びその反対側の基部を有するカテーテル本体と、カテーテル本体内に形成され、患者の膀胱内の尿を体外に導くための尿排出用ルーメンと、カテーテル本体の先端部側に設けられ、患者の膀胱内で膨張するバルーン(留置部)と、バルーンと連通するようにカテーテル本体内において尿排出用ルーメンに沿って延びて形成され、バルーンに膨張用の液体を導入するための液体導入用ルーメンと、を含む尿道カテーテルについて開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-92911号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
膀胱内の尿中酸素(酸素分圧)レベルの推移は、腎髄質の組織酸素飽和度の推移に追従するため、尿道カテーテルの導尿口に酸素センサを配置して尿中酸素を腎臓のバイタルとして測定することが有効である。また、尿中酸素は、時間経過と共に変化するため、尿中酸素を高精度に測定する上で膀胱内の尿を逐次測定することが重要である。
【0005】
特許文献1の尿道カテーテルにおいて、膀胱内の尿は、尿排出用ルーメンの先端部に形成された尿排出口を介して尿排出用ルーメンに流入し、体外へ導かれる。しかし、特許文献1の尿道カテーテルは、導尿口(尿排出口)がバルーンよりも更に先端側(遠位側)に配置されており、膀胱出口からの距離が長い。そのため、特許文献1の尿道カテーテルに酸素センサを取り付けた場合、一定の畜尿がないと導尿口から排出されず、高精度に尿中酸素を測定することができない。
【0006】
本発明の少なくとも一実施形態は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、具体的には、生体(膀胱等)内の体液(尿等)を逐次排出させて体液の生体情報(酸素分圧等)を高精度に測定することができるカテーテルデバイス及び該カテーテルデバイスを用いた医療システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の上記目的は、下記(1)~(14)の何れか1つによって達成される。
【0008】
(1)生体内に留置する留置部を有するカテーテルデバイスであって、前記カテーテルデバイスは、長尺なカテーテル本体と、前記生体内の体液を生体外に導く導出ルーメンと、前記導出ルーメンと連通する導出口と、生体情報を取得するセンサ部と、を有し、前記留置部は、前記導出口付近から先端側に延在する拡張及び収縮可能な複数本のアーム部と、周方向で隣り合う前記アーム部の間に形成される複数のスリットと、を有し、前記センサ部は、軸方向から見て前記スリットの基端と径方向で重なるように前記導出口付近に配置される、カテーテルデバイス。
【0009】
(2)前記カテーテル本体は、前記導出ルーメンと軸方向で平行に配置され、前記センサ部を収納するセンサ用ルーメンを有する、上記(1)に記載のカテーテルデバイス。
【0010】
(3)前記カテーテルデバイスは、前記アーム部の軸方向への移動により前記アーム部を変形させて拡張及び収縮する拡張収縮部を有する、上記(1)又は(2)のカテーテルデバイス。
(【0011】以降は省略されています)

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