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公開番号2024084448
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2022198730
出願日2022-12-13
発明の名称プログラム、情報処理方法、情報処理装置及びモデル生成方法
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人
主分類G16H 20/40 20180101AFI20240618BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】ミニガイドワイヤの通過の可否を好適に判定することができるプログラム等を提供する。
【解決手段】プログラムは、遠位橈骨動脈に位置する穿刺部位を介して血管に挿入されるミニガイドワイヤの通過可否の判断に用いる情報を取得し、前記情報を入力した場合にミニガイドワイヤの通過の可否を出力するよう学習済みのモデルに、取得した前記情報を入力することでミニガイドワイヤの通過の可否を出力する処理をコンピュータが実行する。好適には、前記モデルは、ミニガイドワイヤの通過の可否と、通過可否の確信度とを出力する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
遠位橈骨動脈に位置する穿刺部位を介して血管に挿入されるミニガイドワイヤの通過可否の判断に用いる情報を取得し、
前記情報を入力した場合にミニガイドワイヤの通過の可否を出力するよう学習済みのモデルに、取得した前記情報を入力することでミニガイドワイヤの通過の可否を出力する
処理をコンピュータが実行するプログラム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記モデルは、ミニガイドワイヤの通過の可否と、通過可否の確信度とを出力する
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記情報は、ミニガイドワイヤを挿入する穿刺位置を示す穿刺位置情報を含む
請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記情報は、ミニガイドワイヤを挿入する血管に関する血管情報を含む
請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
前記血管を撮像したエコー画像を取得し、
前記エコー画像に基づいて前記血管を3D化したデータから、前記血管情報を特定し、
特定した前記血管情報を前記モデルに入力する
請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記情報は、患者に関する患者情報を含む
請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
前記情報は、挿入するミニガイドワイヤに関するミニガイドワイヤ情報を含む
請求項1に記載のプログラム。
【請求項8】
ミニガイドワイヤの通過の可否を出力後、実際の通過可否の結果を取得し、
前記モデルに入力した前記情報と、前記通過可否の結果とに基づき、前記モデルを更新する
請求項1に記載のプログラム。
【請求項9】
前記情報は、ミニガイドワイヤを挿入する穿刺位置を示す穿刺位置情報、又は挿入するミニガイドワイヤに関するミニガイドワイヤ情報を含み、
複数パターンの前記穿刺位置情報又は前記ミニガイドワイヤ情報を前記モデルに入力することで、各パターンに対応するミニガイドワイヤの通過の可否と、各パターンにおける通過可否の確信度とを出力し、
前記確信度が最も高いパターンの前記穿刺位置情報又は前記ミニガイドワイヤ情報を出力する
請求項1に記載のプログラム。
【請求項10】
遠位橈骨動脈に位置する穿刺部位を介して血管に挿入されるミニガイドワイヤの通過可否の判断に用いる情報を取得し、
前記情報を入力した場合にミニガイドワイヤの通過の可否を出力するよう学習済みのモデルに、取得した前記情報を入力することでミニガイドワイヤの通過の可否を出力する
処理をコンピュータに実行させる情報処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、情報処理方法、情報処理装置及びモデル生成方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
PCI(Percutaneous Coronary Intervention;経皮的冠動脈形成術)をはじめとするカテーテル治療において、患者の身体的負担を軽減するため、手首の橈骨動脈からカテーテルを挿入し、血管内の病変部位を治療する手技が主流となっている(例えば、特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-085338号公報
特開2019-130191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方で、近年、新たな手技として、更なる患者の身体的負担を軽減することを目的として、手の遠位橈骨動脈からカテーテルを挿入し、血管内の病変部位を治療する手技(DRA;Distal Radial Approach)が増加している。なお、手首の橈骨動脈からカテーテルを挿入して血管内の病変部位を治療する手技は、DRAに対し、CRA(Conventional Radial Approach)と呼ばれている。
【0005】
DRAは、CRAと比較して血管閉塞の発生率の低下や止血時間の短縮が期待される。一方で、DRAは、手の遠位橈骨動脈から手首の橈骨動脈までの血管走行において、血管径が細く、血管の湾曲箇所が多いため、シースイントロデューサーの留置に必要なミニガイドワイヤが血管を通過しないことがある。
【0006】
DRAでミニガイドワイヤが血管を通過しなかった場合、医療従事者は、CRAに切り替えることになる。このような場合、穿刺回数や手技時間が増加し、患者の負担が増加する。一方で、このような事態を避けるため、本来DRAを実施できた症例でCRAを選択した場合、潜在的に患者の侵襲性を高めてしまうことになる。
【0007】
そこで、医療従事者が効果的にDRAによる手技を選択できるようにするため、事前にミニガイドワイヤの通過の可否を判断することができるシステムが求められている。
【0008】
一つの側面では、ミニガイドワイヤの通過の可否を好適に判定することができるプログラム等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一つの側面では、(1)プログラムは、遠位橈骨動脈に位置する穿刺部位を介して血管に挿入されるミニガイドワイヤの通過可否の判断に用いる情報を取得し、前記情報を入力した場合にミニガイドワイヤの通過の可否を出力するよう学習済みのモデルに、取得した前記情報を入力することでミニガイドワイヤの通過の可否を出力する処理をコンピュータが実行する。
ここで、一つの側面では、
(2)上記(1)のプログラムは、前記モデルは、ミニガイドワイヤの通過の可否と、通過可否の確信度とを出力することが好ましい。
(3)上記(1)又は(2)のプログラムは、前記情報は、ミニガイドワイヤを挿入する穿刺位置を示す穿刺位置情報を含むことが好ましい。
(4)上記(1)~(3)のいずれかに記載のプログラムは、前記情報は、ミニガイドワイヤを挿入する血管に関する血管情報を含むことが好ましい。
(5)上記(4)のプログラムは、前記血管を撮像したエコー画像を取得し、前記エコー画像に基づいて前記血管を3D化したデータから、前記血管情報を特定し、特定した前記血管情報を前記モデルに入力することが好ましい。
(6)上記(1)~(5)のいずれかに記載のプログラムは、前記情報は、患者に関する患者情報を含むことが好ましい。
(7)上記(1)~(6)のいずれかに記載のプログラムは、前記情報は、挿入するミニガイドワイヤに関するミニガイドワイヤ情報を含むことが好ましい。
(8)上記(1)~(7)のいずれかに記載のプログラムは、ミニガイドワイヤの通過の可否を出力後、実際の通過可否の結果を取得し、前記モデルに入力した前記情報と、前記通過可否の結果とに基づき、前記モデルを更新することが好ましい。
(9)上記(1)~(8)のいずれかに記載のプログラムは、前記情報は、ミニガイドワイヤを挿入する穿刺位置を示す穿刺位置情報、又は挿入するミニガイドワイヤに関するミニガイドワイヤ情報を含み、複数パターンの前記穿刺位置情報又は前記ミニガイドワイヤ情報を前記モデルに入力することで、各パターンに対応するミニガイドワイヤの通過の可否と、各パターンにおける通過可否の確信度とを出力し、前記確信度が最も高いパターンの前記穿刺位置情報又は前記ミニガイドワイヤ情報を出力することが好ましい。
【0010】
一つの側面では、(10)情報処理方法は、遠位橈骨動脈に位置する穿刺部位を介して血管に挿入されるミニガイドワイヤの通過可否の判断に用いる情報を取得し、前記情報を入力した場合にミニガイドワイヤの通過の可否を出力するよう学習済みのモデルに、取得した前記情報を入力することでミニガイドワイヤの通過の可否を出力する処理をコンピュータに実行させる。
(【0011】以降は省略されています)

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