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公開番号2024082732
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196786
出願日2022-12-09
発明の名称カテーテルデバイス、医療システム及びカテーテルデバイスの留置方法
出願人テルモ株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類A61M 25/00 20060101AFI20240613BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】生体内に留置した留置部の意図しない脱落を抑制すること。
【解決手段】生体内に留置する留置部20を有するカテーテルデバイス1であって、留置部20は、拡張及び収縮可能な複数本のアーム部21を有し、アーム部21は、流体の流入及び排出に伴い膨張及び収縮可能な膨縮用ルーメン23を有する管状体で構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
生体内に留置する留置部を有するカテーテルデバイスであって、
前記留置部は、拡張及び収縮可能な複数本のアーム部を有し、
前記アーム部は、流体の流入及び排出に伴い膨張及び収縮可能な管状体で構成される、カテーテルデバイス。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記アーム部は、径方向外側への変形を促して拡張させるための拡張誘導部を有する、請求項1に記載のカテーテルデバイス。
【請求項3】
前記拡張誘導部は、前記アーム部の外周面に形成された凹部、又は前記アーム部の基端よりも幅が狭い幅狭部のうち、少なくとも何れか1つを有する、請求項2に記載のカテーテルデバイス。
【請求項4】
前記生体は、膀胱である、請求項1~3の何れか1項に記載のカテーテルデバイス。
【請求項5】
前記カテーテルデバイスは、
長尺なカテーテル本体と、前記膀胱内の尿を生体外に導く導出ルーメンと、前記導出ルーメンと連通する導出口と、を有し、
前記アーム部は、前記導出口付近から先端側に延在する、請求項4に記載のカテーテルデバイス。
【請求項6】
前記留置部は、周方向で隣り合う前記アーム部の間に形成される複数のスリットを有し、
前記カテーテルデバイスは、軸方向から見て前記スリットの基端と径方向で重なるように前記導出口付近に配置され生体情報を取得するセンサ部を有する、請求項5に記載のカテーテルデバイス。
【請求項7】
前記カテーテル本体は、前記導出ルーメンと平行に配置され、前記センサ部を収納するセンサ用ルーメンを有する、請求項6に記載のカテーテルデバイス。
【請求項8】
前記カテーテルデバイスは、前記アーム部の軸方向への移動により前記アーム部を変形させて拡張及び収縮する拡張収縮部を有する、請求項5に記載のカテーテルデバイス。
【請求項9】
前記拡張収縮部は、前記カテーテル本体の内部の先端まで挿通可能で、先端が前記アーム部を軸方向に移動可能に接続された心棒である、請求項8に記載のカテーテルデバイス。
【請求項10】
前記拡張収縮部は、前記導出口と、前記導出口と連通して前記導出ルーメンとして機能する内腔と、を有し、前記カテーテル本体の内部の先端まで挿通可能で、先端が前記アーム部を軸方向に移動可能に接続された中空パイプである、請求項8に記載のカテーテルデバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、生体内に留置されるカテーテルデバイス、該デバイスを用いた医療システム、及びカテーテルデバイスの留置方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、先端近辺に長手方向に延びる複数本のスリットを備えた可撓性を有するマレコットチューブと、マレコットチューブに沿って軸方向に移動自在に配置され、先端がマレコットチューブの先端に配置されたマレコット部(留置部)に固定されている可撓性を有する心線と、マレコットチューブの基端側に固定され、その端部から心線の基端を突出させている筒状のコネクタと、心線の勝手な移動を拘束するゴム体とを備えた留置カテーテルについて開示されている。この留置カテーテルは、心線の基端に取り付けたノブを手前に引くと、心線が手前にスライドしてマレコット部が拡張し、心線を押し込むと、マレコット部が閉じて生体外にカテーテルを抜くことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4347486号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
膀胱留置用カテーテルは、管腔臓器である尿道に挿入して使用するため、JIS規格(JIS T 3214)に記載のように、安全性に関する要求として例えば16Frの場合はバルーン部が1.0kg以上の保持力を有する必要がある。
【0005】
特許文献1のカテーテルは、一般的なバルーン型の膀胱留置カテーテルに比べて簡易的にマレコット部の拡張及び収縮が可能となる一方、マレコット部は、カテーテルに形成された複数本のスリットによりカテーテルの一部を拡張及び収縮させる簡素な構成なため、前述のJIS規格に準拠した保持力を確保することが難しい。このように、マレコット部は、一般的なバルーン型のバルーンと比べて保持力が弱く、膀胱内から抜け易いという欠点がある。
【0006】
そのため、特許文献1のカテーテルは、マレコット部を膀胱内に留置した際、外力等によるマレコット部の拡張部分の変形等により膀胱内から脱落するおそれがあり改善の余地がある。
【0007】
本発明の少なくとも一実施形態は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、具体的には、生体内に留置した留置部の意図しない脱落を抑制することができるカテーテルデバイス、該カテーテルデバイスを用いた医療システム及び該カテーテルデバイスの留置方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の上記目的は、下記(1)~(22)の何れか1つによって達成される。
【0009】
(1)生体内に留置する留置部を有するカテーテルデバイスであって、前記留置部は、拡張及び収縮可能な複数本のアーム部を有し、前記アーム部は、流体の流入及び排出に伴い膨張及び収縮可能な管状体で構成される、カテーテルデバイス。
【0010】
(2)前記アーム部は、径方向外側への変形を促して拡張させるための拡張誘導部を有する、上記(1)のカテーテルデバイス。
(【0011】以降は省略されています)

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