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公開番号2024082346
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196131
出願日2022-12-08
発明の名称サイトローテーションシート
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G09B 19/00 20060101AFI20240613BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】ペン型の注射装置と貼付型の薬液投与装置とを併用する患者向けに、注射部位又は貼付部位を容易に判断できるようにするための教育ツールは開発されていない。本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【解決手段】サイトローテーションシート10Aは、シート本体12と、ペン型の注射装置による注射部位を示し、互いに離間した複数の第1標識20と、生体に貼付して使用される薬液投与装置の貼付部位を示し、貼付部位に沿った形態を有する互いに離間した複数の第2標識30とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シート本体と、
前記シート本体に設けられ、ペン型の注射装置による注射部位を示し、互いに離間した複数の第1標識と、
前記シート本体に設けられ、生体に貼付して使用される薬液投与装置の貼付部位を示し、前記貼付部位に沿った形態を有し、互いに離間した複数の第2標識と、
を備える、サイトローテーションシート。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
請求項1記載のサイトローテーションシートにおいて、
前記複数の第2標識は、別々の前記貼付部位に沿った複数の輪郭線であり、
前記複数の第1標識は、前記複数の輪郭線毎に複数のグループに分けられて、前記複数の輪郭線の中にそれぞれ配置され、
前記複数の輪郭線の各々にはミシン目が設けられ、前記複数の輪郭線の各々で囲まれる内側シート部が、前記輪郭線の周囲の外側シート部から分離可能である、サイトローテーションシート。
【請求項3】
請求項1記載のサイトローテーションシートにおいて、
前記シート本体は、
前記複数の第1標識が設けられた第1シートと、
前記第1シートの上面に接着層を介して接合され、前記複数の第2標識が設けられた第2シートと、を備え、
前記複数の第2標識は、別々の前記貼付部位に沿った複数の輪郭線であり、
前記複数の第1標識は、前記複数の輪郭線毎に複数のグループに分けられて、前記複数のグループが前記複数の輪郭線の中にそれぞれ配置され、
前記第2シートは、前記複数の輪郭線によって囲まれた複数の内側シート部と、前記複数の内側シート部の周囲の外側シート部とを有し、
前記複数の内側シート部は、前記複数のグループをそれぞれ覆うとともに、前記外側シート部から分離可能な不透明シートである、サイトローテーションシート。
【請求項4】
請求項2又は3記載のサイトローテーションシートにおいて、
前記内側シート部には、手指で摘まむことが可能なタブ部が設けられている、サイトローテーションシート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ペン型の注射装置による注射部位又は貼付型の薬液投与装置の貼付部位について、患者を指導及び教育するために使用されるサイトローテーションシートに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ある種の薬剤(例えば、インスリン)を皮下に繰り返し注射すると、脂肪萎縮症が発生し、薬剤が効きにくくなる。このため、患者は、注射部位を毎回変える必要がある。患者は、医療従事者から注射部位の変更について指導及び教育を受ける。特許文献1、2には、注射部位を容易に判断できるようにするための手段が提示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-171765号公報
米国特許出願公開第2009/0281493号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ペン型の注射装置と貼付型の薬液投与装置とを併用する患者向けに、注射部位又は貼付部位を容易に判断できるようにするための教育ツールは開発されていない。
【0005】
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明の一態様は、シート本体と、前記シート本体に設けられ、ペン型の注射装置による注射部位を示し、互いに離間した複数の第1標識と、前記シート本体に設けられ、生体に貼付して使用される薬液投与装置の貼付部位を示し、前記貼付部位に沿った形態を有し、互いに離間した複数の第2標識と、を備える、サイトローテーションシートである。
【0007】
医療従事者(医師又は看護師)は、注射装置又は薬液投与装置を使用する患者に対し、サイトローテーションシートを参照して、注射部位又は貼付部位のローテーションを指導及び教育することができる。注射装置と薬液投与装置とを併用する患者に対しては、注射装置を使用する際の注射部位の間隔と、薬液投与装置を使用する際の貼付部位の間隔の両方を、1枚のサイトローテーションシートで指導及び教育することができる。薬液投与装置を使用したことがない患者にサイトローテーションシートを見せることで、薬液投与装置のサイズ感を容易に確かめることができるため、薬液投与装置の使用を検討するきっかけを患者に与えることができる。
【0008】
(2)上記項目(1)記載のサイトローテーションシートにおいて、前記複数の第2標識は、別々の前記貼付部位に沿った複数の輪郭線であり、前記複数の第1標識は、前記複数の輪郭線毎に複数のグループに分けられて、前記複数の輪郭線の中にそれぞれ配置され、前記複数の輪郭線の各々にはミシン目が設けられ、前記複数の輪郭線の各々で囲まれる内側シート部が、前記輪郭線の周囲の外側シート部から分離可能であってもよい。
【0009】
薬液投与装置の貼付部位に対応する内側シート部を取り除くと、薬液投与装置の貼付部位が孔として形成されるため、患者が、薬液投与装置の大きさや貼付部位をよりイメージしやすい。患者が、一度に2種類の投与デバイス(注射装置と薬液投与装置)の適用部位を視認することができる。
【0010】
(3)上記項目(1)記載のサイトローテーションシートにおいて、前記シート本体は、前記複数の第1標識が設けられた第1シートと、前記第1シートの上面に接着層を介して接合され、前記複数の第2標識が設けられた第2シートと、を備え、前記複数の第2標識は、別々の前記貼付部位に沿った複数の輪郭線であり、前記複数の第1標識は、前記複数の輪郭線毎に複数のグループに分けられて、前記複数のグループが前記複数の輪郭線の中にそれぞれ配置され、前記第2シートは、前記複数の輪郭線によって囲まれた複数の内側シート部と、前記複数の内側シート部の周囲の外側シート部とを有し、前記複数の内側シート部は、前記複数のグループをそれぞれ覆うとともに、前記外側シート部から分離可能な不透明シートであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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