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公開番号2024076438
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2022187938
出願日2022-11-25
発明の名称ガイディングカテーテルおよびその操作方法
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人
主分類A61M 25/00 20060101AFI20240530BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】管状シャフトに湾曲した基部湾曲部を備えても、トルク伝達性が良く、かつ回転時のトルクの大きな波の発生を抑制できるガイディングカテーテルおよびその操作方法を提供する。
【解決手段】基端から先端へ延在する長尺な管状シャフト2およびハブ3を有し、管状シャフト2が先端および基端よりも有効長の中央に近い位置に湾曲した基部湾曲部53を有するガイディングカテーテル1であって、管状シャフト2は、管状シャフト2の内周面を形成する内層10と、内層10の外周側を覆う外層30と、内層10および外層30に挟まれて配置される補強体20と、先端チップ40と、を有し、補強体20は、長方形の断面形状を備える複数の金属製の平板線21を編組して形成され、平板線21の少なくとも4分の1がタングステン製である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基端から先端へ延在する長尺な管状シャフトおよびハブを有し、前記管状シャフトが先端および基端よりも有効長の中央に近い位置に湾曲した基部湾曲部を有するガイディングカテーテルであって、
前記管状シャフトは、前記管状シャフトの内周面を形成する内層と、前記内層の外周側を覆う外層と、前記内層および前記外層に挟まれて配置される補強体と、先端チップと、を有し、
前記補強体は、長方形の断面形状を備える複数の金属製の平板線を編組して形成され、
前記平板線の少なくとも4分の1がタングステン製であるガイディングカカテーテル。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記管状シャフトは、前記基部湾曲部よりも先端側に、湾曲した先端部湾曲部を有する請求項1に記載のガイディングカテーテル。
【請求項3】
全ての前記平板線がタングステン製である請求項1または2に記載のガイディングカテーテル。
【請求項4】
前記基部湾曲部の軸心が湾曲する角度は、175度以上、185度以下である請求項1または2に記載のガイディングカテーテル。
【請求項5】
前記基部湾曲部の軸心の曲率半径は、10mm以上であって50mm以下である請求項1または2に記載のガイディングカテーテル。
【請求項6】
前記基部湾曲部の頂点の位置は、前記管状シャフトの先端から基端側へ前記管状シャフトの有効長に対して40%以上であって60%以下の範囲に配置される請求項1または2に記載のガイディングカテーテル。
【請求項7】
基端から先端へ延在する長尺な管状シャフトおよびハブを有し、前記管状シャフトが先端および基端よりも有効長の中央に近い位置に湾曲した基部湾曲部を有するガイディングカテーテルの操作方法であって、
前記管状シャフトを橈骨動脈から挿入して鎖骨下動脈および大動脈に通して冠動脈に係合させる際、腋窩動脈の小胸筋の後部に位置する第2部よりも末梢側に前記基部湾曲部を配置して、前記ガイディングカテーテルの体外に配置される部位を回転操作して前記管状シャフトの先端部を前記冠動脈に係合させる、ガイディングカテーテルの操作方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、血管等の管腔内で使用されるガイディングカテーテルおよびその操作方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、外科的侵襲が非常に低いという理由から、カテーテルを用いた血管等の管腔内の治療が盛んに行われている。治療用のカテーテル等を目的の部位まで挿入するために、カテーテル等の誘導するルーメンを備えたガイディングカテーテルが使用される(例えば、特許文献1を参照)。ガイディングカテーテルは、体外に配置される基端部を操作することで、先端部を目的の部位まで挿入する必要があるため、トルク伝達性等の操作性に優れることが望まれる。
【0003】
一方、ガイディングカテーテルは長尺であるため、真っ直ぐな状態のまま包装すると非常に嵩張る。しかしながら、コスト削減や環境への配慮を目的として、ガイディングカテーテルの包装袋を減少させることが望まれている。このため、ガイディングカテーテルの長尺な管状シャフトに湾曲部を形成し、折り曲げた状態で小さな包装袋に包装することが、有効な手段として考えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第5603704号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ガイディングカテーテルの長尺な管状シャフトに湾曲部が形成されると、管状シャフトが血管内で回転する際に湾曲部が血管で円滑に回転できず、トルク伝達性を低下させる可能性がある。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、管状シャフトに湾曲した基部湾曲部を備えても、トルク伝達性が良く、かつ回転時のトルクの大きな波の発生を抑制できるガイディングカテーテルおよびその操作方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的は、下記(1)に記載の発明により達成される。
【0008】
(1) 本発明に係るガイディングカテーテルは、基端から先端へ延在する長尺な管状シャフトおよびハブを有し、前記管状シャフトが先端および基端よりも有効長の中央に近い位置に湾曲した基部湾曲部を有するガイディングカテーテルであって、前記管状シャフトは、前記管状シャフトの内周面を形成する内層と、前記内層の外周側を覆う外層と、前記内層および前記外層に挟まれて配置される補強体と、先端チップと、を有し、前記補強体は、長方形の断面形状を備える複数の金属製の平板線を編組して形成され、前記平板線の少なくとも4分の1がタングステン製である。
【発明の効果】
【0009】
上記(1)に記載のガイディングカテーテルは、管状シャフトに湾曲した基部湾曲部を備えても、タングステン製の平板線の特性により、トルク伝達性が良く、かつ回転時のトルクの大きな波の発生を抑制できる。
【0010】
(2) 上記(1)に記載のガイディングカテーテルにおいて、前記管状シャフトは、前記基部湾曲部よりも先端側に、湾曲した先端部湾曲部を有してもよい。これにより、ガイディングカテーテルは、先端部湾曲部の湾曲を利用して、係合対象部位(例えば、冠動脈)に係合されることが容易である。また、ガイディングカテーテルは、管状シャフトに湾曲した先端部湾曲部を備えても、タングステン製の平板線の特性により、トルク伝達性が良く、かつ回転時のトルクの大きな波の発生を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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