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公開番号2024034752
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-13
出願番号2022139217
出願日2022-09-01
発明の名称検眼装置
出願人株式会社ニデック
代理人
主分類A61B 3/103 20060101AFI20240306BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 アライメント状態の判断を適切に行えるようにする。
【解決手段】 被検眼に対する検査手段のアライメント状態を検出するアライメント検出手段と、検眼装置の動作を制御する制御手段と、を備え、アライメント検出手段は、被検眼に対して左右・上下・前後の内の少なくとも一つの方向の第1方向に検査手段をアライメントするための第1指標を被検眼に投影する第1指標投影手段と、被検眼に投影された第1指標を検出する第1検出器と、被検眼に対して左右・上下・前後の内の少なくとも一つの方向であって、第1方向とは異なる方向である第2方向に検査手段をアライメントするための第2指標を投影する第2指標投影手段と、被検眼に投影された第2指標を検出する第2検出器と、を有し、制御手段は、第1検出器及び第2検出器の各露光時間をフレーム間隔より短い時間で、且つそれぞれの露光時間のタイミングが重ならないように制御する。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
被検眼を検査する検査手段を備える検眼装置であって、
被検眼に対する前記検査手段のアライメント状態を検出するアライメント検出手段と、
前記検眼装置の動作を制御する制御手段と、を備え、
前記アライメント検出手段は、
被検眼に対して左右・上下・前後の内の少なくとも一つの方向の第1方向に前記検査手段をアライメントするための第1指標を被検眼に投影する第1指標投影手段と、
被検眼に投影された前記第1指標を検出する第1検出器と、
被検眼に対して左右・上下・前後の内の少なくとも一つの方向であって、前記第1方向とは異なる方向である第2方向に前記検査手段をアライメントするための第2指標を投影する第2指標投影手段と、
被検眼に投影された前記第2指標を検出する第2検出器と、を有し、
前記制御手段は、前記第1検出器及び前記第2検出器の各露光時間をフレーム間隔より短い時間で、且つそれぞれの露光時間のタイミングが重ならないように制御することを特徴とする検眼装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1の検眼装置において、
前記制御手段は、前記第1検出器の露光時間内に前記第2指標が被検眼に投影されず、且つ、前記第2検出器の露光時間内に前記第1指標が被検眼に投影されないように、前記第1指標投影手段及び前記第2指標投影手段を制御することを特徴とする検眼装置。
【請求項3】
請求項1又は2の検眼装置において、
前記制御手段は、前記第1検出器及び前記第2検出器の各露光時間のタイミングが重ならないように前記第1検出器と前記第2検出器のフレーム位相の関係を調整することを特徴とする検眼装置。
【請求項4】
請求項1~3の何れかの検眼装置において、
前記制御手段は、フレーム間隔内における前記第1検出器の露光時間と前記第2検出器の露光時間との合計時間がフレーム間隔の時間内となるように制御することを特徴とする検眼装置。
【請求項5】
請求項1~4の何れかの検眼装置において、
前記検査手段は、被検眼に検査光を投光する検査光源と、被検眼からの前記検査光の戻り光を受光する検査受光素子と、を有する検査光学系を備え、
前記検査光学系は、アライメントに使用される前記第1指標及び第2指標の被検眼からの戻り光の波長が前記検査受光素子に入射することを制限する第1波長制限手段を備え、
前記アライメント検出手段は、前記検査光の被検眼からの戻り光の波長が前記第1検出器及び前記第2検出器に入射することを制限する第2波長制限手段を備えることを特徴とする検眼装置。
【請求項6】
請求項1~4の何れかの検眼装置において、
前記検査手段は、被検眼に検査光を投光する検査光源と、被検眼からの前記検査光の戻り光を受光する検査受光素子と、を有する検査光学系を備え、
前記検眼装置は、前記第1指標及び前記第2指標の指標光を被検眼に導光し、被検眼からの前記指標光の戻り光を前記第1検出器及び前記第2検出器に導光する導光光学系であって、前記検査光学系からの前記検査光を被検眼に導光し、前記検査光の被検眼からの戻り光を前記検査光学系に導光する導光光学系を有し、
前記導光光学系によって被検者の眼前を開放状態でアライメント及び検査が行われる構成としたことを特徴とする検眼装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被検眼を検査する検眼装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
被検眼の光学特性等の検査は、被検眼に対して検査手段を所定の位置関係にアライメントした上で行われる。被検眼に対する検査手段のアライメント状態を検出する手段としては、例えば、被検眼に対する左右・上下方向のアライメント状態を検出するための指標を被検眼に投影し、また、被検眼に対する前後方向(作動距離方向)のアライメント状態を検出するための指標を被検眼に投影し、それぞれ投影された指標を別々の検出器で検出する方式のアライメント検出手段を備えた装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022―38942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1のアライメント検出手段では、例えば、左右・上下方向のアライメント状態を検出するための検出器に、左右・上下方向のアライメント状態を検出するための指標のみならず、前後方向のアライメント状態を検出するための指標が入り込み、アライメント状態の判断が適切に行えない場合があった。
【0005】
本開示は、上記従来技術に鑑み、アライメント状態の判断を適切に行える検眼装置を提供することを技術課題とする。また、本開示は、検査実行のタイミング判断が遅れることなく、アライメント完了をタイミング良く判断できる検眼装置を提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の態様に係る検眼装置は、被検眼を検査する検査手段を備える検眼装置であって、被検眼に対する前記検査手段のアライメント状態を検出するアライメント検出手段と、前記検眼装置の動作を制御する制御手段と、を備え、前記アライメント検出手段は、被検眼に対して左右・上下・前後の内の少なくとも一つの方向の第1方向に前記検査手段をアライメントするための第1指標を被検眼に投影する第1指標投影手段と、被検眼に投影された前記第1指標を検出する第1検出器と、被検眼に対して左右・上下・前後の内の少なくとも一つの方向であって、前記第1方向とは異なる方向である第2方向に前記検査手段をアライメントするための第2指標を投影する第2指標投影手段と、被検眼に投影された前記第2指標を検出する第2検出器と、を有し、前記制御手段は、前記第1検出器及び前記第2検出器の各露光時間をフレーム間隔より短い時間で、且つそれぞれの露光時間のタイミングが重ならないように制御することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
検眼装置の外観の概略構成を示す図である。
測定部に配置される光学系を示す図である。
検眼装置の内部を正面方向から見た概略構成図である。
検眼装置の内部を側面方向から見た概略構成図である。
検眼装置の内部を上面方向から見た概略構成図である。
検眼装置の制御系を示す図である。
各撮像素子の露光時間のタイミングと、各光源の点灯のタイミングと、の制御の例を説明する図である。
XY方向のアライメント指標を検出する撮像素子に撮像された画像の例を示す図である。
Z方向のアライメント指標を検出する撮像素子に撮像された画像の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[概要]
以下、典型的な実施形態の1つについて、図面を参照して説明する。なお、以下の<>にて分類された項目は、独立又は関連して利用されうる。
【0009】
本実施形態における検眼装置(例えば、検眼装置1)は、検査手段(例えば、測定部7)と、アライメント検出手段(例えば、アライメント検出光学系50A)と、制御手段(例えば、制御部70)と、を備える。例えば、検査手段は、被検眼を検査するために使用される。例えば、アライメント検出手段は、被検眼に対する検査手段のアライメント状態を検出するために使用される。例えば、制御手段は、検眼装置の動作を制御する。例えば、検眼装置は、導光光学系(例えば、導光光学系80)を備えていてもよい。
【0010】
<検査手段>
例えば、検査手段は、検査光学系(例えば、他覚式測定光学系10)を備える。例えば、検査光学系は、被検眼に検査光を投光する検査光源(例えば、光源11)と、被検眼からの検査光の戻り光を受光する検査受光素子(例えば、撮像素子22)と、を備える。例えば、検査手段は、検査光学系として被検眼の眼屈折力を測定する他覚式測定光学系(例えば、他覚式測定光学系10)を備えていてもよい。また、検査手段は、自覚式測定光学系(例えば、自覚式測定光学系25)を備えていてよい。例えば、自覚式測定光学系は、視標投光光学系(例えば、視標投光光学系30)と、矯正光学系(例えば、矯正光学系60)と、を備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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