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公開番号2024085321
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199792
出願日2022-12-14
発明の名称処方せん医薬品用遠隔自動販売システム
出願人グリムテック株式会社
代理人個人
主分類G16H 20/10 20180101AFI20240619BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】処方せん医薬品の遠隔自動販売システムを実現する処方せん医薬品用遠隔自動販売システムを提供する。
【解決手段】薬剤師が処方せん医薬品の購入希望者にオンライン接客を行う薬剤師接客端末と、購入希望者に処方せん医薬品の販売を行う処方せん医薬品用遠隔自動販売システムであって、自動販売機は、撮像画像送信手段と、処方せん読取手段と、処方せんの有効性判断手段と、処方せん種類判別手段と、管理サーバに処方せん読取りデータ及び処方せん種類データを送信する処方せんデータ送信手段を有する。薬剤師接客端末は、表示手段と、表示手段に表示された購入希望者に自動販売機を介してオンライン接客を提供するオンライン接客手段とを有する。管理サーバは、自動販売機から送信された処方せん読取りデータ及び処方せん種類データを受信することにより、購入希望者の処方せんの受け付けを行う処方せん受付手段を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
薬剤師が処方せん医薬品の購入希望者に対してオンライン上で非対面形式によるオンライン接客を行う薬剤師接客端末と、上記薬剤師接客端末とネットワークにより接続され、上記オンライン接客を受けた購入希望者に対して処方せん医薬品の遠隔販売を行う自動販売機と、上記薬剤師接客端末と上記自動販売機とネットワーク接続された管理サーバとを有する処方せん医薬品用遠隔自動販売システムであって、
処方せん医薬品を収納する収納手段と、
少なくとも上記収納手段に収納された処方せん医薬品を含む処方せん医薬品の上記購入希望者を撮像する撮像手段と、
上記撮像手段により撮像した上記購入希望者の撮像画像をネットワーク経由で上記薬剤師接客端末に、又は上記管理サーバを介して上記薬剤師接客端末に送信する撮像画像送信手段と、
処方せんの読み取りを行う処方せん読取手段と、
上記処方せん読取手段により読取った処方せんの有効性を判断する有効性判断手段と、
上記処方せん読取手段により読取った種類を判別する処方せん種類判別手段と、
上記有効性判断手段により有効と判断された場合、上記処方せん種類判別手段により判別した判別結果とともに、上記管理サーバに処方せん読取りデータ及び処方せん種類データを送信する処方せんデータ送信手段と、
上記収納手段に収納された上記処方せん医薬品を排出する排出手段と、
を有する上記自動販売機と、
上記撮像画像送信手段により送信された上記購入希望者の撮像画像を表示させる表示手段と、
上記表示手段により表示された上記購入希望者に対して上記自動販売機を介して上記オンライン接客を提供するオンライン接客手段と、
を有する上記薬剤師接客端末と、
上記自動販売機から送信された処方せん読取りデータ及び処方せん種類データを受信することにより、上記購入希望者の処方せんの受け付けを行う処方せん受付手段と、を有する上記管理サーバと、を備え、
上記オンライン接客手段は、上記処方せん受付手段により受付けた上記購入希望者に対してオンライン接客を提供することを特徴とする処方せん医薬品用遠隔自動販売システム。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
上記自動販売機は、個人認証ICカードや免許証ICカードにより本人認証を行うことを特徴とする請求項1記載の処方せん医薬品用遠隔自動販売システム。
【請求項3】
上記オンライン接客では、薬剤師アバターが用いられることを特徴とする請求項1又は2記載の処方せん医薬品用遠隔自動販売システム。
【請求項4】
上記自動販売機内に処方せん医薬品の在庫がない場合に、複数の薬局端末を検索し、在庫がある薬局を紹介する紹介手段を有することを特徴とする請求項3記載の処方せん医薬品用遠隔自動販売システム。
【請求項5】
上記紹介手段は、購入希望者に在庫のある薬局を画面に表示する機能と、紹介した薬局端末に処方せん医薬品の購入依頼を送信する機能を有することを特徴とする請求項4記載の処方せん医薬品用遠隔自動販売システム。
【請求項6】
上記薬局端末は、購入依頼を受信すると、購入依頼画面に処方せん医薬品を表示する機能を有することを特徴とする請求項5記載の処方せん医薬品用遠隔自動販売システム。
【請求項7】
上記薬剤師接客端末による複数の薬剤師の登録管理を行う登録管理手段と、
上記登録管理手段により登録された複数の薬剤師接客端末に上記オンライン接客を紹介する一斉同報送信手段と、
上記複数の薬剤師接客端末のうち、1つの薬剤師接客端末のみに上記処方せん受付手段により受け付けられた購入希望者の上記オンライン接客を割当てるオンライン接客割当手段と、を有することを特徴とする請求項1又は2記載の処方せん医薬品用遠隔自動販売システム。
【請求項8】
上記処方せん医薬品は、不動医薬品が含まれることを特徴とする請求項1又は2記載の処方せん医薬品用遠隔自動販売システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、処方せん医薬品用遠隔自動販売システムに関し、特にスキマ時間がある薬剤師と処方せん医薬品を自分の都合に合わせて購入したい購入希望者の双方にとって好適な自動販売機を用いた処方せん医薬品用遠隔自動販売システムに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、患者は風邪や皮膚疾患などの各種疾病を発症すると、病院やクリニックなどの医療機関を受診し、診療が完了した後、疾病緩和のため、投薬治療を受けることが多い。そのとき、医師は紙の処方せんを作成し、患者に渡す。患者は受け取った紙の処方せんを調剤薬局に持って行き、調剤薬局の薬剤師による服薬指導を受けて、処方せんに記載された医薬品の処方を受けて、処方せん医薬品を受け取る(購入する)。
【0003】
しかしながら、調剤薬局は混んでいることが多く、その場合、処方せん医薬品の調剤処方に行った患者は処方せん医薬品の受取りまで長時間待たなければならない。長時間待つことができない患者は、後から、場合によっては後日、処方せん医薬品購入を希望する場合がある。
【0004】
このような調剤薬局で待ちたくない患者に対しては、ドラッグストアなどの調剤薬局がお薬受取り予約サービスを提供している例がある。お薬受取り予約サービスでは、スマートフォンでLINE(登録商標)にQRコード(登録商標)からお友達登録(認証・許可)しておき、処方せんを事前送信して後で処方せん医薬品を受け取りに行き、処方せん医薬品を購入することができる。具体的には、スマートフォンで処方せんの写真を撮り、処方せんの写真を送信する。LINE(登録商標)でメッセージを確認し、処方せん原本を持って薬局に処方せん医薬品を受け取りに行く。また、FAXで処方せんを調剤薬局に送り、処方せん原本を持って薬局に処方せん医薬品を受け取りに行くサービスもある。
【0005】
近年、新型コロナ感染の拡大により、感染リスクを避けて服薬指導をオンラインで行えるオンライン服薬指導サービスが増えつつある。
【0006】
薬局の営業時間は平日の10時から18時など短く、または休日などは休みの場合が多い。近くの病院やクリニックの営業時間と連動していることが多く、自由な時間に処方せん医薬品の受取りに行くことができない。また、ドラッグストアに併設された調剤薬局の場合は、ドラッグストアが営業している場合であっても、処方せん受付が終了しているケースが多く、利便性に欠けるという問題があった。
【0007】
一部の薬局では、オンライン服薬指導を受けることができるが、日程を予約して、予約した時間にオンライン服薬指導を受けなければならず、患者目線で自由にオンライン服薬指導を受けることができないという問題があった。
【0008】
使用期限が経過した医薬品は破棄しなければならないので、薬局ごとの年間廃棄額は平均20万円程度と推計される。全国の薬局数は約5万9000店にも及ぶため、医薬品廃棄に伴う損失額は年間100億円と推定される。更に、院内処方の医薬品も加えると100億円をはるかに超える見込みであるという医薬品の廃棄問題がある。この医薬品廃棄対策のため、人工知能(AI)による需要予測を活用した医薬品の自動発注サービスを始めた調剤薬局もある。店舗での過去の処方ペースや在庫数、周辺の医療機関の情報に基づいて需要予測するものであり、予測精度の向上がメインで、たまたま来店する珍しい医薬品まで対応するのは難しいという問題がある。
【0009】
薬局において、医薬品廃棄を伴う不動在庫が増加する理由としては、薬剤師は調剤の求めがあった場合、正当な理由がなければ拒否できないという応需義務が薬剤師法21条で定められている。そのため、薬局に在庫していない薬が処方された場合でも、その医薬品を提供する義務があるからである。
【0010】
医薬品は販売包装単位ずつの購入が原則とされるため、必要数が処方された後に残った医薬品は使用期限が過ぎると廃棄しなければならない。しかも医薬品は一般ゴミとして廃棄できないことから、委託業者への廃棄費用も発生してしまう、という課題を抱えている。
(【0011】以降は省略されています)

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