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公開番号2024082453
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196313
出願日2022-12-08
発明の名称物品搬送設備
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人R&C
主分類B65G 1/00 20060101AFI20240613BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】搬送車の走行位置の基準となる位置情報保持部の配置誤差を小さくする。
【解決手段】ブラケット3には第1基準部30mが設けられ、梁2には第2基準部20mが設けられている。梁2は、第2基準部20mが第1基準部30mに合わせて配置されることにより、ブラケット3に対して梁適正位置に配置される。床板4には第3基準部4mが設けられている。床板4は、第3基準部4mが第2基準部20mに合わせて配置されることにより、梁2に対して床板適正位置に配置される。位置情報保持部6は、床板4における、第3基準部4mを基準とする予め定められた基準位置Psに配置されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
走行フロアと、前記走行フロアを支持する支持フレームと、前記走行フロアに形成された走行面を走行する搬送車と、を備えた物品搬送設備であって、
前記支持フレームは、複数の柱と、複数の前記柱により支持される複数の梁と、を備え、
前記走行フロアは、前記支持フレームに支持された複数の床板が複数組み合わされて構成され、
前記走行面は、平面状に並べられた複数の前記床板の上面により形成され、
前記床板における少なくとも1箇所に、当該箇所の位置情報を保持する位置情報保持部が配置され、
前記搬送車は、前記位置情報保持部に保持された前記位置情報を読み取りながら前記走行面を走行するように構成され、
前記柱の側面には、前記梁を支持するためのブラケットが固定され、
前記ブラケットに対する前記梁の適正位置を梁適正位置とし、前記梁に対する前記床板の適正位置を床板適正位置として、
前記ブラケットには、前記梁を前記梁適正位置で支持するための基準部である第1基準部が設けられ、
前記梁には、前記第1基準部に合わせて配置される基準部である第2基準部が設けられ、
前記梁は、前記第2基準部が前記第1基準部に合わせて配置されることにより、前記ブラケットに対して前記梁適正位置に配置され、
前記床板には、前記第2基準部に合わせて配置される基準部である第3基準部が設けられ、
前記床板は、前記第3基準部が前記第2基準部に合わせて配置されることにより、前記梁に対して前記床板適正位置に配置され、
前記位置情報保持部は、前記床板における、前記第3基準部を基準とする予め定められた基準位置に配置されている、物品搬送設備。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記柱は、前記側面を4つ有する四角柱状に形成され、
前記柱における4つの前記側面のそれぞれに、前記ブラケットが固定可能であり、
前記柱の4つの前記側面のうち互いに直交する一対の前記側面のそれぞれに支持された前記梁を対象梁として、
前記床板が一対の前記対象梁に支持され、
前記床板には、1つの前記柱に対応して前記第3基準部が一対設けられ、
一対の前記対象梁のうち一方の前記第2基準部と、前記床板における一対の前記第3基準部のうち一方とが対応していると共に、一対の前記対象梁のうち他方の前記第2基準部と、前記床板における一対の前記第3基準部のうち他方とが対応している、請求項1に記載の物品搬送設備。
【請求項3】
前記床板は、平面視で矩形状に形成され、
前記床板の4つの辺部のうち互いに直交する一対の前記辺部を対象辺部とし、
一対の前記対象辺部のそれぞれが、互いに異なる前記対象梁によって支持され、
前記床板の4つの角領域のうちの少なくとも1つである対象角領域に、上下方向視で前記床板の中心に向かって切り欠かれた切欠き縁が設けられ、
前記対象角領域には、一対の前記対象辺部のそれぞれと前記切欠き縁との交点に角部が形成され、
一対の前記角部のそれぞれが、前記第3基準部である、請求項2に記載の物品搬送設備。
【請求項4】
前記梁が、前記ブラケットの支持部に対して上側から載置される被支持部を備え、
前記第1基準部が、前記支持部の上面に設けられた基準マークであり、
前記第2基準部が、前記被支持部を上下方向に貫通する貫通孔であり、
前記ブラケットの前記第1基準部と前記梁の前記第2基準部とが上下方向視で重複した状態で、前記梁が前記梁適正位置に配置される、請求項1に記載の物品搬送設備。
【請求項5】
前記位置情報保持部は、前記位置情報を示すコードが表示された表示部と、前記表示部の周囲を囲む枠部と、を備えた板状部材であり、
前記床板における前記基準位置に対応する複数個所に、前記位置情報保持部の位置決めを行うための位置決め部が設けられ、
前記枠部に、前記位置決め部により位置決めされる被位置決め部が設けられている、請求項1から4のいずれか一項に記載の物品搬送設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、走行フロアと、前記走行フロアを支持する支持フレームと、前記走行フロアに形成された走行面を走行する搬送車と、を備えた物品搬送設備に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特開2022-050240号公報(特許文献1)には、走行面に設けられた位置情報保持部の情報を読み取りながら走行する搬送車を備えた、物品搬送設備が開示されている。以下、背景技術の説明において括弧内に示された符号は、特許文献1のものである。
【0003】
特許文献1に開示された設備では、搬送経路(30)における各単位領域(A5)に、単位領域(A5)のID情報を記憶した磁気シートが設けられている。搬送車(10)は、磁気シートのID情報を読み取ることにより、自己の位置を認識しながら走行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-050240号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように、特許文献1に開示された設備では、ID情報を記憶した磁気シートの配置位置、すなわち位置情報保持部の配置位置が、搬送車(10)の走行位置の基準となる。そのため、位置情報保持部は、走行面に対して設定された適切な位置に配置されている必要があり、その配置誤差は極力小さいことが好ましい。しかしながら特許文献1には、この点について特に開示がない。
【0006】
上記実情に鑑みて、搬送車の走行位置の基準となる位置情報保持部の配置誤差を小さくすることが可能な技術の実現が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
走行フロアと、前記走行フロアを支持する支持フレームと、前記走行フロアに形成された走行面を走行する搬送車と、を備えた物品搬送設備であって、
前記支持フレームは、複数の柱と、複数の前記柱により支持される複数の梁と、を備え、
前記走行フロアは、前記支持フレームに支持された複数の床板が複数組み合わされて構成され、
前記走行面は、平面状に並べられた複数の前記床板の上面により形成され、
前記床板における少なくとも1箇所に、当該箇所の位置情報を保持する位置情報保持部が配置され、
前記搬送車は、前記位置情報保持部に保持された前記位置情報を読み取りながら前記走行面を走行するように構成され、
前記柱の側面には、前記梁を支持するためのブラケットが固定され、
前記ブラケットに対する前記梁の適正位置を梁適正位置とし、前記梁に対する前記床板の適正位置を床板適正位置として、
前記ブラケットには、前記梁を前記梁適正位置で支持するための基準部である第1基準部が設けられ、
前記梁には、前記第1基準部に合わせて配置される基準部である第2基準部が設けられ、
前記梁は、前記第2基準部が前記第1基準部に合わせて配置されることにより、前記ブラケットに対して前記梁適正位置に配置され、
前記床板には、前記第2基準部に合わせて配置される基準部である第3基準部が設けられ、
前記床板は、前記第3基準部が前記第2基準部に合わせて配置されることにより、前記梁に対して前記床板適正位置に配置され、
前記位置情報保持部は、前記床板における、前記第3基準部を基準とする予め定められた基準位置に配置されている。
【0008】
本構成によれば、搬送車が走行する走行面は複数の床板の上面により形成されており、これら複数の床板は梁によって支持されている。梁は、第2基準部がブラケットの第1基準部に合わせて配置されることにより、ブラケットに対して適正な位置に配置される。そして、床板は、第3基準部が梁の第2基準部に合わせて配置されることにより、梁に対して適正な位置に配置される。さらに、位置情報保持部は、床板における、第3基準部を基準とする予め定められた基準位置に配置されている。このような構成により、位置情報保持部を、走行面の全体を基準とした適切な位置に配置し易くなる。従って、本構成によれば、搬送車の走行位置の基準となる位置情報保持部の配置誤差を小さくすることが可能となる。
【0009】
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
物品搬送設備の1階走行フロア及び2階走行フロアを示す平面図
搬送車の走行動作を示す説明図
柱と梁との連結部分を示す斜視図
第1基準部と第2基準部とが位置合わせされた状態を示す平面図
柱用貫通孔の周囲を示す斜視図
第2基準部と第3基準部とが位置合わせされた状態を示す平面図
位置情報保持部が床板に配置された状態を示す断面図
別実施形態において、位置情報保持部が床板に配置された状態を示す断面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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