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公開番号2024081096
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022205144
出願日2022-12-22
発明の名称子供見守り装置、子供見守りシステムおよび子供見守りプログラム
出願人株式会社Fam’s,国立大学法人東北大学
代理人個人
主分類A61B 5/00 20060101AFI20240610BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】子供の普段の健康状態を示すデータから熱中症の兆候を検出して、熱中症とともに乳幼児突然死症候群の発症を予防できるようにする子供見守り装置、子供見守りシステムおよび子供見守りプログラムを提供する。
【解決手段】子供見守り装置1は、CPU31を有し、そのCPU31によって、子供が着用する衣服の内側の気温および湿度である衣服内温湿度と子供の体温とにしたがい子供が熱中症を発症する可能性を高める熱中症要因を検出する熱中症要因検出手段、熱中症要因が検出されたときに熱中症の兆候が子供にあるか否かの熱中症判定を実行する熱中症判定手段、熱中症の兆候が子供にあると判定されたときに、熱中症の発症予防を促す熱中症アラートを発出させるアラート発出制御手段が実現される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
子供が着用する衣服の内側の気温および湿度である衣服内温湿度と、該子供の体温とにしたがい該子供が熱中症を発症する可能性を高める熱中症要因を検出する熱中症要因検出手段と、
該熱中症要因検出手段によって前記熱中症要因が検出されたときに、前記熱中症の兆候が前記子供にあるか否かの熱中症判定を実行する熱中症判定手段と、
該熱中症判定手段によって、前記熱中症の兆候が前記子供にあると判定されたときに、前記熱中症の発症予防を促す熱中症アラートを発出させるアラート発出制御手段とを有する子供見守り装置。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記衣服内温湿度と、前記子供の体温とにしたがい前記子供が低体温症を発症する可能性を高める低体温症要因を検出する低体温症要因検出手段と、
該低体温症要因検出手段によって前記低体温症要因が検出されたときに、前記低体温症の兆候が前記子供にあるか否かの低体温症判定を実行する低体温症判定手段とを更に有し、
前記アラート発出制御手段は、前記低体温症判定手段によって前記低体温症の兆候が前記子供にあると判定されたときに、前記低体温症の発症予防を促す低体温症アラートを発出させる請求項1記載の子供見守り装置。
【請求項3】
前記子供が寝ているときの角度にしたがい前記子供がうつぶせ寝になる可能性を高めるうつぶせ寝要因を検出するうつぶせ寝要因検出手段と、
該うつぶせ寝要因検出手段によって前記うつぶせ寝要因が検出されたときに、前記うつぶせ寝の兆候が前記子供にあるか否かのうつぶせ寝判定を実行するうつぶせ寝判定手段とを更に有し、
前記アラート発出制御手段は、前記うつぶせ寝判定手段によって前記うつぶせ寝の兆候が前記子供にあると判定されたときに、前記うつぶせ寝の予防を促すうつぶせ寝アラートを発出させる請求項2記載の子供見守り装置。
【請求項4】
前記衣服内温湿度および前記子供の体温とともに、たばこの煙が検出されたか否かの喫煙判定に用いられる喫煙データを含む見守りデータを記憶する見守りデータ記憶手段と、
該見守りデータ記憶手段に記憶されている前記喫煙データにしたがい、前記喫煙判定を実行する喫煙判定手段とを更に有し、
前記アラート発出制御手段は、前記喫煙判定手段によって前記たばこの煙が検出されたと判定されたときに、喫煙停止を促す喫煙停止アラートを発出させる請求項3記載の子供見守り装置。
【請求項5】
前記熱中症判定手段は、前記子供の顔色の判定に有効な子供顔色データを用いて、該顔色が赤く変化していると判定されるときに前記熱中症の兆候が前記子供にあると判定する請求項1~4のいずれか一項記載の子供見守り装置。
【請求項6】
前記熱中症判定手段は、前記子供の発汗量が基準値を超えるかまたは該発汗量が増加傾向にあるときに前記熱中症の兆候が前記子供にあると判定する請求項1~4のいずれか一項記載の子供見守り装置。
【請求項7】
写真撮影を行い、写真データを生成する撮影手段と、
該撮影手段によって生成された写真データを記憶する写真データ記憶手段と、
前記熱中症要因検出手段によって前記熱中症要因が検出されたときに、前記子供の顔写真撮影を促す顔写真撮影メッセージを発出させるメッセージ発出制御手段と、
該顔写真撮影メッセージにしたがい前記撮影手段が作動して生成される顔写真データを前記子供の顔色確認に用いられる顔色確認データとして、前記写真データ記憶部に記憶させる顔色確認データ記憶制御手段と、
前記顔色確認データから前記子供顔色データを抽出する子供顔色データ抽出手段とを更に有し、
前記熱中症判定手段は、前記子供顔色データ抽出手段によって抽出された前記子供顔色データを用いて、前記熱中症判定を実行する請求項5記載の子供見守り装置。
【請求項8】
子供が着用する衣服の内側の気温および湿度である衣服内温湿度と、該子供の体温を計測する計測装置と、該計測装置の計測結果を含む計測データを用いて子供見守り処理を実行する子供見守り装置とを有し、
前記子供見守り装置は、前記計測データに含まれている前記衣服内温湿度および前記子供の体温とにしたがい前記子供が熱中症を発症する可能性を高める熱中症要因を検出する熱中症要因検出手段と、
該熱中症要因検出手段によって前記熱中症要因が検出されたときに、前記熱中症の兆候が前記子供にあるか否かの熱中症判定を実行する熱中症判定手段と、
該熱中症判定手段によって、前記熱中症の兆候が前記子供にあると判定されたときに、前記熱中症の発症予防を促す熱中症アラートを発出させるアラート発出制御手段とを有する子供見守りシステム。
【請求項9】
子供が着用する衣服の内側の気温および湿度である衣服内温湿度と、該子供の体温とを計測する計測手段を有するRFIDタグと、該RFIDタグに記憶されているデータであって、前記計測手段の計測結果を含む計測データを無線通信によって読み取るRFIDリーダと、該RFIDリーダから送信される前記計測データを用いて子供見守り処理を実行する子供見守り装置とを有し、
前記子供見守り装置は、前記計測データに含まれている前記衣服内温湿度および前記子供の体温とにしたがい前記子供が熱中症を発症する可能性を高める熱中症要因を検出する熱中症要因検出手段と、
該熱中症要因検出手段によって前記熱中症要因が検出されたときに、前記熱中症の兆候が前記子供にあるか否かの熱中症判定を実行する熱中症判定手段と、
該熱中症判定手段によって、前記熱中症の兆候が前記子供にあると判定されたときに、前記熱中症の発症予防を促す熱中症アラートを発出させるアラート発出制御手段とを有する子供見守りシステム。
【請求項10】
コンピュータを子供見守り装置として機能させるための子供見守りプログラムであって、該コンピュータを
子供が着用する衣服の内側の気温および湿度である衣服内温湿度と、該子供の体温とにしたがい該子供が熱中症を発症する可能性を高める熱中症要因を検出する熱中症要因検出手段と、
該熱中症要因検出手段によって前記熱中症要因が検出されたときに、前記熱中症の兆候が前記子供にあるか否かの熱中症判定を実行する熱中症判定手段と、
該熱中症判定手段によって、前記熱中症の兆候が前記子供にあると判定されたときに、前記熱中症の発症予防を促す熱中症アラートを発出させるアラート発出制御手段として機能させる子供見守りプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、子供(主に乳幼児)の普段の健康状態を見守りつつ、普段の健康状態から、乳幼児突然死症候群の発症が予見される熱中症の兆候が検出されたときにアラートを発出する子供見守り装置、子供見守りシステムおよび子供見守りプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、子供(主に乳幼児)の健康状態がセンサによって検出され、その検出結果から、乳幼児突然死症候群の発症が予見される状態が検出されたときに警告(アラート)が発出される装置およびシステムが知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、うつぶせ寝を検出する乳児の突然死防止警告装置が開示されている。突然死防止警告装置は、第1、第2のユニットを有する。第1のユニットは子供の着衣に固定される。その内側にプレートが納められ、そのプレートの方向を検出する角度位置検出器と、発信器がプレートに装着されている。第2のユニットは、子供の世話をする人のそばに置かれる。第2のユニットは、閾値を越えるプレートの変動が角度位置検出器によって検出されたときに始動する警報装置が収容され、スピーカが装着されている。
【0004】
また、特許文献2には、無呼吸検出器が開示されている。無呼吸検出器は、静電容量タイプセンサと、乳幼児のオムツに備えられたポケットに保持されている検出器ユニットとを有している。静電容量タイプセンサは、乳幼児の動きから生じる可変静電容量を検出する。検出器ユニットは、静電容量タイプセンサから電気信号を受信し、その受信した電気信号が無呼吸の症状を示すときに警告信号を発する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2008-505674号公報
特表2011-501990号公報
特開2021-2234号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来の技術によれば、乳幼児突然死症候群の発症が予見される状態として、うつぶせ寝か、無呼吸が検出されたときにアラートが発出される。そのため、親等の乳幼児の世話をする人(以下「乳幼児世話人」ともいう)が、そのアラートによって、乳幼児にうつぶせ寝か、無呼吸が発生したことを知ることができる。
【0007】
しかし、従来技術の場合、アラートが発出されたときは、乳幼児にうつぶせ寝か、無呼吸が発生したときであるから、これらが検出されたときには、乳幼児がすでに乳幼児突然死症候群を発症しているか、たとえ乳幼児突然死症候群を発症していなかったとしても、乳幼児が重篤な状態になっているおそれがある。それ故、乳幼児世話人の対処が遅れると、乳幼児の生死に関わる場合や、何らかの障害が乳幼児に残るおそれがある。そのため、うつぶせ寝か、無呼吸がより早期に検出されることが望ましいが、これらは、実際に生じたときに検出されるから、これらを発生前に事前に検出することが難しい。したがって、普段の健康状態から、乳幼児突然死症候群の兆候が事前に検出できることが好ましい。
【0008】
一方、乳幼児突然死症候群の原因は、睡眠中における熱中症であるとする考えもある。熱中症の兆候は、体温や衣服内温湿度などによって検出できるから、乳幼児突然死症候群の発症をより確実に予防するためには、うつぶせ寝や無呼吸よりも、むしろ、熱中症の兆候が事前に検出できることが好ましい。
【0009】
そして、熱中症の兆候が事前に検出されるようにするためには、乳幼児の体温、衣服内温湿度、発汗量等の計測が不可欠である。その場合、乳幼児世話人ができるだけまめに体温などの計測を行い、その計測結果を繰り返し記録する必要がある。
【0010】
しかし、その場合、乳幼児世話人が家事その他の作業を繰り返し止める必要がある。このような計測作業は、乳幼児世話人にとって、とても煩わしい。そのため、乳幼児世話人が計測作業やその結果の記録作業を行わなくても、熱中症の兆候が事前に検出されるようにすることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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