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公開番号2024036253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-15
出願番号2022141085
出願日2022-09-05
発明の名称OCT装置
出願人株式会社ニデック
代理人
主分類A61B 3/10 20060101AFI20240308BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 低温環境下であっても速やかに撮影可能になるOCT装置を提供すること。
【解決手段】 OCT装置は、熱源と、被検眼に照射された測定光と、参照光と、の干渉光を検出する検出器と、前記熱源からの熱で前記検出器が暖められるように、前記熱源と前記検出器とを収容する収容部と、を備える。例えば、低温環境下において、熱源からの熱で検出器が暖められることによって、OCT装置の電源投入時から、スペクトル干渉信号を適正に検出できるようになる迄、の検出器の暖機に要する時間を短縮できる。したがって、低温環境下であっても速やかに撮影可能になる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
熱源と、
被検眼に照射された測定光と、参照光と、の干渉光を検出する検出器と、
前記熱源からの熱で前記検出器が暖められるように、前記熱源と前記検出器とを収容する収容部と、
を備えるOCT装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
被検眼上で測定光を走査するための走査部と、前記走査部からの測定光を被検眼に導く対物光学系と、を備える撮影ユニットと、
前記撮影ユニットの下部に配置されるベースユニットと、を備え、
前記ベースユニットに前記収容部を有する、請求項1記載のOCT装置。
【請求項3】
前記収容部は、前記熱源からの熱を前記検出器に導くための送風デバイスを更に有する、請求項1又は2記載のOCT装置。
【請求項4】
前記検出器は、前記送風デバイスの駆動に基づいて形成される空気の流路において、前記熱源および前記送風デバイスの下流側に配置される、請求項3記載のOCT装置。
【請求項5】
前記検出器の温度監視のためのセンサを有し、前記センサによって検出される温度に応じて前記送風デバイスの駆動制御が行われる、請求項4記載のOCT装置。
【請求項6】
前記熱源は、プロセッサ、電源回路、光学部品のドライバおよび電源回路、通信回路、光源、および、アクチュエータ本体、のいずれかである、請求項1から5のいずれかに記載のOCT装置。
【請求項7】
前記検出器は、前記測定光と前記参照光との干渉光を分光するグレーディングと、分光された干渉光を検出する受光素子とを少なくとも含む複数の光学素子、がマウント部に保持されたスペクトロメータである、請求項1から6のいずれかに記載のOCT装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、OCT装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
眼科分野では、被検眼の組織の断層画像を撮影する装置である、光干渉断層計(Optical Coherence Tomography:OCT)が知られている。
【0003】
OCT装置において、光学系の熱的変化が問題となっていた。例えば、OCT装置においては、特許文献1に開示される、SD-OCTの検出器であるスペクトロメータにおける光路長の熱膨張を抑制するための、スペクトロメータの保持部における機構が開示されている。スペクトロメータがマウントされる光学基台が熱膨張しても、スペクトロメータの光路長の全長が伸びることが抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-035949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、寒冷地等においては、OCT装置が冷え切った状態から装置が立ち上げられる場合がある。例えば、検出器の受光素子が、低温での信号検出に不利な温度特性を有している場合がある。また、SD-OCTの場合、低温側でのスペクトロメータの熱的変形についても問題となり得る。結果として、低温環境下では、装置が立ち上げられてから検出器が十分に温められるまでの間に撮影しても、適切な画質の画像が得られない場合があった。
【0006】
これに対し、本開示は従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、低温環境下であっても速やかに撮影可能になるOCT装置を提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1態様に係るOCT装置は、熱源と、被検眼に照射された測定光と、参照光と、の干渉光を検出する検出器と、前記熱源からの熱で前記検出器が暖められるように、前記熱源と前記検出器とを収容する収容部と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、低温環境下であっても速やかに撮影可能になるOCT装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例に係るOCT装置の全体構成を示す図である。
OCT装置の光学系を示した図である。
実施例に係る基台内部を概略的に示した図である。
変形例に係る基台内部を概略的に示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
「概要」
まず、本開示の例示的な実施形態について説明する。なお、各実施形態に係る構成は、適宜、他の実施形態に組み合わせることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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