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公開番号2024080515
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193775
出願日2022-12-02
発明の名称紙製容器
出願人藤徳紙器株式会社
代理人個人,個人
主分類B65D 43/06 20060101AFI20240606BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】蓋体の意図しない脱落を防止でき、かつ、従来構成に比べて美観に優れる紙製容器を提供する。
【解決手段】蓋体3の外周壁部22の内方に、下方に膨出するリブ30を形成する。そして、リブ30を、蓋体3の装着状態で、平面視において、容器本体2の開口縁15と略直交する方向に配置し、その端部を、容器本体2の開口縁15に内側から近接させる。そして、リブ30の端部に、側面視において当該端部の上側の端縁よりも外側に突出して、蓋体3の装着状態で、開口縁15に内向きに形成されたカール部13の下方に配置される係合凸部35を設けるとともに、係合凸部35に、側面視において、最も外側に突出する先端部36から、上下両方向に向かって内側に傾斜する傾斜案内部37,38を形成する。
【選択図】図8


特許請求の範囲【請求項1】
有底筒状の容器本体と、前記容器本体の上部に脱着される蓋体とを備えた紙製容器にあって、
前記容器本体の上部開口の開口縁には、端縁を内向きにカールさせてなる、内側に膨出するカール部が形成されており、
前記蓋体は、前記上部開口を塞ぐ天板部と、前記容器本体の上部に外嵌する外周壁部を具備する有蓋筒状をなし、
前記蓋体には、外周壁部の内方に、下方に膨出するリブが形成されており、
前記リブは、前記蓋体の装着状態で、平面視において、前記開口縁と略直交する方向に配置され、その端部を、前記容器本体の前記開口縁に内側から近接させるよう構成されており、
前記リブの前記端部は、側面視において当該端部の上側の端縁よりも外側に突出して、前記蓋体の装着状態で、前記開口縁の前記カール部の下方に配置される係合凸部を備え、
前記係合凸部は、側面視において、最も外側に突出する先端部から、上下両方向に向かって内側に傾斜する傾斜案内部を備えることを特徴とする紙製容器。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記容器本体は楕円筒状をなしており、
前記リブは、前記蓋体の装着状態で、平面視において、前記容器本体の短径に沿って配置されることを特徴とする請求項1に記載の紙製容器。
【請求項3】
前記蓋体は、
前記天板部と前記外周壁部とを有する蓋本体と、
一片の紙製のブランクを折り曲げてなり、前記蓋本体の内側に組み付けられる付属片と
を備え、
前記外周壁部の下縁には、端縁を内向きにカールさせてなる、内側に膨出するカール部が形成されており、
前記付属片は、
前記リブと、
前記リブの両側に配設されて、前記天板部の下面に被着する一対の被着片部と、
前記被着片部の周縁に配設されて、前記リブの端部の近傍で、前記外周壁部の下縁の前記カール部と係合する略垂直な係合縁部と
を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の紙製容器。
【請求項4】
前記リブは、前記ブランクを平行な複数の折り線で屈曲させてなり、
前記係合縁部は、前記被着片部の周縁で前記ブランクを略直角に屈曲させてなるものであり、
対をなす一方の前記被着片部の周縁に配設された少なくとも一つの前記係合縁部と、対をなす他方の前記被着片部の周縁に配設された少なくとも一つの前記係合縁部とが、かみ合わせによって前記リブと略直交する方向に相互接続されていることを特徴とする請求項3に記載の紙製容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、脱着可能な蓋体を上部に備えた筒状の紙製容器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
有底筒状の容器本体と、容器本体上部に外嵌する短筒状の蓋体を備えた紙製容器にあって、容器本体上部の開口縁に外側に膨出するカール部を形成するとともに、蓋体の下縁に内側に膨出するカール部を形成して、蓋体の装着状態で、開口縁と蓋体下縁のカール部を相互に係合させることにより、蓋体が意図せず脱落するのを防止するようにした紙製容器が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-3036号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来構成の紙製容器は、蓋体を取り外した状態で、カール部が容器本体の上部開口縁の外側に膨出するため、美観を損ねるという問題がある。
【0005】
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、上記従来構成と同様に蓋体が意図せず脱落するのを防止でき、かつ、上記従来構成に比べて美観に優れる紙製容器の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、有底筒状の容器本体と、前記容器本体の上部に脱着される蓋体とを備えた紙製容器にあって、前記容器本体の上部開口の開口縁には、端縁を内向きにカールさせてなる、内側に膨出するカール部が形成されており、前記蓋体は、前記上部開口を塞ぐ天板部と、前記容器本体の上部に外嵌する外周壁部を具備する有蓋筒状をなし、前記蓋体には、外周壁部の内方に、下方に膨出するリブが形成されており、前記リブは、前記蓋体の装着状態で、平面視において、前記開口縁と略直交する方向に配置され、その端部を、前記容器本体の前記開口縁に内側から近接させるよう構成されており、前記リブの前記端部は、側面視において当該端部の上側の端縁よりも外側に突出して、前記蓋体の装着状態で、前記開口縁の前記カール部の下方に配置される係合凸部を備え、前記係合凸部は、側面視において、最も外側に突出する先端部から、上下両方向に向かって内側に傾斜する傾斜案内部を備えることを特徴とする紙製容器である。
【0007】
かかる構成によれば、蓋体の装着状態で、リブの係合凸部と開口縁のカール部が係合することによって、意図しない蓋体の脱落が防止される。なお、かかる係合は、脱着方向に一定以上の力を加えれば、係合凸部の傾斜案内部とカール部の案内作用によって、紙製のリブと開口縁が撓んで係合・解除が可能であるため、蓋体の脱着に支障は生じない。一方、かかる構成では、容器本体の開口縁に配設されるカール部は、内側に膨出しているため、蓋体を外した状態でも目立ち難く、上記従来構成に比べて、美観を向上させることができる。
【0008】
本発明にあって、前記容器本体は楕円筒状をなしており、前記リブは、前記蓋体の装着状態で、平面視において、前記容器本体の短径に沿って配置される構成が提案される。
【0009】
一般的に、楕円筒状の紙製容器は、短径方向からの圧力によって、容器本体の開口縁が変形し易いという欠点があるが、かかる構成とすれば、短径方向から圧力が加わった際に、容器本体の開口縁がリブによって内側から支持されるため、リブを利用して、開口縁の変形を防止可能となる。
【0010】
また、本発明にあって、前記蓋体は、前記天板部と前記外周壁部とを有する蓋本体と、一片の紙製のブランクを折り曲げてなり、前記蓋本体の内側に組み付けられる付属片とを備え、前記外周壁部の下縁には、端縁を内向きにカールさせてなる、内側に膨出するカール部が形成されており、前記付属片は、前記リブと、前記リブの両側に配設されて、前記天板部の下面に被着する一対の被着片部と、前記被着片部の周縁に配設されて、前記リブの端部の近傍で、前記外周壁部の下縁の前記カール部と係合する略垂直な係合縁部とを備える構成が提案される。
(【0011】以降は省略されています)

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