TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024080512
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193769
出願日2022-12-02
発明の名称レンズ制御装置、レンズシステム、及びプログラム
出願人株式会社タムロン
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類H04N 23/68 20230101AFI20240606BHJP(電気通信技術)
要約【課題】手振れを減じる又は回避しつつ、レンズを制御することができる新規なレンズ制御装置及びその関連技術を実現する。
【解決手段】本発明の一態様に係るレンズ制御装置(20)は、被写体(PS)を撮像するためにレンズ(10)を制御するレンズ制御装置であって、前記レンズ又は前記レンズが装着されているカメラ(C)の位置及び前記被写体の位置に基づいて前記レンズ又は前記カメラと前記被写体との間の距離を算出する算出処理(S25)と、前記距離に基づいて前記レンズを遠隔制御する遠隔制御処理(S27)とを実行する少なくとも1つのプロセッサ(22)を含んでいる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被写体を撮像するためにレンズを制御するレンズ制御装置であって、
前記レンズ又は前記レンズが装着されているカメラの位置及び前記被写体の位置に基づいて前記レンズ又は前記カメラと前記被写体との間の距離を算出する算出処理と、前記距離に基づいて前記レンズを遠隔制御する遠隔制御処理とを実行する少なくとも1つのプロセッサを含んでいる、
ことを特徴とするレンズ制御装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記レンズ又は前記カメラの位置を特定する第1特定処理を実行した後、
前記被写体の位置を特定する第2特定処理、並びに、前記第1特定処理にて特定された前記レンズ又は前記カメラの位置と前記第2特定処理にて特定された前記被写体の位置とを参照して前記算出処理及び前記遠隔制御処理を繰り返し実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ制御装置。
【請求項3】
前記レンズ制御装置は、少なくとも1つのセンサを更に含んでおり、
前記第1特定処理及び前記第2特定処理において、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つのセンサが測定した、前記レンズ制御装置の位置姿勢、及び前記レンズ若しくは前記カメラ又は前記被写体と前記レンズ制御装置との間の距離を参照し、
前記第1特定処理において、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つのセンサが指向する物体を前記レンズ又は前記カメラとして、当該レンズ又は当該カメラの位置を特定し、
前記第2特定処理において、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記少なくとも1つのセンサが指向する物体を前記被写体として、当該被写体の位置を特定する、
ことを特徴とする請求項2に記載のレンズ制御装置。
【請求項4】
前記少なくとも1つのセンサが指向する物体をユーザが識別可能にする機能又は構造を有している、
ことを特徴とする請求項3に記載のレンズ制御装置。
【請求項5】
前記レンズ制御装置は、入力部を含んでおり、
前記少なくとも1つのプロセッサは、ユーザが前記入力部に入力した操作に基づいて決定される現在のモードが、当該少なくとも1つのプロセッサが前記算出処理の後に前記遠隔制御処理を実行する第1モード、及び、当該少なくとも1つのプロセッサが前記算出処理の後に前記遠隔制御処理を実行せずに前記算出処理を繰り返し実行する第2モードのうち何れであるかを判定するモード判定処理を実行する、
ことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載のレンズ制御装置。
【請求項6】
被写体を撮像するためにレンズを制御するレンズシステムであって、
前記レンズと、
少なくとも1つのレンズ制御装置と、を含んでおり、
前記少なくとも1つのレンズ制御装置は、
前記レンズ又は前記レンズが装着されているカメラの位置及び前記被写体の位置に基づいて前記レンズ又は前記カメラと前記被写体との間の距離を算出する算出処理と、前記距離に基づいて前記レンズを遠隔制御する遠隔制御処理とを実行する少なくとも1つのプロセッサを含んでいる、
ことを特徴とするレンズシステム。
【請求項7】
前記少なくとも1つのレンズ制御装置は、互いに通信可能な第1レンズ制御装置及び第2レンズ制御装置を含んでおり、
前記第1レンズ制御装置は、前記レンズ又は前記カメラの位置を特定する第1特定処理と、前記レンズ又は前記カメラの位置を前記第2レンズ制御装置に送信する位置送信処理とを実行する少なくとも1つのプロセッサを含んでおり、
前記第2レンズ制御装置は、前記被写体の位置を特定する第2特定処理、並びに、前記第1レンズ制御装置から受信した前記レンズ又は前記カメラの位置と前記第2特定処理にて特定された前記被写体の位置とを参照して前記算出処理及び前記遠隔制御処理を繰り返し実行する、少なくとも1つのプロセッサを含んでいる、
ことを特徴とする請求項6に記載のレンズシステム。
【請求項8】
被写体を撮像するためにレンズを制御するレンズ制御装置を制御するためのプログラムであって、
前記レンズ制御装置が含んでいる少なくとも1つのプロセッサに、前記レンズ又は前記レンズが装着されているカメラの位置及び前記被写体の位置に基づいて前記レンズ又は前記カメラと前記被写体との間の距離を算出する算出処理と、前記距離に基づいて前記レンズを遠隔制御する遠隔制御処理とを実行させる、
ことを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ制御装置、レンズシステム、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
TikTok(登録商標)及びYouTube(登録商標)等の動画投稿サービスの普及によって、ミラーレス一眼カメラ等のカメラを用いた動画撮影の技術、及びカメラに装着されたレンズを制御する技術へのニーズが増えてきている。
【0003】
レンズを制御する技術として、フォーカスエリアを用いるか、又は被写体の瞳を検出するオートフォーカス(AF)技術が挙げられる。これらのAF技術には、複数の被写体間でのフォーカスの迷い、及び、フォーカスエリア又は被写体を選択するためのユーザ操作に由来する手振れ等の問題がある。
【0004】
これらの問題を解決するための技術として、例えば特許文献1には、撮像画像を表示手段に表示する表示制御手段と、表示手段においてユーザが見ている領域である視点領域を検出する検出手段とを有し、視点領域に表示された被写体に合焦するように撮像手段の焦点を制御する撮像制御装置が記載されている。また、特許文献2には、照射光で照射する発光手段と、前記照射光の反射光を受光する受光手段と、前記発光手段が前記照射光を照射してから前記受光手段が前記反射光を受光するまでの時間に基づいて、対象物までの距離を示す距離情報を取得する取得手段と、前記距離情報を通信する通信手段と、を有し、撮像装置が備えるレンズ装置に対し、当該レンズ装置を取り囲む位置に取り付けられることを特徴とする距離検出装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-180446号公報
特開2021-026236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の技術には、撮像映像が表示されたライブビューをユーザが目視しなければ、被写体を選択して焦点を制御することができないという問題がある。また、特許文献2に記載の技術には、被写体が距離検出装置によって検出される位置に置かれる必要があるため、撮像画像の構図に自由度が少ないという問題がある。このように、レンズを制御する技術は、撮影の目的及び環境に応じて、改善の余地がある。
【0007】
本発明の一態様は、手振れを減じる又は回避しつつ、レンズを制御することができる新規なレンズ制御装置及びその関連技術を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るレンズ制御装置は、被写体を撮像するためにレンズを制御するレンズ制御装置であって、前記レンズ又は前記レンズが装着されているカメラの位置及び前記被写体の位置に基づいて前記レンズ又は前記カメラと前記被写体との間の距離を算出する算出処理と、前記距離に基づいて前記レンズを遠隔制御する遠隔制御処理とを実行する少なくとも1つのプロセッサを含んでいる。
【0009】
また、本発明の一態様に係るレンズシステムは、被写体を撮像するためにレンズを制御するレンズシステムであって、前記レンズと、少なくとも1つのレンズ制御装置と、を含んでおり、前記少なくとも1つのレンズ制御装置は、前記レンズ又は前記レンズが装着されているカメラの位置及び前記被写体の位置に基づいて前記レンズ又は前記カメラと前記被写体との間の距離を算出する算出処理と、前記距離に基づいて前記レンズを遠隔制御する遠隔制御処理とを実行する少なくとも1つのプロセッサを含んでいる。
【0010】
本発明の一態様に係るレンズ制御装置は、コンピュータによって実現してもよい。例えば、コンピュータをレンズ制御装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることによりレンズ制御装置をコンピュータとして実現させる、レンズ制御装置の制御プログラムも、本発明の範疇に入る。また、当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社タムロン
画像形成装置
3日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
6日前
株式会社タムロン
撮像レンズおよび撮像装置
1か月前
株式会社タムロン
光アブソーバ、それを備えるビームスプリッタおよび光通信装置
12日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
12日前
個人
音響装置
10日前
個人
携帯端末保持具
13日前
個人
防犯AIプラグイン
1か月前
個人
テレビ会議拡張システム
1か月前
日本精機株式会社
投影システム
16日前
日本無線株式会社
音声通信方式
10日前
日本放送協会
無線通信装置
1か月前
個人
補聴器のイヤピース耳穴挿入具
3日前
個人
無線中継赤外線コピーリモコン
1か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
13日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
10日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
TOA株式会社
音響システム
1か月前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
25日前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
25日前
キヤノン株式会社
映像表示装置
27日前
キヤノン株式会社
画像処理装置
12日前
株式会社シグマ
撮像素子及び撮像装置
10日前
日本放送協会
映像伝送システム
12日前
オムロン株式会社
スレーブ装置
27日前
株式会社ヴィーネックス
カメラ
4日前
キヤノン株式会社
撮影システム
3日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
1か月前
シャープ株式会社
電子機器
4日前
株式会社ユピテル
撮像装置等
1か月前
理想科学工業株式会社
連絡システム
1か月前
アイホン株式会社
インターホン機器
27日前
株式会社ニコン
撮像装置
1か月前
株式会社バッファロー
無線通信装置
12日前
株式会社ニコン
カメラボディ
1か月前
個人
対走行騒音の音量音質制御の安定化方法
12日前
続きを見る