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公開番号2025073873
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023185006
出願日2023-10-27
発明の名称光アブソーバ、それを備えるビームスプリッタおよび光通信装置
出願人株式会社タムロン
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G02B 5/00 20060101AFI20250502BHJP(光学)
要約【課題】光無線通信における十分なノイズの低減に適用可能な、光ビームから分離した不要光を除去する技術を提供する。
【解決手段】光通信装置(11)が備える光アブソーバ(32)は、入射した光を吸収する光吸収ガラスブロックと、当該光吸収ガラスブロックを透過した光が多重反射する第一空洞と、当該光吸収ガラスブロックで反射した光が多重反射する第二空洞と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
入射した光を吸収する光吸収ガラスブロックと、前記光吸収ガラスブロックを透過した光が多重反射する第一空洞と、前記光吸収ガラスブロックで反射した光が多重反射する第二空洞と、を備える光アブソーバ。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記光吸収ガラスブロックの入射面が入射する光の光軸に対して斜めに延在している、請求項1に記載の光アブソーバ。
【請求項3】
前記第一空洞は前記光吸収ガラスブロックを透過した光を反射させる反射面を含み、
前記反射面は前記光吸収ガラスブロックに入射する光の光軸に対して斜めに延在している、請求項1に記載の光アブソーバ。
【請求項4】
連通している前記第一空洞および前記第二空洞が、前記光吸収ガラスブロックを透過した光および前記光吸収ガラスブロックで反射した光を反射させる反射板によって区切られている、請求項1に記載の光アブソーバ。
【請求項5】
前記第一空洞および前記第二空洞の内表面が、前記光吸収ガラスブロックを透過した光および前記光吸収ガラスブロックで反射した光を吸収する光吸収層で覆われている、請求項1に記載の光アブソーバ。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の光アブソーバを備えるビームスプリッタであって、前記光アブソーバは、前記ビームスプリッタにより分岐された二以上の光路のいずれかに配置されている、光アブソーバを備えるビームスプリッタ。
【請求項7】
請求項6に記載のビームスプリッタを備える光通信装置であって、
前記ビームスプリッタに用いて信号光の光路を分岐する、光通信装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光アブソーバ、それを備えるビームスプリッタおよび光通信装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、情報化社会の発達に伴い、高速通信が求められている。このような高速通信では電波が使用されている。ところで光は電磁波であるが、電波法に制限されずに使用可能である。そこで、現在、光無線通信(「空間光通信」とも言われる)が注目されており、光無線通信のための装置も開発されている。
【0003】
光無線通信では、信号光からノイズとなる光の成分を除去することが要求される。たとえば、レーザーを用いた空間光無線通信を同軸光学系にて構築し、送信光または受信光から信号光を分離する場合、送信光または受信光の半分近くの成分を同軸光学系から外部に放出する場合があり得る。光学系から放出した光(以下、「不要光」とも言う)は、信号光に対するノイズになり得る。信号光のノイズを十分に低減させる観点から、このような不要光の適切な処理が求められる。
【0004】
光ビームから分離された不要光を除去可能な技術には、当該不要光を反射させる部材によって先細りの空洞を形成し、当該空洞へ不要光を導入して多重反射させて減衰させるディフューザが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、光ビームから分離された不要光を除去可能な技術には、露光装置に用いられる減光板において、板の表面にカーボンナノファイバーを含む反射防止材料を用いる技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-140964号公報
国際公開第2010/150550号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述した従来の技術では、不要光を十分に除去することができないことがある。そのため、光無線通信に適用したときに、信号光のノイズの低減が不十分となることがある。
【0007】
本発明の一態様は、光無線通信における十分なノイズの低減に適用可能な、光ビームから分離した不要光を除去する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る光アブソーバは、入射した光を吸収する光吸収ガラスブロックと、前記光吸収ガラスブロックを透過した光が多重反射する第一空洞と、前記光吸収ガラスブロックで反射した光が多重反射する第二空洞と、を備える。
【0009】
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る、光アブソーバを備えるビームスプリッタは、上記の光アブソーバを備えるビームスプリッタであって、前記光アブソーバは、前記ビームスプリッタにより分岐された二以上の光路のいずれかに配置されている。
【0010】
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る光通信装置は、上記のビームスプリッタを備える光通信装置であって、前記ビームスプリッタに用いて信号光の光路を分岐する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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