TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024077750
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022189884
出願日2022-11-29
発明の名称車両用表示装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類G02B 27/01 20060101AFI20240603BHJP(光学)
要約【課題】光学センサの異常を検知することができる車両用表示装置を提供する。
【解決手段】車両用表示装置1は、開口部10aを有する筐体10と、表示器20と、ミラー31を有するミラー装置30と、光を検知する光学センサ40と、異常検知光L2を出射する異常検知用光源50と、制御部60と、を備え、光学センサは、ミラー装置に対してミラーの回転に伴って回転可能に取り付けられており、ミラーが投影位置にある場合には開口部から筐体内に入射する光L3を検知可能な位置に配置され、ミラーが異常検知位置にある場合には異常検知用光源からの異常検知光を検知可能な位置に配置され、制御部60は、ミラーが異常検知位置にあるときに異常検知用光源から異常検知光を出射させ、異常検知用光源の点灯パターンと光学センサが検知した光のパターンとを比較することで、光学センサの異常の有無を判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
開口部を有する筐体と、
前記筐体内に設けられ、表示画像の表示光を出射する表示器と、
前記筐体内に設けられ、前記表示光を反射する反射面を含むミラーを有するミラー装置と、
前記筐体内に設けられ、光を検知する光学センサと、
異常検知光を出射する異常検知用光源と、
前記光学センサの光の検知結果を取得する取得部を有し、前記表示器及び前記異常検知用光源を制御する制御部と、
を備え、
前記ミラー装置は、前記反射面に前記表示光が入射した場合に前記開口部に向けて前記表示光が反射される投影位置と、前記反射面に前記表示光が入射した場合に前記筐体内における前記開口部以外の場所に向けて前記表示光が反射される異常検知位置との間で、前記ミラーを回転軸線周りに回転可能に構成されており、
前記光学センサは、前記ミラー装置に対して前記ミラーの回転に伴って回転可能に取り付けられており、前記ミラーが前記投影位置にある場合には前記開口部から前記筐体内に入射する光を検知可能な位置に配置され、前記ミラーが前記異常検知位置にある場合には前記異常検知用光源からの異常検知光を検知可能な位置に配置され、
前記制御部は、前記ミラーが前記異常検知位置にあるときに前記異常検知用光源から異常検知光を出射させ、前記異常検知用光源の点灯パターンと前記光学センサが検知した光のパターンとを比較することで、前記光学センサの異常の有無を判定する
ことを特徴とする車両用表示装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記表示器は、バックライト部と、前記バックライト部からの光を透過して前記表示光として出射する液晶部と、を含み、
前記異常検知用光源は、前記バックライト部が有する光源の一部である
請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項3】
前記異常検知用光源は、前記表示器とは別体として前記筐体内に設けられており、前記ミラーが前記異常検知位置にあるときに前記異常検知用光源から出射された異常検知光が前記光学センサに当たる位置に配置されている
請求項1に記載の車両用表示装置。
【請求項4】
前記光学センサに異常があると判定された場合、前記制御部は、前記表示光の照度を、前記表示器に前記表示画像を表示させる場合における照度の値のうち最小の値に設定する第1制御、又は、前記表示器による前記表示画像の表示をオフにする第2制御を行う
請求項1から3の何れか1項に記載の車両用表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用表示装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、表示器に表示される表示画像をウインドシールド等に投影することで、運転者に虚像として視認させるヘッドアップディスプレイ(Head Up Display)等の車両用表示装置がある。特許文献1には、フロントガラスを通じて透光性カバーへと照射される外光の照度を検出し照度データを出力する外光検出素子と、照度データに基づいて光源の輝度を調整する制御手段とを備え、制御手段が、日時情報と車両の位置情報と車両の進行方向情報とに基づいて、照度データが所定の閾値を超えたと判断したときに、光源を消灯動作させることで、表示素子の誤動作を防止するヘッドアップディスプレイ装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-224068号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車両用表示装置においては、車両用表示装置の筐体内に、筐体の開口部から入射する外光を検知するための光学センサを配置し、光学センサの検知結果に基づいて、表示器から出射される表示光の明るさを自動調節する構成も考えられる。このような車両用表示装置において、光学センサの異常を検知できることが望まれている。
【0005】
本発明の目的は、光学センサの異常を検知することができる車両用表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の車両用表示装置は、開口部を有する筐体と、前記筐体内に設けられ、表示画像の表示光を出射する表示器と、前記筐体内に設けられ、前記表示光を反射する反射面を含むミラーを有するミラー装置と、前記筐体内に設けられ、光を検知する光学センサと、異常検知光を出射する異常検知用光源と、前記光学センサの光の検知結果を取得する取得部を有し、前記表示器及び前記異常検知用光源を制御する制御部と、を備え、前記ミラー装置は、前記反射面に前記表示光が入射した場合に前記開口部に向けて前記表示光が反射される投影位置と、前記反射面に前記表示光が入射した場合に前記筐体内における前記開口部以外の場所に向けて前記表示光が反射される異常検知位置との間で、前記ミラーを回転軸線周りに回転可能に構成されており、前記光学センサは、前記ミラー装置に対して前記ミラーの回転に伴って回転可能に取り付けられており、前記ミラーが前記投影位置にある場合には前記開口部から前記筐体内に入射する光を検知可能な位置に配置され、前記ミラーが前記異常検知位置にある場合には前記異常検知用光源からの異常検知光を検知可能な位置に配置され、前記制御部は、前記ミラーが前記異常検知位置にあるときに前記異常検知用光源から異常検知光を出射させ、前記異常検知用光源の点灯パターンと前記光学センサが検知した光のパターンとを比較することで、前記光学センサの異常の有無を判定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る車両用表示装置は、光学センサの異常を検知することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る車両用表示装置を示す図である。
図2は、実施形態に係る車両用表示装置の概略構成図である。
図3は、実施形態に係る車両用表示装置を示す図である。
図4(A)は、異常検知用光源の点灯パターンを示す図、図4(B)は、正常な光学センサが検知した光のパターンを示す図である。
図5(A)は、異常検知用光源の点灯パターンを示す図、図5(B)は、異常がある光学センサが検知した光のパターンの例を示す図である。
図6(A)は、異常検知用光源の点灯パターンを示す図、図6(B)は、異常がある光学センサが検知した光のパターンの別の例を示す図である。
図7は、実施形態の変形例に係る車両用表示装置を示す図である。
図8は、実施形態の変形例に係る車両用表示装置の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明の実施形態に係る車両用表示装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
[実施形態]
図1から図6を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、車両用表示装置に関する。図1は、実施形態に係る車両用表示装置を示す図、図2は、実施形態に係る車両用表示装置の概略構成図、図3は、実施形態に係る車両用表示装置を示す図、図4(A)は、異常検知用光源の点灯パターンを示す図、図4(B)は、正常な光学センサが検知した光のパターンを示す図、図5(A)は、異常検知用光源の点灯パターンを示す図、図5(B)は、異常がある光学センサが検知した光のパターンの例を示す図、図6(A)は、異常検知用光源の点灯パターンを示す図、図6(B)は、異常がある光学センサが検知した光のパターンの別の例を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
端子
6日前
矢崎総業株式会社
端子
1か月前
矢崎総業株式会社
ケース
1か月前
矢崎総業株式会社
端子台
1か月前
矢崎総業株式会社
センサ
12日前
矢崎総業株式会社
端子台
1か月前
矢崎総業株式会社
端子台
1か月前
矢崎総業株式会社
収容箱
1か月前
矢崎総業株式会社
収容箱
1か月前
矢崎総業株式会社
端子台
4日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
12日前
矢崎総業株式会社
圧着端子
26日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
12日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
12日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
6日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
12日前
矢崎総業株式会社
クランプ
26日前
矢崎総業株式会社
係合構造
12日前
矢崎総業株式会社
圧着端子
6日前
矢崎総業株式会社
圧着端子
6日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
23日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
20日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
20日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
20日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
固定構造
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
4日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
配線基板
1か月前
矢崎総業株式会社
端子構造
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
4日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
6日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
続きを見る