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公開番号2024076607
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2022188236
出願日2022-11-25
発明の名称人力駆動車用チェーン
出願人株式会社シマノ
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F16G 13/06 20060101AFI20240530BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】劣化を抑制する人力駆動車用チェーンを提供する。
【解決手段】人力駆動車用チェーンは、チェーンピンと、保護部材とを備える。チェーンピンは、ピン中心軸心、第1ピン端面、および、ピン中心軸心に関するピン軸方向において第1ピン端面とは反対側に配置される第2ピン端面、を有する。保護部材は、人力駆動車用チェーンの組立状態において、第1ピン端面、および、第2ピン端面の少なくとも一方を覆うように構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
人力駆動車用チェーンであって、
ピン中心軸心、第1ピン端面、および、前記ピン中心軸心に関するピン軸方向において前記第1ピン端面とは反対側に配置される第2ピン端面、を有するチェーンピンと、
前記人力駆動車用チェーンの組立状態において、前記第1ピン端面、および、前記第2ピン端面の少なくとも一方を覆うように構成される保護部材と、を備える人力駆動車用チェーン。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記人力駆動車用チェーンの組立状態において前記チェーンピンが通過するように構成されるブッシュ開口を有するブッシュ、をさらに備える、請求項1に記載の人力駆動車用チェーン。
【請求項3】
前記保護部材は、前記第1ピン端面、および、前記第2ピン端面の両方を覆うように構成される、請求項1または2に記載の人力駆動車用チェーン。
【請求項4】
第1アウターリンクプレート、および、第2アウターリンクプレート、をさらに備え、
前記第1アウターリンクプレートは、
第1アウターリンク中心軸心を有する第1アウターリンク開口を含む第1アウターリンクエンド部と、
前記第1アウターリンク中心軸心と平行に延びる第2アウターリンク中心軸心を有する第2アウターリンク開口を含む第2アウターリンクエンド部と、
前記第1アウターリンクエンド部、および、前記第2アウターリンクエンド部を連結する第1アウターリンク中間部と、
第1アウターリンク面と、
前記第1アウターリンク中心軸心に関する第1アウターリンク軸方向において前記第1アウターリンク面とは反対側に配置される第2アウターリンク面と、を含み、
前記第2アウターリンクプレートは、
第3アウターリンク中心軸心を有する第3アウターリンク開口を含む第3アウターリンクエンド部と、
前記第3アウターリンク中心軸心と平行に延びる第4アウターリンク中心軸心を有する第4アウターリンク開口を含む第4アウターリンクエンド部と、
前記第3アウターリンクエンド部、および、前記第4アウターリンクエンド部を連結する第2アウターリンク中間部と、
前記人力駆動車用チェーンの組立状態において、前記第1アウターリンク軸方向において前記第1アウターリンクプレートの前記第1アウターリンク面に向くように構成される第3アウターリンク面と、
前記第3アウターリンク中心軸心に関する第2アウターリンク軸方向において前記第3アウターリンク面とは反対側に配置される第4アウターリンク面と、を含み、
前記保護部材は、前記第2アウターリンク面、および、前記第4アウターリンク面の少なくとも一方を少なくとも部分的に覆うように構成される、請求項1または2に記載の人力駆動車用チェーン。
【請求項5】
前記保護部材は、前記第1ピン端面、および、前記第2ピン端面の少なくとも一方に貼付されるシール、または、前記第1ピン端面、および、前記第2ピン端面の少なくとも一方に塗布される塗膜である、請求項1または2に記載の人力駆動車用チェーン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、人力駆動車用チェーンに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、自転車用チェーンに関する技術が開示されている。特許文献1のチェーンは、交互に連続する外側のリンクと内側のリンクとを有する。特許文献1のチェーンでは、外側のリンクの接続端部と内側のリンクの接続端部とがチェーンピンによって接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-105438号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的の1つは、劣化を抑制する人力駆動車用チェーンを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の第1側面に従う人力駆動車用チェーンは、チェーンピンと、保護部材とを備える。チェーンピンは、ピン中心軸心、第1ピン端面、および、ピン中心軸心に関するピン軸方向において第1ピン端面とは反対側に配置される第2ピン端面、を有する。保護部材は、人力駆動車用チェーンの組立状態において、第1ピン端面、および、第2ピン端面の少なくとも一方を覆うように構成される。
【0006】
第1側面の人力駆動車用チェーンによれば、第1ピン端面、および、第2ピン端面の少なくとも一方の劣化を抑制できる。たとえば、人力駆動車用チェーンは、第1ピン端面、および、第2ピン端面の少なくとも一方における錆の発生を抑制できる。たとえば、チェーンピンには、錆の発生を抑制するためのコーティング層が形成されている。人力駆動車用チェーンが組み立てられ、チェーンピンが組立器具によって圧入される場合、組立器具との接触によってコーティング層が剥がれるおそれがある。保護部材が、コーティング層が剥がれた箇所を覆うことによって、人力駆動車用チェーンは、チェーンピンにおける錆の発生を抑制できる。
【0007】
第1側面に従う第2側面の人力駆動車用チェーンは、ブッシュをさらに備える。ブッシュは、人力駆動車用チェーンの組立状態においてチェーンピンが通過するように構成されるブッシュ開口を有する。
【0008】
第2側面の人力駆動車用チェーンによれば、ブッシュに挿入されるチェーンピンにおける第1ピン端面、および、第2ピン端面の少なくとも一方における劣化を抑制できる。たとえば、人力駆動車用チェーンは、ブッシュに挿入されるチェーンピンにおける第1ピン端面、および、第2ピン端面の少なくとも一方における錆の発生を抑制できる。
【0009】
第1または第2側面に従う第3側面の人力駆動車用チェーンにおいて、保護部材は、第1ピン端面、および、第2ピン端面の両方を覆うように構成される。
【0010】
第3側面の人力駆動車用チェーンによれば、保護部材によってチェーンピンの両端面における劣化を抑制できる。たとえば、人力駆動車用チェーンは、チェーンピンの両端面における錆の発生を抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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