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公開番号2024081957
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-19
出願番号2022195582
出願日2022-12-07
発明の名称両軸受リールのクラッチ制御装置
出願人株式会社シマノ
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類A01K 89/015 20060101AFI20240612BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】クラッチ機構を解除状態から連結状態に容易に復帰させることが可能な両軸受リールのクラッチ制御装置の提供。
【解決手段】クラッチ制御装置20は、ハンドル2とスプール4とを連結する連結状態とハンドル2とスプール4との連結を解除する解除状態とを取り得るクラッチ機構19を制御する。クラッチ制御装置20は、クラッチヨーク41と、第1付勢部材44と、クラッチカム40とを備える。クラッチヨーク41は、第1ヨーク位置と第2ヨーク位置とに移動可能に構成される。第1付勢部材44は、クラッチヨーク41を第1ヨーク位置に向けて付勢する。クラッチ制御装置20は、クラッチヨーク41が、第1ヨーク位置と第2ヨーク位置の間の中間ヨーク位置において、クラッチヨーク41が第1ヨーク位置に復帰可能な状態で、クラッチ機構19を解除状態とする。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
ハンドルとスプールとを連結する連結状態と前記ハンドルと前記スプールとの連結を解除する解除状態とを取り得るクラッチ機構を制御する両軸受リールのクラッチ制御装置であって、
前記クラッチ機構に連結され、第1ヨーク位置と前記第1ヨーク位置から前記スプールの回転軸の軸方向に離れた第2ヨーク位置とに移動可能に構成されるクラッチヨークと、
前記クラッチヨークを前記第1ヨーク位置に向けて付勢する第1付勢部材と、
前記第1付勢部材に抗して、前記クラッチヨークを前記第1ヨーク位置から前記第2ヨーク位置に移動させるクラッチカムと、
を備え、
前記クラッチヨークが、前記第1ヨーク位置から前記第1ヨーク位置と前記第2ヨーク位置の間の中間ヨーク位置に移動するまでの間、前記クラッチヨークが前記第1ヨーク位置に復帰可能な状態で、前記クラッチ機構を前記連結状態とし、
前記クラッチヨークが、前記中間ヨーク位置において、前記クラッチヨークが前記第1ヨーク位置に復帰可能な状態で、前記クラッチ機構を前記解除状態とし、
前記クラッチヨークが、前記第2ヨーク位置において、前記クラッチヨークが前記第1ヨーク位置に復帰不能な状態で、前記クラッチ機構を前記解除状態とする、
両軸受リールのクラッチ制御装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記クラッチヨークが前記中間ヨーク位置から前記第2ヨーク位置までの範囲内にあるとき、前記クラッチヨークを前記中間ヨーク位置に向けて付勢する第2付勢部材をさらに備える、
請求項1に記載の両軸受リールのクラッチ制御装置。
【請求項3】
前記軸方向に延びる第1ガイド軸及び第2ガイド軸を有し、前記クラッチヨークを前記軸方向に案内するためのガイド部材をさらに備え、
前記第1付勢部材は、前記第1ガイド軸に配置され、
前記第2付勢部材は、前記第2ガイド軸に配置される、
請求項2に記載の両軸受リールのクラッチ制御装置。
【請求項4】
前記ガイド部材は、前記軸方向に延びる第3ガイド軸をさらに有し、
前記第3ガイド軸の外周に配置され、前記クラッチヨークを前記第1ヨーク位置に向けて付勢する第3付勢部材をさらに備える、
請求項3に記載の両軸受リールのクラッチ制御装置。
【請求項5】
前記第2ガイド軸は、大径部と、前記大径部から前記ハンドルに向かって前記軸方向に延び前記大径部の外径よりも小さい外径を有する小径部と、前記大径部と前記小径部の間に段差部と、を有し、
前記段差部に、押え板を配置し、
前記第2付勢部材は、前記小径部に配置され、前記押え板に当接する、
請求項3又は4に記載の両軸受リールのクラッチ制御装置。
【請求項6】
前記クラッチヨークは、前記押さ板を収容可能な凹部を有する、
請求項5に記載の両軸受リールのクラッチ制御装置。
【請求項7】
前記軸方向に延びる第1ガイド軸を有し、前記クラッチヨークを前記軸方向に案内するためのガイド部材をさらに備え、
前記第1付勢部材及び前記第2付勢部材は、前記第1ガイド軸に配置されたコイルバネであり、
前記第2付勢部材は、前記第1付勢部材の自由長よりも短い自由長を有する、
請求項2に記載の両軸受リールのクラッチ制御装置。
【請求項8】
前記第1付勢部材は、前記第2付勢部材の内側に配置される、
請求項7に記載の両軸受リールのクラッチ制御装置。
【請求項9】
前記クラッチヨークを前記第1ヨーク位置と前記第2ヨーク位置とに振り分けて付勢するトグル機構をさらに備える、
請求項1又は2記載の両軸受リールのクラッチ制御装置。
【請求項10】
前記トグル機構は、トグル付勢力を前記第1ヨーク位置と前記第2ヨーク位置とに振り分ける振分変化点を有し、
前記振分変化点は、前記中間ヨーク位置と前記第2ヨーク位置との間に設けられている、
請求項9に記載の両軸受リールのクラッチ制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、両軸受リールのクラッチ制御装置、特に、ハンドルとスプールとを連結する連結状態とハンドルとスプールとの連結を解除する解除状態とを取り得るクラッチ機構を制御する両軸受リールのクラッチ制御装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
両軸受リールには、ハンドルとスプールとの間にクラッチ機構が設けられている。クラッチ機構は、ハンドルとスプールとを連結する連結状態とハンドルとスプールとの連結を解除する解除状態とを取り得る。ハンドルとスプールとが連結されると、ハンドルの回転によりスプールが回転する。ハンドルとスプールとが連結解除されると、スプールが自由に回転可能になる。クラッチ機構は、クラッチ制御装置に制御される。クラッチ制御装置は、クラッチ復帰機構を備えている(特許文献1参照)。クラッチ復帰機構は、ハンドルの糸巻取方向の回転に連動してクラッチ機構を解除状態から連結状態に復帰させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-65574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のクラッチ制御装置では、クラッチ機構のレバー部を、連結位置(第1レバー位置)から解除位置(第2レバー位置)へ移動させ、クラッチ機構を連結状態から解除状態に切り替えるものであるが、クラッチ操作部の連結位置(第1レバー位置)から解除位置(第2レバー位置)へ移動中においては、クラッチ機構は連結状態を維持しており、解除位置(第2レバー位置)に達した際に解除状態に切り替わるとともに、レバー部は解除位置(第2レバー位置)に保持される。このため、クラッチ機構を解除状態から連結状態に復帰させるには、ハンドルを糸巻取方向に回転させることによってクラッチ復帰機構を動作させる必要がある。このため、例えば、片手だけの操作でクラッチ機構を連結状態から解除状態へ切り替え、再び、片手だけの操作でクラッチ機構を解除状態から連結状態へ復帰させることが難しい。
【0005】
本発明の目的は、クラッチ機構を連結状態から解除状態へ切り替え、再び、クラッチ機構を解除状態から連結状態へ容易に復帰させることが可能な両軸受リールのクラッチ制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1側面の両軸受リールのクラッチ制御装置は、クラッチ機構を制御する。クラッチ機構は、ハンドルとスプールとを連結する連結状態とハンドルとスプールとの連結を解除する解除状態とを取り得る。クラッチ制御装置は、クラッチヨークと、第1付勢部材と、クラッチカムとを備える。クラッチヨークは、クラッチ機構に連結され、第1ヨーク位置と第1ヨーク位置からスプールの回転軸の軸方向に離れた第2ヨーク位置とに移動可能に構成される。第1付勢部材は、クラッチヨークを第1ヨーク位置に向けて付勢する。クラッチカムは、第1付勢部材に抗して、クラッチヨークを第1ヨーク位置から第2ヨーク位置に移動させる。クラッチ制御装置は、クラッチヨークが、第1ヨーク位置から、第1ヨーク位置と第2ヨーク位置の間の中間ヨーク位置に移動するまでの間、クラッチヨークが第1ヨーク位置に復帰可能な状態でクラッチ機構を連結状態とする。クラッチ制御装置は、クラッチヨークが、中間ヨーク位置に達すると、クラッチヨークが第1ヨーク位置に復帰可能な状態のままで、クラッチ機構を解除状態とする。また、クラッチ制御装置は、第2ヨーク位置では、クラッチヨークが第1ヨーク位置に復帰不能な状態で、クラッチ機構を解除状態とする。
【0007】
すなわち、クラッチヨークが中間ヨーク位置に達すると、第1付勢部材の付勢力よってクラッチヨークが第1ヨーク位置に復帰可能な状態のままで、クラッチ機構が解除状態となる。これにより、第1付勢部材の付勢力よってクラッチヨークが第1ヨーク位置に復帰可能な状態でクラッチ機構を連結状態から解除状態とし、ハンドル操作などクラッチ復帰機構の操作を行うことなく、再び、クラッチ機構を解除状態から連結状態へと容易に復帰させることができる。
【0008】
本発明の第1側面に従う第2側面の両軸受リールのクラッチ制御装置は、クラッチヨークが中間ヨーク位置から第2位置までの範囲内にあるときのみクラッチヨークを中間ヨーク位置に向けて付勢する第2付勢部材をさらに備える。この場合は、例えば、クラッチ制御装置に連結されるクラッチ操作部材の操作に応じてクラッチ機構が制御される場合に、第1付勢部材による付勢力に加え、第2付勢部材の付勢力が加わるため、クラッチヨークが中間ヨーク位置に到達したことをユーザが容易に認識することができる。
【0009】
本発明の第2側面に従う第3側面の両軸受リールのクラッチ制御装置は、軸方向に延びる第1ガイド軸及び第2ガイド軸を有し、クラッチヨークを軸方向に案内するためのガイド部材をさらに備える。第1付勢部材は、第1ガイド軸に配置される。第2付勢部材は、第2ガイド軸に配置される。この場合は、ガイド部材によってクラッチヨークの移動をガイドできるとともに、第1付勢部材及び第2付勢部材によってクラッチヨークを第1ヨーク位置に向けて簡単な構成で付勢できる。
【0010】
本発明の第3側面に従う第4側面の両軸受リールのクラッチ制御装置のガイド部材は、軸方向に延びる第3ガイド軸をさらに有する。両軸受リールのクラッチ制御装置は、第3ガイド軸の外周に配置され、クラッチヨークを第1位置に向けて付勢する第3付勢部材をさらに備える。この場合は、第1ガイド軸に加え、第3ガイド軸でクラッチヨークをガイドするので、移動をよりスムーズに案内することができる。また、第1付勢部材に加え、第3付勢部材によって、クラッチヨークを第1ヨーク位置に向けて付勢するので付勢力が安定するとともに、付勢力が大きくなるので、クラッチ機構を解除状態から連結状態に迅速且つスムーズに復帰させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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