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公開番号2024076081
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-05
出願番号2022187461
出願日2022-11-24
発明の名称静電荷像現像用トナー
出願人花王株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 9/087 20060101AFI20240529BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】高温高湿下での帯電性及び耐久性に優れた静電荷像現像用トナーに関すること。
【解決手段】非晶質ポリエステル樹脂と結晶性ポリエステル樹脂を含有する結着樹脂を含有する静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル樹脂が、非晶質ポリエステルセグメント(a)と、環状ラクトンが開環重合した結晶性ポリエステルセグメント(c)とがエステル結合を介して結合した結晶性ブロックポリマー(C)を含有する、静電荷像現像用トナー。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
非晶質ポリエステル樹脂と結晶性ポリエステル樹脂を含有する結着樹脂を含有する静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル樹脂が、非晶質ポリエステルセグメント(a)と、環状ラクトンが開環重合した結晶性ポリエステルセグメント(c)とがエステル結合を介して結合した結晶性ブロックポリマー(C)を含有する、静電荷像現像用トナー。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
非晶質ポリエステル樹脂と結晶性ポリエステル樹脂の合計含有量が、結着樹脂中、80質量%以上100質量%以下である、請求項1記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項3】
結晶性ブロックポリマー(C)における、非晶質ポリエステルセグメント(a)の結晶性ポリエステルセグメント(c)に対する質量比が、2/98以上40/60以下である、請求項1又は2記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項4】
環状ラクトンが、ε-カプロラクトンである、請求項1~3いずれか記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項5】
非晶質ポリエステル樹脂の結晶性ブロックポリマー(C)に対する質量比が、70/30以上98/2以下である、請求項1~4いずれか記載の静電荷像現像用トナー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等において形成される潜像の現像に用いられる静電荷像現像用トナーに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ガラス転移点の異なる第1の樹脂(a1)及び第2の樹脂(a2)と、第3の樹脂(b)を含有する樹脂粒子(B)とを有する樹脂粒子(C)からなるトナーであって、前記第1の樹脂(a1)及び前記第2の樹脂(a2)が、前記樹脂粒子(B)の表面に付着されており、前記第3の樹脂(b)が、非結晶性のポリヒドロキシカルボン酸骨格を有することを特徴とするトナーが開示されている。
【0003】
特許文献2には、有機微粒子(A)が分散された、液体状態又は超臨界状態の二酸化炭素(X)中に、樹脂(B)の溶剤(S)溶液(L)、着色剤分散液(C)、および必要によりワックス分散液(D)を分散させることにより、樹脂(B)、着色剤(k)、溶剤(S)、および必要によりワックス(w)を含有する樹脂粒子(Y1)の表面に有機微粒子(A)が固着された樹脂粒子(Z1)を形成させ、(Z1)を(X)で処理し、次いで得られた(Z1)が(X)と(S)を含有する分散媒体中に分散された分散体(Q)から(X)と(S)を除去する工程を含む樹脂粒子(Z)の製造方法であって、樹脂(B)がラクトン開環重合物(p)を必須構成成分とする結晶性部(a)と非結晶性部(b)から構成される樹脂であり、着色剤分散液(C)が、着色剤(k)、酸価とアミン価の合計(mgKOH/g)が20以上250以下である分散剤(l)、溶剤(S)、および圧力が2MPa以上である液体状態又は超臨界状態の二酸化炭素(X)を混合し、その後減圧膨張して(X)を気化させ除去することで得られた、メジアン径1μm以下の(k)が(S)中に分散された分散液である樹脂粒子の製造方法が開示されている。
【0004】
特許文献3には、ポリエステルブロックA及びフルオロ基を有するポリエステルブロックBを有するブロック共重合体を含む母体粒子を有し、前記ブロック共重合体は、タッピングモード原子間力顕微鏡を用いて、断面の位相像を観察すると、位相の遅れが小さい前記ポリエステルブロックA由来のドメイン中に位相の遅れが大きい前記ポリエステルブロックB由来のドメインが分散しており、前記ポリエステルブロックB由来のドメインは、平均ドメインサイズが10nm以上45nm以下であることを特徴とするトナーが開示されている。
【0005】
特許文献4には、潜像保持体表面に静電潜像を形成する潜像形成工程、前記潜像保持体表面に形成された静電潜像を静電荷像現像用トナー又は前記トナーとキャリアを含む静電荷像現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程、前記潜像保持体表面に形成されたトナー像を被転写体表面に転写する工程、及び、前記被転写体表面に転写されたトナー像を加圧定着する定着工程を含む画像形成方法であって、前記トナーが結晶性ポリエステルブロック及び非結晶性ポリエステルブロックを有するブロック共重合体を含み、前記定着時の最大圧力が1MPa以上10MPa以下であることを特徴とする画像形成方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2011-53657号公報
特開2011-94137号公報
特開2013-80052号公報
特開2007-114635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
トナーの結着樹脂として、低温定着性を高めるために、非晶質ポリエステル樹脂を結晶性ポリエステル樹脂と併用することが検討されている。
【0008】
しかしながら、結晶性ポリエステル樹脂により低温定着性は向上するものの、結晶性ポリエステル樹脂がトナー粒子表面に露出すると帯電性や耐久性が低下する。特に、高温高湿下ではトナー表面がより可塑化されるために帯電性や耐久性の低下が顕著である。
【0009】
本発明は、高温高湿下での帯電性及び耐久性に優れた静電荷像現像用トナーに関する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、非晶質ポリエステル樹脂と結晶性ポリエステル樹脂を含有する結着樹脂を含有する静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル樹脂が、非晶質ポリエステルセグメント(a)と、環状ラクトンが開環重合した結晶性ポリエステルセグメント(c)とがエステル結合を介して結合した結晶性ブロックポリマー(C)を含有する、静電荷像現像用トナーに関する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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