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公開番号
2024074123
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-30
出願番号
2022185210
出願日
2022-11-18
発明の名称
体温制御管理装置及びシステム
出願人
学校法人獨協学園獨協医科大学
,
公立大学法人大阪
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61F
7/00 20060101AFI20240523BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】心停止後に自己心拍が再開した場合に、心停止後の予後改善を効果的に図ることができる、体温制御管理装置等を提供する。
【解決手段】心停止後に自己心拍が再開された対象の体温の制御及び管理の開始時から、対象の体温が目標体温に最初に到達するまでの時間(T)が、200~400分の範囲内となるように対象の体温を制御する、体温制御管理装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
心停止後に自己心拍が再開された対象において、該再開後の体温を制御及び管理するための体温制御管理装置であって、
前記対象の体温を調節するための体温調節部と、
前記対象の体温を計測し体温データを取得する体温計測部と、
取得される前記体温データを記憶する体温データ記憶部と、
前記体温データに基づく体温が目標体温となるように又は目標体温で維持されるように、前記体温調節部に対して前記対象の体温を冷却又は加温する指示を送信し、該対象の体温を制御する体温制御部と
を含み、
前記体温制御部は、前記対象の体温の制御及び管理の開始時から、該対象の体温が目標体温に最初に到達するまでの時間(T)が、200~400分の範囲内となるように、該対象の体温を制御する、
前記体温制御管理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記時間(T)が、240~360分であり、場合により290~310分である、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記体温制御部は、前記対象における体温の制御及び管理の開始時から、目標体温に最初に到達するまで、該対象の体温を冷却するように制御する、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記目標体温が、33~37.5℃であり、場合により33~34℃である、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記体温制御部は、前記対象の体温が目標体温に最初に到達した後は、該目標体温を一定時間維持した後、該対象の体温を加温して正常体温まで復温させ、該正常体温を維持するように制御する、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記体温計測部は、継続的に、前記対象の体温を計測し体温データを取得する、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
心停止後に自己心拍が再開された対象において、該再開後の体温を制御及び管理するための体温制御管理システムであって、
前記対象の体温を調節するための体温調節手段と、
前記対象の体温を計測し体温データを取得する体温計測手段と、
取得される前記体温データを記憶する体温データ記憶手段と、
前記体温データに基づく体温が目標体温となるように又は目標体温で維持されるように、前記体温調節手段に対して前記対象の体温を冷却又は加温する指示を送信し、該対象の体温を制御する体温制御手段と
を含み、
前記体温制御手段は、前記対象の体温の制御及び管理の開始時から、該対象の体温が目標体温に最初に到達するまでの時間(T)が、200~400分の範囲内となるように、該対象の体温を制御する、
前記体温制御管理システム。
【請求項8】
前記時間(T)が、240~360分であり、場合により290~310分である、請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記体温制御手段は、前記対象における体温の制御及び管理の開始時から、目標体温に最初に到達するまで、該対象の体温を冷却するように制御する、請求項7に記載のシステム。
【請求項10】
前記目標体温が、33~37.5℃であり、場合により33~34℃である、請求項7に記載のシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、心停止後の自己心拍再開(ROSC: return of spontaneous circulation)後の体温を制御及び管理するための体温制御管理装置、体温制御管理システム、体温制御管理方法などに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
国内外の蘇生ガイドライン(例えば、日本蘇生協議会(JRC: Japan Resuscitation Council)の蘇生ガイドライン(非特許文献1))においては、心停止後に再び心臓が動き出した(自己心拍が再開した)昏睡患者に対し、高体温の状態を回避する体温管理療法(TTM: Targeted Temperature Management)が推奨されている。TTMは心停止後の予後改善を期待できる唯一の方法であるためである。従来、TTM開始後に体温を維持・管理する医療機器自体は存在した。しかしながら、体温をどのように制御し管理すれば、効果的に予後改善を図ることができるかという条件については、未確立のままであった。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
一般社団法人 日本蘇生協議会、JRC蘇生ガイドライン2020、2021年06月発行
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような状況下において、心停止後に自己心拍が再開した場合に、心停止後の予後改善を効果的に図ることができる、体温制御管理装置、体温制御管理システム、体温制御管理方法などの開発が望まれていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記状況を考慮してなされたもので、以下に示す、体温制御管理装置、体温制御管理システム、体温制御管理方法などを提供するものである。
【0006】
(1)心停止後に自己心拍が再開された対象において、該再開後の体温を制御及び管理するための体温制御管理装置であって、
前記対象の体温を調節するための体温調節部と、
前記対象の体温を計測し体温データを取得する体温計測部と、
取得される前記体温データを記憶する体温データ記憶部と、
前記体温データに基づく体温が目標体温となるように又は目標体温で維持されるように、前記体温調節部に対して前記対象の体温を冷却又は加温する指示を送信し、該対象の体温を制御する体温制御部と
を含み、
前記体温制御部は、前記対象の体温の制御及び管理の開始時から、該対象の体温が目標体温に最初に到達するまでの時間(T)が、200~400分の範囲内となるように、該対象の体温を制御する、
前記体温制御管理装置。
ここで、本発明における目標体温とは、体温管理療法の導入後(対象における自己心拍再開後の体温の制御及び管理の開始後)において到達すべき維持管理の目標とする体温を意味する。
【0007】
(2)前記時間(T)が、240~360分であり、場合により290~310分である、上記(1)に記載の装置。
(3)前記体温制御部は、前記対象における体温の制御及び管理の開始時から、目標体温に最初に到達するまで、該対象の体温を冷却するように制御する、上記(1)に記載の装置。
(4)前記目標体温が、33~37.5℃であり、場合により33~34℃である、上記(1)に記載の装置。
【0008】
(5)前記体温制御部は、前記対象の体温が目標体温に最初に到達した後は、該目標体温を一定時間維持した後、該対象の体温を加温して正常体温まで復温させ、該正常体温を維持するように制御する、上記(1)に記載の装置。
(6)前記体温計測部は、継続的に、前記対象の体温を計測し体温データを取得する、上記(1)に記載の装置。
【0009】
(7)心停止後に自己心拍が再開された対象において、該再開後の体温を制御及び管理するための体温制御管理システムであって、
前記対象の体温を調節するための体温調節手段と、
前記対象の体温を計測し体温データを取得する体温計測手段と、
取得される前記体温データを記憶する体温データ記憶手段と、
前記体温データに基づく体温が目標体温となるように又は目標体温で維持されるように、前記体温調節手段に対して前記対象の体温を冷却又は加温する指示を送信し、該対象の体温を制御する体温制御手段と
を含み、
前記体温制御手段は、前記対象の体温の制御及び管理の開始時から、該対象の体温が目標体温に最初に到達するまでの時間(T)が、200~400分の範囲内となるように、該対象の体温を制御する、
前記体温制御管理システム。
【0010】
(8)前記時間(T)が、240~360分であり、場合により290~310分である、上記(7)に記載のシステム。
(9)前記体温制御手段は、前記対象における体温の制御及び管理の開始時から、目標体温に最初に到達するまで、該対象の体温を冷却するように制御する、上記(7)に記載のシステム。
(10)前記目標体温が、33~37.5℃であり、場合により33~34℃である、上記(7)に記載のシステム。
(【0011】以降は省略されています)
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