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公開番号2024073394
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2023194690
出願日2023-11-15
発明の名称静電荷像現像用トナー
出願人花王株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 9/087 20060101AFI20240522BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】帯電安定性に優れた静電荷像現像用トナーに関すること。
【解決手段】結晶性ポリエステル系樹脂、非晶質樹脂A、及び4級アンモニウム塩化合物Xを含有する静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル系樹脂が、エチレングリコールを80モル%以上含有するアルコール成分と脂肪族ジカルボン酸系化合物を含有するカルボン酸成分との重縮合物であり、エステル基濃度が6.0mmol/g以上9.0mmol/g以下である結晶性ポリエステル樹脂C及び/又は該結晶性ポリエステル樹脂Cを含む複合樹脂を含有する、静電荷像現像用トナー。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
結晶性ポリエステル系樹脂、非晶質樹脂A、及び4級アンモニウム塩化合物Xを含有する静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル系樹脂が、エチレングリコールを80モル%以上含有するアルコール成分と脂肪族ジカルボン酸系化合物を含有するカルボン酸成分との重縮合物であり、エステル基濃度が6.0mmol/g以上9.0mmol/g以下である結晶性ポリエステル樹脂C及び/又は該結晶性ポリエステル樹脂Cを含む複合樹脂を含有する、静電荷像現像用トナー。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
結晶性ポリエステル系樹脂の非晶質樹脂Aに対する質量比が、3/97以上30/70以下である、請求項1記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項3】
結晶性ポリエステル樹脂Cのエステル基濃度が6.0mmol/g以上8.0mmol/g以下である、請求項1又は2記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項4】
4級アンモニウム塩化合物Xの含有量が、結晶性ポリエステル系樹脂と非晶質樹脂Aの合計100質量部に対し、1質量部以上20質量部以下である、請求項1~3いずれか記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項5】
4級アンモニウム塩化合物Xが4級アンモニウム塩含有樹脂である、請求項1~4いずれか記載の静電荷像現像用トナー。
【請求項6】
結晶性ポリエステル樹脂Cのアルコール成分及び/又はカルボン酸成分が1官能のモノマーを含有する、請求項1~5いずれか記載の静電荷像現像用トナー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等において形成される潜像の現像に用いられる静電荷像現像用トナーに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
トナーの結着樹脂として、結晶性ポリエステル樹脂がトナーの低温定着性向上に有効であることが知られており、非晶質樹脂との併用も検討されている。
【0003】
特許文献1には、像担持体と、トナーを収容し、前記像担持体上に形成された静電潜像を前記トナーで現像して、前記像担持体上にトナー像を形成するように構成される現像装置と、前記像担持体上のトナー像を、記録媒体に転写する転写部と、前記記録媒体に転写されたトナー像を、前記記録媒体に定着させる定着装置と、を備え、前記定着装置は、第1ローラーと、第2ローラーとを備え、前記記録媒体の表裏面のうち、表面に転写された前記トナー像に前記第1ローラーが接触し、裏面に前記第2ローラーが接触するように、前記記録媒体を挟むことで、前記トナー像を前記記録媒体に定着させるように構成され、前記第1ローラーは、表層部に、フッ素樹脂を含有する表面抵抗率1.0×10
10
Ω以上のコート層を備え、初期状態において実質的に前記現像装置に収容されている前記トナーは、体積抵抗率7×10
9
Ω・cm以下の結晶性ポリエステル樹脂と、非結晶性樹脂とを含有するトナー粒子を、複数含む、画像形成装置が開示されている。
【0004】
特許文献2には、トナー粒子を含むトナーであって、前記トナー粒子は、非結晶性ポリエステル樹脂を含む海状ドメインと、前記海状ドメインに対して島状に分布する島状ドメインとを有するトナー母粒子を備え、前記島状ドメインは、結晶性ポリエステル樹脂及びセルロースナノファイバーを含む、トナーが開示されている。
【0005】
特許文献3には、結晶性ポリエステル樹脂及び非結晶性ポリエステル樹脂を含有するトナー粒子を、複数含む静電潜像現像用トナーであって、前記トナーの貯蔵弾性率温度依存性曲線においては、温度69℃以上93℃以下かつ貯蔵弾性率1.00×10
6
Pa以上1.00×10
7
Pa以下の範囲にショルダーが存在し、温度180℃の貯蔵弾性率が1.00×10
3
Pa以上1.00×10
4
Pa以下であり、フローテスターで測定された前記トナーの軟化点は、115℃以上125℃以下である、静電潜像現像用トナーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-198835号公報
特開2020-16689号公報
特開2017-151253号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一方、4級アンモニウム塩化合物は、高い正帯電性を有するが、帯電安定性に課題がある。
【0008】
本発明は、帯電安定性に優れた静電荷像現像用トナーに関する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、結晶性ポリエステル系樹脂、非晶質樹脂A、及び4級アンモニウム塩化合物Xを含有する静電荷像現像用トナーであって、前記結晶性ポリエステル系樹脂が、エチレングリコールを80モル%以上含有するアルコール成分と脂肪族ジカルボン酸系化合物を含有するカルボン酸成分との重縮合物であり、エステル基濃度が6.0mmol/g以上9.0mmol/g以下である結晶性ポリエステル樹脂C及び/又は該結晶性ポリエステル樹脂Cを含む複合樹脂を含有する、静電荷像現像用トナーに関する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の静電荷像現像用トナーは、帯電安定性において優れた効果を奏するものである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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