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公開番号2024079400
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022192320
出願日2022-11-30
発明の名称茶飲料組成物
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A23F 3/16 20060101AFI20240604BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】非重合体カテキン類を高濃度に含有しながら、飲用後も飲料の香りの余韻が長く感じられる茶飲料組成物の提供。
【解決手段】次の成分(A)及び(B);
(A)非重合体カテキン類 0.05質量%以上
(B)インドール
を含有し、成分(A)と成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.3×10-6~300×10-6である茶飲料組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)及び(B);
(A)非重合体カテキン類 0.05質量%以上
(B)インドール
を含有し、成分(A)と成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.3×10
-6
~300×10
-6
である茶飲料組成物。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
成分(A)の含有量が0.05~~1質量%である請求項1又は2記載の茶飲料組成物。
【請求項3】
成分(B)の含有量が0.3~400質量ppbである請求項1又は2記載の茶飲料組成物。
【請求項4】
緑茶飲料組成物である請求項1~3のいずれか1項記載の茶飲料組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、茶飲料組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
非重合体カテキン類は、Camellia属の茶葉に含まれるポリフェノールの一種であり、内臓脂肪低減効果等の生理作用を有することが報告されている。非重合体カテキン類を含有する飲料はより多くの非重合体カテキン類を継続して摂取し、その生理的効果を享受するのに好適な形態である。
【0003】
一方、インドールは、糞便から生じる不快な匂いの原因物質の一つであるが、希薄溶液にすると特有の芳香になり、香料調合上に不可欠な成分の一つとして利用されている。これまでに、例えば、韃靼そば特有の生臭さ、苦味及び後味の悪さ(ぬめり)を低減した韃靼そば茶飲料としてルチンとインドールを配合した飲料(特許文献1)、レモン風味飲料の香気をレモンフラワー様とすることができる物質としてインドールを配合したレモン風味飲料(特許文献2)が提案されている。
また、インドールを緑茶に賦香すると、低濃度において緑茶全体の香りを強める効果があることが報告されている(非特許文献1及び2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-171856号公報
特開2017-201931号公報
【非特許文献】
【0005】
北海道大学大学院農学研究科邦文紀要, 2006, 28(1), 85-120
茶研報107, 2009, 81-84
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般的に茶飲料は、飲用後も一定時間その香りの余韻が感じられる(後記参考例1を参照)。しかしながら、非重合体カテキン類の生理的効果を期待して非重合体カテキン類を高濃度に茶飲料に含有させると、茶飲料の香り自体に変化は見られないものの、飲用時の香りの持続時間が低下することが判明した。ここで、本明細書において「飲用時の香りの持続時間」とは、飲料を嚥下後、飲料の香りが余韻として感じられる時間である。
よって、本発明の課題は、非重合体カテキン類を高濃度に含有しながら、飲用後も飲料の香りの余韻が長く感じられる茶飲料組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、上記課題に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、非重合体カテキン類を高濃度に含有する茶飲料に、インドールを非重合体カテキン類に対して特定の量比で含有させることで、飲用時の香りの持続時間が増加することを見出した。
【0008】
すなわち、本発明は、次の成分(A)及び(B);
(A)非重合体カテキン類 0.05質量%以上
(B)インドール
を含有し、成分(A)と成分(B)の質量比[(B)/(A)]が0.3×10
-6
~300×10
-6
である茶飲料組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、非重合体カテキン類を高濃度に含有しながら、飲用後も飲料の香りの余韻が長く感じられる茶飲料組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の茶飲料組成物は、成分(A)として非重合体カテキン類を含有する。ここで、本明細書において「(A)非重合体カテキン類」とは、カテキン、ガロカテキン、エピカテキン及びエピガロカテキン等の非ガレート体と、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート及びエピガロカテキンガレート等のガレート体を併せての総称である。本発明においては、上記8種の非重合体カテキン類のうち少なくとも1種を含有すればよい。
成分(A)は、飲食品の分野において通常使用されているものであれば由来は特に限定されず、例えば、化学合成品でも、非重合体カテキン類を含有する植物から抽出したものでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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