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公開番号2024069952
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2022180262
出願日2022-11-10
発明の名称物品殺菌装置
出願人澁谷工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B65B 55/04 20060101AFI20240515BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】チャンバー内を搬送される物品を、少量の殺菌剤で効率的に殺菌可能な物品殺菌装置を提供する。
【解決手段】物品殺菌装置10は、内部を外部雰囲気から遮断するチャンバー12と、キャップCをチャンバー12内において搬送するキャップ搬送ガイド18と、チャンバー12内に設けられ、キャップ搬送ガイド18を搬送されるキャップCにエアを噴射するエアノズル19と、チャンバー12内に設けられ、殺菌剤Sを貯留する貯留部と、貯留部に貯留された殺菌剤Sを霧化するための超音波素子24とを備える。超音波素子24によりチャンバー12内を殺菌性の気体雰囲気とするとともに、エアノズル19から搬送されるキャップCに向けてエアを噴射して、キャップCに霧化した殺菌剤Sとエアを同時に吹き付ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部を外部雰囲気から遮断するチャンバーと、
前記チャンバー内において物品が通過する搬送経路と、
前記チャンバー内に設けられ、前記搬送経路を搬送される物品にエアを噴射するエア噴射手段と、
前記チャンバー内に設けられ、殺菌剤を貯留する貯留部と、
前記貯留部に貯留された殺菌剤を霧化するための超音波霧化手段とを備え、
前記超音波霧化手段により前記チャンバー内を殺菌性の気体雰囲気とするとともに、
前記エア噴射手段により搬送される物品にエアを噴射して、前記物品に霧化した殺菌剤とエアを同時に吹き付ける
ことを特徴とする物品殺菌装置。
続きを表示(約 79 文字)【請求項2】
前記チャンバー内に設けられ、前記搬送経路に沿って物品を搬送させる搬送手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の物品殺菌装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送される物品の殺菌を行う物品殺菌装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば関飲食品や薬品などを容器に充填する無菌充填機では、キャップ殺菌装置において容器を密封するキャップの殺菌が行われる。キャップ殺菌装置では、チャンバー内を搬送されるキャップにガス化された過酸化水素などの殺菌剤を噴出する。チャンバー内には、過酸化水素水供給装置でガス化された過酸化水素水が道管を通して供給されるとともに、加熱気体供給装置から道管を通して加熱気体が供給される。チャンバー内のガス化された過酸化水素水は加熱気体により昇温され殺菌効果が向上されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-22906号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の装置では、ガス化された過酸化水素水を、道管を通してチャンバー内に供給する。そのため、ガス化された過酸化水素水が道管内で凝集されロスが発生する。また、特許文献1の装置では、キャップはチャンバー内に配置されたホイール間を受け渡されながら上から下へと搬送され、ガス化された過酸化水素水はチャンバー底面に接続された道管から搬送されるキャップに向けて吹き上げられる。このような構成では、チャンバー内を搬送されるキャップは、搬送経路全体でガス化された過酸化水素水に一様に曝されず、チャンバー内下側の道管に対面する所定領域を通過するときに主にガス化された過酸化水素水に曝される。そのため過酸化水素水を高濃度でガス化する必要があり、多量の過酸化水素水が必要となる。
【0005】
本発明は、チャンバー内を搬送される物品を、少量の殺菌剤で効率的に殺菌可能な物品殺菌装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の発明である物品殺菌装置は、内部を外部雰囲気から遮断するチャンバーと、前記チャンバー内において物品が通過する搬送経路と、前記チャンバー内に設けられ、前記搬送経路を搬送される物品にエアを噴射するエア噴射手段と、前記チャンバー内に設けられ、殺菌剤を貯留する貯留部と、前記貯留部に貯留された殺菌剤を霧化するための超音波霧化手段とを備え、前記超音波霧化手段により前記チャンバー内を殺菌性の気体雰囲気とするとともに、前記エア噴射手段により搬送される物品にエアを噴射して、前記物品に霧化した殺菌剤とエアを同時に吹き付けることを特徴としている。
【0007】
本発明の第2の発明である物品殺菌装置は、第1の発明において、前記チャンバー内に設けられ、前記搬送経路に沿って物品を搬送させる搬送手段を設けたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、チャンバー内を搬送される物品を、少量の殺菌剤で効率的に殺菌可能な物品殺菌装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態である物品殺菌装置の構成を示す模式的な縦断面図である。
図1に対して垂直な面での縦断面図である。
エアノズルの配置を示すキャップ搬送ガイド周辺の拡大平面図である。
第1実施形態の超音波霧化装置の構成を示す縦断面図である。
第2実施形態の物品殺菌装置の構成を示す模式的な縦断面図である。
第3実施形態の物品殺菌装置の構成を示す模式的な縦断面図である。
第4実施形態の物品殺菌装置の構成を示す模式的な縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態である物品殺菌装置の構成を示す模式的な縦断面図であり、図2は図1に対して垂直な面での縦断面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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