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公開番号
2024067712
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-17
出願番号
2022177987
出願日
2022-11-07
発明の名称
皮膚バリア機能改善用組成物、タイトジャンクション形成促進用組成物及び角層セラミド前駆体合成促進用組成物
出願人
佐賀県
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
36/8965 20060101AFI20240510BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】皮膚バリア機能改善用組成物、タイトジャンクション形成促進用組成物及び角層セラミド前駆体合成促進用組成物、並びにその応用品を提供する。
【解決手段】アスパラガス抽出物又は前記抽出物の分画物を含有することを特徴とする皮膚バリア機能改善用組成物。
本発明の組成物は、皮膚バリア機能改善作用、タイトジャンクション形成促進作用、角層セラミド前駆体合成促進作用を有する。これに基づいて、皮膚組織の機能向上等の作用を有するため、様々な症状(シワ、乾燥肌、肌荒れ、かゆみ、炎症等)を予防又は改善することができ、医薬用、及び医薬用に該当しない化粧料などの皮膚外用用、食品やサプリメントなどの経口用の形態として用いることができる。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
アスパラガス抽出物又は前記抽出物の分画物を含有することを特徴とする皮膚バリア機能改善用組成物。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
皮膚バリア機能改善作用が、タイトジャンクション形成促進作用及び角層セラミド前駆体合成促進作用のいずれか一方に基づく請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記アスパラガス抽出物が、アスパラガスの水、エタノール及びブチレングリコールから選択される1種以上の抽出溶媒による溶媒抽出物である請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
アスパラガス抽出物又は前記抽出物の分画物を含有することを特徴とするタイトジャンクション形成促進用組成物。
【請求項5】
クローディン1発現及び/又はクローディン4発現を促進するための請求項4に記載のタイトジャンクション形成促進用組成物。
【請求項6】
アスパラガス抽出物又は前記抽出物の分画物を含有することを特徴とする角層セラミド前駆体合成促進用組成物。
【請求項7】
セリンパルミトイルトランスフェラーゼ発現、セラミドシンセサーゼ発現、及びスフィンゴミエリンシンセサーゼ発現から選択される1種以上を促進するための請求項6に記載の角層セラミド前駆体合成促進用組成物。
【請求項8】
医薬用である、請求項1から7のいずれかに記載の組成物。
【請求項9】
皮膚外用用(但し、医薬用である場合を除く。)である、請求項1から7のいずれかに記載の組成物。
【請求項10】
経口用(但し、医薬用である場合を除く。)である、請求項1から7のいずれかに記載の組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚バリア機能改善用組成物、タイトジャンクション形成促進用組成物及び角層セラミド前駆体合成促進用組成物、並びにその応用品に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層から構成され、その中でも表皮は、皮膚の最外層として外界と接している。表皮は、表面側から順に角層、顆粒層、有棘層、及び基底層の4層から構成され、皮膚の水分量を保持したり、外部からの異物が生体内に侵入するのを防ぐ、バリア機能を有する。
【0003】
一般的に、皮膚におけるバリア機能は、経皮水分蒸散量(Transepideramal water loss、TEWL)によって評価される。経皮水分蒸散量(TEWL)は、皮膚からの水分蒸散量であり、生体内から角層を通じて揮発する水分量のことを表す。皮膚のバリア機能が低下すると、経皮水分蒸散量が増加し、皮膚からの水分の喪失が増える。
【0004】
一方、皮膚のバリア機能には、角層に基づくバリア機能(セラミドやヒアルロン酸等)と角層に隣接する顆粒層に基づくバリア機能(タイトジャンクション)がある。タイトジャンクションによるバリア機能が低下すると、角層に基づくバリア機能にも影響し、肌の乾燥や肌荒れ、さらには皮膚老化等の問題が起こるため、近年では、皮膚のバリア機能として、角層に基づくバリア機能だけでなく、タイトジャンクションによるバリア機能も注目されている。
【0005】
例えば、タイトジャンクション形成を促進するものとして、サボテン科ウチワサボテン属に属する植物の果実から得られるカクタスフルーツ果実抽出物からなる皮膚バリア機能改善剤(特許文献1)、ツバメの巣エキスを有効成分とするタイトジャンクション形成促進剤(特許文献2)等が報告されている。
【0006】
また、角層に基づくバリア機能においても、セラミド合成を促進するもの等が研究されている。例えば、米ぬか、米胚芽等の植物素材から得られたグルコシルセラミドが皮膚中に内因性セラミド(角層セラミド)を増加させること(特許文献3)、ムラサキバレンギク、ラベンダーから選択される1種又は2種を有効成分とする、セラミド産生促進剤(特許文献4)等が報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2012-121871号公報
特開2014-210748号公報
特開2012-184166号公報
特開2019-156777号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1,2で開示されているように、植物等に由来される皮膚バリア機能改善剤やタイトジャンクション形成促進剤が報告され、特許文献3,4に開示されているように、植物等に由来されるセラミド合成を促進する種々のセラミド合成促進剤が報告されている。このように、皮膚のバリア機能改善等に対する需要は高まっており、皮膚バリア機能改善作用、タイトジャンクション形成促進作用、角層セラミド前駆体合成促進作用ついての新たな成分の開発が求められている。
【0009】
かかる状況下、本発明の目的は、皮膚バリア機能改善用組成物、タイトジャンクション形成促進用組成物及び角層セラミド前駆体合成促進用組成物、並びにその応用品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、アスパラガス抽出物又は前記抽出物の分画物が皮膚バリア機能改善、タイトジャンクション形成促進、角層セラミド前駆体合成促進に優れた効果を有することを見出し、本発明に至った。
(【0011】以降は省略されています)
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