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公開番号2024067038
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-16
出願番号2024039544,2019128643
出願日2024-03-14,2019-07-10
発明の名称植物処理装置
出願人日亜化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A01G 7/00 20060101AFI20240509BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】多くの植物を処理可能であると同時に、個々の植物に対して紫外光を効率的に照射することができる装置を提供すること。
【解決手段】本発明によれば、植物を保持可能な植物保持部と、前記植物保持部に保持された植物に向けて、270nm以上290nm以下の波長領域にある紫外光を含む光を照射する紫外光照射部と、水を含んで構成される液体を保持し該液体に前記植物保持部に保持された植物を浸漬する植物浸漬部、又は前記液体を前記植物保持部に保持された植物に向けて噴射する液体噴射部とを備える、植物処理装置が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
植物を保持可能な植物保持部と、
前記植物保持部に保持された植物に向けて、270nm以上290nm以下の波長領域にある紫外光を含む光を照射する紫外光照射部と、
前記植物の色情報に基いて、前記紫外光の照射量、波長及び照射位置の少なくとも1つを制御する照射制御部と
を備える、植物処理装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記色情報は前記植物の緑色吸収に関する情報である、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記照射制御部は、緑色吸収がより高い植物に対して、前記紫外光がより高い照射量で照射されるよう制御する、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記照射制御部は、前記紫外光照射部から発出される前記紫外光の照度を制御する、請求項1~3のいずれか1項に記載の装置。
【請求項5】
前記照射制御部は、緑色吸収がより高い植物に対して、より長波長の紫外光が照射されるよう制御する、請求項2、3及び請求項2又は3を引用するときの請求項4のいずれか1項に記載の装置。
【請求項6】
前記照射制御部は、緑色吸収が所定のレベルより低い植物又はその領域に対して、前記紫外光が照射されるよう制御する、請求項2、3、5及び請求項2又は3を引用するときの請求項4のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記紫外光照射部は、光源のアレイ、マトリクス又はクラスタを備えて構成され、
前記照射制御部は、前記色情報に基いて、発光すべき光源を指定する、請求項1~6のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
前記紫外光照射部は、270nm以上290nm以下の波長領域に互いに異なる主ピーク波長を有する2以上の光源を備えて構成され、
前記照射制御部は、前記色情報に基いて、発光すべき光源を指定する、請求項1~7のいずれか1項に記載の装置。
【請求項9】
前記植物の色情報を取得して前記照射制御部に送信する色センサを更に備える、請求項1~8のいずれか1項に記載の装置。
【請求項10】
前記植物保持部は、植物を前記色センサのセンシング領域及び前記紫外光照射部の照射領域に搬送する植物搬送機構の一部を構成する、請求項9に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物を処理する装置、より具体的には植物を紫外光照射処理に付する装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
植物中のフェノール性化合物(例えば、ポリフェノール)は、抗酸化活性、抗菌活性、血圧上昇抑制活性のような種々の生理活性を有することが明らかとなり、近年の健康志向の高まりと相俟って、大いに注目されている。例えば、アントシアニン及びレスベラトロールは抗酸化活性を有することが知られている。
アントシアニンは植物の色付きに関与している。
カンナビノイド(カナビスに含まれるテルペンフェノール化合物)は、医薬品の原材料として用いられている。
【0003】
そこで、植物に含まれるフェノール性化合物を増量させる技術が開発されている。
例えば、特許文献1は、特定波長域(270nm以上290nm以下)の紫外光を照射することにより、植物中のフェノール性化合物を効率的に増量させる方法を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第WO/2018/199307
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の方法を産業的規模で適用するには、多く植物を処理可能であると同時に、個々の植物に対して紫外光を効率的に照射することができる装置の開発が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、第1の観点において、植物を保持可能な植物保持部と、前記植物保持部に保持された植物に向けて、270nm以上290nm以下の波長領域にある紫外光を含む光を照射する紫外光照射部と、水を含んで構成される液体を保持し該液体に前記植物保持部に保持された植物を浸漬する植物浸漬部、又は前記液体を前記植物保持部に保持された植物に向けて噴射する液体噴射部とを備える、植物処理装置(以下、「第1の観点の装置」ともいう)が提供される。
【0007】
本発明によれば、第2の観点において、植物を保持可能な植物保持部と、前記植物保持部に保持された植物に向けて、270nm以上290nm以下の波長領域にある紫外光を含む光を照射する紫外光照射部と、前記植物の色情報に基いて、前記紫外光の照射量、波長及び照射位置の少なくとも1つを制御する照射制御部とを備える、植物処理装置(以下、「第2の観点の装置」ともいう)が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の第1及び第2の観点の装置(以下、まとめて「本発明の装置」とも呼ぶ)によれば、多くの植物を処理可能であると同時に、個々の植物に対して紫外光を効率的に照射することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の観点の方法の実施形態1を示す。
本発明の第1の観点の方法の実施形態2を示す。
本発明の第1の観点の方法の実施形態3を示す。
本発明の第1の観点の方法の実施形態4を示す。
本発明の第1の観点の方法の実施形態5を示す。
本発明の第2の観点の方法の実施形態6を示す。
本発明の第2の観点の方法の実施形態7を示す。
本発明の第2の観点の方法の実施形態8を示す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
<第1の観点の装置>
本発明の第1の観点の装置は、植物を保持可能な植物保持部と、前記植物保持部に保持された植物に向けて、270nm以上290nm以下の波長領域にある紫外光(以下、「特定波長域の紫外光」ともいう)を含む光を照射する紫外光照射部と、水を含んで構成される液体を保持し該液体に前記植物保持部に保持された植物を浸漬する植物浸漬部、又は前記液体を前記植物保持部に保持された植物に向けて噴射する液体噴射部とを備えることを特徴とする、植物処理装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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