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公開番号2024077283
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022189277
出願日2022-11-28
発明の名称テナガエビ幼生の飼育装置
出願人株式会社奥井組
代理人個人,個人
主分類A01K 61/59 20170101AFI20240531BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】飼育水槽内の水温変化を少なくし、飼育水槽内における水の温度分布が生じにくくすると共に、飼育水槽内に強い水流を誘起させることの無いテナガエビの幼生の飼育装置を提供することによって、テナガエビの幼生の死滅を防止し、生存率を向上させることを課題とする。
【解決手段】全壁面を断熱処理したコンテナと、コンテナ内部に設置された飼育水槽と、コンテナ内部に設置された原水槽と、コンテナ内部に設置され、コンテナ内部の雰囲気温度を制御する雰囲気温度制御装置とを備え、温度制御された雰囲気をコンテナ内部に循環させることにより、少なくとも、飼育水槽の水温を一定温度に維持すると共に、飼育水槽内の水温の温度分布を最小化する構成のテナガエビ幼生の飼育装置とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
全壁面を断熱処理したコンテナと、
コンテナ内部に設置された飼育水槽と、
コンテナ内部に設置された原水槽と、
コンテナ内部に設置され、コンテナ内部の雰囲気温度を制御する雰囲気温度制御装置とを備え、
温度制御された雰囲気をコンテナ内部に循環させることにより、少なくとも、飼育水槽の水温を一定温度に維持すると共に、飼育水槽内の水温の温度分布を最小化することを特徴とするテナガエビ幼生の飼育装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
請求項1に記載のテナガエビ幼生の飼育装置において、飼育水槽の上面、側面、下面と、コンテナの壁面との間に、所定の空間を設けることによって、飼育水槽の上面、側面、下面に温度制御された雰囲気が循環可能なように、飼育水槽を配置したことを特徴とするテナガエビ幼生の飼育装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載のテナガエビ幼生の飼育装置において、
前記コンテナが海上コンテナであって、海上コンテナの上面、側面、下面に断熱処理を施したものであることを特徴とするテナガエビ幼生の飼育装置。
【請求項4】
請求項1または2に記載のテナガエビ幼生の飼育装置において、
前記コンテナの下部に車輪を設け、移動可能にしたことを特徴とするテナガエビ幼生の飼育装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、テナガエビ幼生の飼育装置に係り、更に詳細には、テナガエビ幼生の飼育水槽の水温を一定温度に維持すると共に、飼育水槽内の水温の温度分布を最小化することが容易であって、テナガエビ幼生の飼育装置の運転コストを抑えることが可能な装置に係る。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
テナガエビは、河川河口域や、淡水、汽水の湖沼に生息しているエビであって、河川河口域や汽水湖沼で生活しているテナガエビの幼生は、海水の影響を受ける環境で生育する。
【0003】
テナガエビは、産卵された卵から孵化し、プランクトンとして幼生期を送る。 このテナガエビの幼生は、何回も変態を繰り返し、20~25日程度の期間を経て稚エビへと成長する。
【0004】
テナガエビの幼生は、浮遊している餌を捕捉し、沈降したものは捕捉しないことから、テナガエビの幼生の飼育にあたっては、動物プランクトン等を給餌することによって飼育を行なっている。
【0005】
テナガエビの幼生の飼育に当たっては、飼育水温の管理、飼育水槽の塩分濃度の管理、給餌方法、飼育水槽の水質管理など、非常にデリケートな管理手法が必要になる。
【0006】
特に、テナガエビの幼生が生育するに当たって、飼育水槽内の水温の適温範囲は狭く、特に、飼育水槽内の水温変化が大きい場合や、飼育水槽内における水の温度分布に大きな差異が生じるような場合には、テナガエビの幼生の生存率が大幅に低下したり、死滅することもある。
【0007】
また、飼育水槽内の水温を制御するために、調温された水を注入し、飼育水槽内における水の温度分布に大きな差異が生じないようにするために飼育水槽内の水を撹拌する場合もあり、このような場合、飼育水槽内に強い水流を誘起させることになり、この強い水流の影響でテナガエビの幼生の生存率が低下したり、死滅することもある。 このため、飼育水槽内の水温管理とその方法は、テナガエビ幼生の飼育において極めて重要な要素となる。
【0008】
従来、飼育水槽内の水温を制御する方法としては、予め調温された水を飼育水槽内に直接注入したり、あるいは飼育水槽内に配置されたパイプの中を循環させたりすることにより、飼育水槽内の水温の制御を行なっていた。(特許文献1参照。)
【0009】
このような飼育水槽内の水温制御方法を採用した場合、飼育水槽内の水温変化が大きくなったり、飼育水槽内における水の温度分布に大きな差異が生じたり、あるいは飼育水槽内に強い水流を誘起させてしまうことがあったため、テナガエビの幼生の生存率が大幅に低下したり、死滅してしまうという問題があった。
【0010】
更に、飼育水槽内の水から飼育水槽外に熱が流出したり、あるいは飼育水槽外から飼育水槽内に熱が流入するため、飼育水槽内に予め調温された水を頻繁に注入することにより飼育水槽内の水温を維持する必要があり、この調温された水を準備するために多くの電力を要し、テナガエビの幼生の飼育装置の運転コストが増大するという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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