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公開番号2024078829
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191400
出願日2022-11-30
発明の名称魚釣用リール
出願人グローブライド株式会社
代理人個人,個人
主分類A01K 89/015 20060101AFI20240604BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】リール本体を大型化することなく安定したクラッチのON/OFF動作を検知することが可能なクラッチセンサを備えた魚釣用リールを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の魚釣用リールは、リール本体の反ハンドル側の側板に交換可能な電池を収容する電池ボックス30と、クラッチ操作部材15と一体的に移動可能であり、被検知部41を保持した保持部材45と、電池ボックス30内に配設され、移動する被検知部41を検知してクラッチ機構がON状態にあるかOFF状態にあるかを判別する検知センサ40と、を有している。保持部材45は、電池ボックス30の周辺に形成された案内部に係合しており、被検知部41は、クラッチ操作部材15が移動した際、保持部材45と共に案内部に案内されて移動することを特徴とする。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
リール本体の左右側板間に回転自在に支持されたスプールと、
前記スプールを回転駆動するハンドルと、
前記左右側板の内、反ハンドル側の側板に設けられ、交換可能な電池を収容する電池ボックスと、
前記スプールを、フリー回転状態と釣糸巻き取り状態との間で切り換えるクラッチ操作部材を備えたクラッチ機構と、
前記クラッチ操作部材と一体的に移動可能であり、被検知部を保持した保持部材と、
前記電池ボックス内に配設され、移動する前記被検知部を検知して前記クラッチ機構がON状態にあるかOFF状態にあるかを判別する検知センサと、
を有しており、
前記保持部材は、前記電池ボックスの周辺に形成された案内部に係合しており、前記被検知部は、前記クラッチ操作部材が移動した際、前記保持部材と共に前記案内部に案内されて移動する、
ことを特徴とする魚釣用リール。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記案内部は、前記左右側板を構成するフレームに形成されており、
前記保持部材と案内部は、凹凸係合することを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
【請求項3】
前記電池ボックスは、断面円形の外周面を備えており、
前記案内部は、前記電池ボックスの外周面に沿って円形状、又は、円弧形状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の魚釣用リール。
【請求項4】
前記保持部材は、前記被検知部を保持すると共に、前記クラッチ操作部材に連結される保持体と、前記案内部に嵌合して前記保持体と一体化される案内プレートと、を有することを特徴とする請求項3に記載の魚釣用リール。
【請求項5】
前記電池ボックスは、径方向に突出し、前記フレームに設けられた固定部に固定される固定片を備えており、
前記案内プレートは、前記フレームに固定される固定片によって抜け止めされていることを特徴とする請求項4に記載の魚釣用リール。
【請求項6】
前記クラッチ操作部材と前記保持体との連結部分に遊度を設けたことを特徴とする請求項4又は5に記載の魚釣用リール。
【請求項7】
前記被検知部は磁石であり、
前記検知センサは前記電池ボックス内に密封されるホール素子であることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハンドルの巻き取り操作によってスプールに釣糸を巻回する魚釣用リールに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、魚釣用リールとして、リール本体の側板間にスプールを回転自在に支持した両軸受型リールが知られており、このような両軸受型リールには、クラッチ機構をOFFにしてスプールをフリー回転状態にした際、釣糸の放出量(水深)を表示させるカウンター表示機能を搭載したものがある。通常、釣糸の放出量は、スプールの側面に磁石を配設しておき、これをリール本体に設けた磁気センサで検知することで、スプールの回転量を検知し、所定のプログラムに従って算出される。
【0003】
上記した両軸受型リールでは、スプールの回転を検知する以外についても作動部材の動きを検知し、新たな機能を付加したいことがある。この場合、作動部材の変位を検知する検知手段(各種のセンサ)を設ける必要があるが、検知手段をハンドル側の側板内に組み込むことはリール本体の小型化を図る上では支障がある。特に、最近の手巻きタイプの両軸受型リールは、小型化することが望まれているものの、ハンドル側の側板内には、ハンドル軸に設置されたドライブギアからの駆動力を伝達する動力伝達機構、更には、ドラグ機構等が設置されていることから、スペース的に制約があり、検知手段を設置して小型化を図ることは難しい。
なお、本発明では、後述するように、クラッチのON/OFFを検知する検知手段(クラッチセンサとも称する)を配設することを予定しているが、従来、手巻きタイプの両軸受型リール(小型化を図ろうとする両軸受型リール)において、そのようなクラッチセンサを設けようとする技術思想は存在してはいない。
【0004】
従来の両軸受型リールにおいて、クラッチのON/OFFを検知しようとするのであれば、クラッチ操作部材の動作を検知する方法がある。クラッチ操作部材については、スプール後方の左右側板間に、上下動可能に設置された構成が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1に開示されたクラッチ操作部材は、一側がクラッチ機構に連結されているクラッチ操作部材の両側面に凸部を形成し、これを左右フレームに形成された長孔に上下動可能に案内支持された構造となっている。また、特許文献2に開示されたクラッチ操作部材は、一側がクラッチ機構に連結された、いわゆる片持ち支持構造となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特公平3-16087号
実用新案登録第2594912号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記した特許文献1,2に開示されたクラッチ操作部材は、精密な支持構造にすることを目的としたものではないため、ガタ付きや変形などが生じ易い。したがって、クラッチ操作部材の変位を検知するに際して安定した検知能力を確保することができず、誤検知が生じる可能性がある。また、小型化を図ろうとする手巻き式の両軸受型リールでは、そもそもクラッチ操作部材の動作を検知するためにクラッチセンサを設置する、という技術思想がないのであり、従来技術には、リール本体を大型化することなく、安定してクラッチのON/OFF動作を検知する検知手段を反ハンドル側の側板に配設した構成も存在していない。
【0007】
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、リール本体を大型化することなく安定したクラッチのON/OFF動作を検知することが可能なクラッチセンサを備えた魚釣用リールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した目的を達成するために、本発明に係る魚釣用リールは、リール本体の左右側板間に回転自在に支持されたスプールと、前記スプールを回転駆動するハンドルと、前記左右側板の内、反ハンドル側の側板に設けられ、交換可能な電池を収容する電池ボックスと、前記スプールを、フリー回転状態と釣糸巻き取り状態との間で切り換えるクラッチ操作部材を備えたクラッチ機構と、前記クラッチ操作部材と一体的に移動可能であり、被検知部を保持した保持部材と、前記電池ボックス内に配設され、移動する前記被検知部を検知して前記クラッチ機構がON状態にあるかOFF状態にあるかを判別する検知センサと、を有しており、前記保持部材は、前記電池ボックスの周辺に形成された案内部に係合しており、前記被検知部は、前記クラッチ操作部材が移動した際、前記保持部材と共に前記案内部に案内されて移動する、ことを特徴とする。
【0009】
上記した構成では、クラッチ機構のON/OFFに伴ってクラッチ操作部材が移動すると、保持部材に保持されている被検知部が一体的に移動し、電池ボックス内に配設された検知センサがこの移動を検知してクラッチ機構がON状態にあるかOFF状態にあるかが判別される。前記保持部材は、前記電池ボックスの周辺に形成された案内部に係合しており、前記被検知部は、前記クラッチ操作部材が移動した際、前記保持部材と共に前記案内部に案内されて移動することから、被検知部の移動が安定し、検知センサは安定した検知能力を確保することが可能となる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、安定したクラッチのON/OFF動作を検知することが可能な魚釣用リールが得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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