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公開番号
2024066299
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-15
出願番号
2022175793
出願日
2022-11-01
発明の名称
ナノシート積層体膜、燃料電池用固体電解質膜、水電解装置用固体電解質膜、燃料電池、水電解装置及び車両
出願人
国立大学法人 熊本大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
8/1016 20160101AFI20240508BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高出力の燃料電池を製造可能とする燃料電池用固体電解質膜を提供することである。
【解決手段】本発明の燃料電池用固体電解質膜は、ナノシート積層体膜10は、Si-Mg-Al-O系のモンモリロナイトからなり、Naの含有率が2at%以下であるナノシート1が複数積層された自立膜である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
Si-Mg-Al-O系のモンモリロナイトからなり、Naの含有率が2at%以下であるナノシートが複数積層された自立膜である、ナノシート積層体膜。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
Caの含有率が1at%以下である、請求項1に記載のナノシート積層体膜。
【請求項3】
Feの含有率が0at%以上5at%以下である、請求項1に記載のナノシート積層体膜。
【請求項4】
さらに、有機高分子からなる群から選択された1種以上を補強材として含む、請求項1に記載のナノシート積層体膜。
【請求項5】
前記補強材の含有量は、0重量%以上10重量%以下である、請求項4に記載のナノシート積層体膜。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載のナノシート積層体膜からなる、燃料電池用固体電解質膜。
【請求項7】
請求項1~5のいずれか一項に記載のナノシート積層体膜からなる、水電解装置用固体電解質膜。
【請求項8】
請求項6に記載の燃料電池用固体電解質膜を備える、燃料電池。
【請求項9】
請求項7に記載の水電解装置用固体電解質膜を備える、水電解装置。
【請求項10】
請求項8に記載の燃料電池を駆動用電源として備える、車両。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナノシート積層体膜、燃料電池用固体電解質膜、水電解装置用固体電解質膜、燃料電池、水電解装置及び車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
燃料電池は、燃料電極に供給された水素ガスが触媒電極で水素イオンと電子に分かれ、水素イオン(プロトン)が電解質中を移動し、電子が外部回路を通って空気極に移動して酸素と反応して水が生成され、このときに外部回路に移動する電子がエネルギーとして取り出されるものである。燃料電池の出力および安定性向上のために様々な電解質膜が検討されている。
【0003】
例えば、高プロトン伝導性及び安定性を得るためにスルホン酸基を持つフッ素系ポリマーを固体電解質膜として用いる高分子電解質膜が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-81320号公報
特開2018-106957号公報
【非特許文献】
【0005】
J. Electrochem. Soc., 160 F1175 (2013)
Chem. Mater., 33,15, 6068 (2021)
K. Awaya, et al., Chem. Commun., 57,15, 6304 (2021)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
かかる高分子電解質膜には、1)水素透過による発電効率の低下、2)高分子の特徴から高温での使用制限、3)フッ素を使用していることによる環境へ影響、4)価格の問題、など解決しなければならない問題がある。
【0007】
一方、無機材料からなるナノシート(以下、「無機ナノシート」という。)は原子層数層程度の厚みしか持たない2次元材料で、完全ガス遮蔽性、高機械的強度、高耐久性などの特徴を有する。また、無機ナノシートを積層させた無機ナノシート積層体は、層間に様々な物質を保持することができ、無機ナノシート層(ホスト層)と層間物質(ゲスト層)が連続的に相互作用することで、特異的な特徴が発現する。その特徴の中には、1)高ガス遮蔽性、2)高速プロトン伝導性、3)高機械的強度、4)高温耐久性、があり、これは上記のフッ素系ポリマー電解質の問題を解決できる可能性を秘めている。
【0008】
非特許文献1に酸化グラフェン積層膜を固体電解質膜として適用した燃料電池について報告されている。この燃料電池では最大出力は13mW/cm
2
であった。その後、2021年には、酸化グラフェン積層膜を固体電解質膜として適用した燃料電池の最大出力が60mW/cm
2
を得たという報告がなされた。
【0009】
一方、同じく2021年に、非特許文献2に酸窒化物ナノシートの積層膜を固体電解質膜として適用した燃料電池について報告されている。この燃料電池では最大出力は9mW/cm
2
であった。また、同じく2021年に、非特許文献3にシリケートナノシートの積層膜を固体電解質膜として適用した燃料電池について報告されている。この燃料電池では最大出力は60μW/cm
2
であった。
【0010】
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、高出力の燃料電池を製造可能とするナノシート積層体膜、燃料電池用固体電解質膜、水電解装置用固体電解質膜、燃料電池、水電解装置及び車両を提供することができる。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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